目次
1. スニーカーなど布製の靴の洗い方

キャンバススニーカーなどの布製の靴は、手洗い・洗濯機洗いのどちらも可能だ。ダメージを最低限にしたいなら手洗い、スピード重視なら洗濯機がおすすめである。それぞれ、洗い方を解説する。
布製のスニーカーを手洗いする方法
スニーカーなど布製の靴の、手洗いによる洗い方から見ていこう。まずは、泥やホコリを手ではたいて軽く落としておく。次にバケツに水をはって洗濯用洗剤を適量溶かし、1~2時間浸け置きをする。このとき、靴ひもと中敷きは外しておこう。
浸け置きがすんだら、汚れた部分をブラシでこすってキレイにする。靴の内側までしっかりと洗い、汗やにおいを残さないようにしよう。靴用のブラシか、なければ歯ブラシでも代用可能だ。洗い終わったら十分にすすぎ、水気を切ってから風通しのよい場所で陰干しをする。
汚れがひどい場合は漂白剤入りの洗剤を使い、ひと晩浸け置きをしてから洗うと効果的だ。ただし色落ちの危険があるため、色付きスニーカーの場合は事前に目立たない部分で試すか、浸け置き時間を短くするなどの工夫をしよう。また、塩素系漂白剤ではなく酸素系漂白剤を使うことをおすすめする。
浸け置きがすんだら、汚れた部分をブラシでこすってキレイにする。靴の内側までしっかりと洗い、汗やにおいを残さないようにしよう。靴用のブラシか、なければ歯ブラシでも代用可能だ。洗い終わったら十分にすすぎ、水気を切ってから風通しのよい場所で陰干しをする。
汚れがひどい場合は漂白剤入りの洗剤を使い、ひと晩浸け置きをしてから洗うと効果的だ。ただし色落ちの危険があるため、色付きスニーカーの場合は事前に目立たない部分で試すか、浸け置き時間を短くするなどの工夫をしよう。また、塩素系漂白剤ではなく酸素系漂白剤を使うことをおすすめする。
布製のスニーカーの浸け置き洗剤は重曹でも代用可能
布製のスニーカーの浸け置きは、洗濯用洗剤ではなく重曹を使ってもよい。重曹で浸け置きをする場合、洗面台などに45度くらいのお湯をはり、お湯1Lに対して大さじ3杯を目安に重曹を溶かそう。浸け置きの時間は、洗濯用洗剤と同じでよい。
洗濯機を使った布製スニーカーの洗い方
洗濯機で洗う場合も、上述した洗い方と同じくまずは表面の汚れを落として靴ひもと中敷きを外す。次にスニーカーを洗濯ネットに入れ、通常コースで洗濯機を回せばOKだ。靴ひも・中敷きも別のネットに入れて一緒に洗おう。
ネットに入れることで靴と洗濯機の傷みを防げるので、ネットは必ず使うようにしたい。また靴が洗濯槽にぶつかるのを防ぐため水は多めの設定にし、溶け残りを防ぐために液体洗剤を使うことをおすすめする。
ネットに入れることで靴と洗濯機の傷みを防げるので、ネットは必ず使うようにしたい。また靴が洗濯槽にぶつかるのを防ぐため水は多めの設定にし、溶け残りを防ぐために液体洗剤を使うことをおすすめする。
スニーカーなど靴専用の洗濯機もある
スニーカーなど靴専用の洗濯機を設置しているコインランドリーもある。費用がかかる欠点はあるが、乾燥機が付いていることが多いため、自宅で洗うよりも手軽に洗濯と乾燥ができるのが利点だ。近所にスニーカーなど靴専用の洗濯機を備えたコインランドリーがあれば、ぜひ利用を検討しよう。
布製のスニーカーを洗う際の注意点
洗濯機を使ったスニーカーなど布製の靴の洗い方は、素材がダメージを受ける可能性があることを踏まえて、慎重に判断しよう。またキャンバス、帆布など、ナイロン、ポリエステルなどのスニーカーは基本的に水洗いができるが、天然皮革やスエードのスニーカーは水洗いを控えよう。
なおスニーカーの製造メーカーが、水洗いそのものを推奨していないことも多い。劣化や黄ばみといったトラブルを防ぐため、事前にメーカーのホームページなどでお手入れ方法を確認しておくと安心だ。
なおスニーカーの製造メーカーが、水洗いそのものを推奨していないことも多い。劣化や黄ばみといったトラブルを防ぐため、事前にメーカーのホームページなどでお手入れ方法を確認しておくと安心だ。
2. 合皮スニーカー・合皮革靴・合皮パンプスの洗い方

合皮のスニーカーなどの靴も、基本的に手洗い・洗濯機両方の洗い方が可能である。ただし、布製の靴より傷みやすいため、できれば洗濯機は避けて手洗いによる洗い方を推奨する。
合皮スニーカーなどの洗い方
洗い方は上記の「布製スニーカーの洗い方」と同様だが、オシャレ着用の中性洗剤を使う、柔らか目のブラシを使うなどするとダメージを抑えられる。ただし洗剤が残っていると黄ばみなどの原因となるため、すすぎは十分に行うようにしよう。
合皮革靴・合皮パンプスなどは、水洗いするなら洗濯機は使用せず手洗いがよい。ただし合皮でもものによっては劣化の恐れがあるので、傷みが心配なら水には浸けないようにしよう。その場合、専用のクリーナーを使って汚れた部分をこするだけでも効果がある。
合皮革靴・合皮パンプスなどは、水洗いするなら洗濯機は使用せず手洗いがよい。ただし合皮でもものによっては劣化の恐れがあるので、傷みが心配なら水には浸けないようにしよう。その場合、専用のクリーナーを使って汚れた部分をこするだけでも効果がある。
3. スエード製の靴の洗い方

スエード製の靴は、デリケートでシミになりやすく水洗いはできない。そのため、洗い方としてはタオルやスポンジを使って汚れを拭き取るのが一般的だ。
スエード製の靴の洗い方
まずは全体をブラッシングして汚れをある程度落とす。毛並みに逆らうようにブラシを動かすと汚れが落ちやすい。次に濡れたタオルを使って靴全体をまんべんなく湿らせる。スエードは、汚れた部分だけに水を付けるとシミになる危険があるため、全体を湿らせるのがポイントだ。
全体を湿らせたら、濡らしたスポンジに市販のシャンプーを付け軽く泡立てて、靴全体を洗っていく。すすぎの際も水に浸すのではなく、水を含ませたスポンジを使ってしっかりとシャンプーを落とそう。陰干しののち、防水スプレーをかけたら完了だ。ちなみにスエード専用の洗剤も存在するので、洗い方にこだわりたい方にはおすすめである。
全体を湿らせたら、濡らしたスポンジに市販のシャンプーを付け軽く泡立てて、靴全体を洗っていく。すすぎの際も水に浸すのではなく、水を含ませたスポンジを使ってしっかりとシャンプーを落とそう。陰干しののち、防水スプレーをかけたら完了だ。ちなみにスエード専用の洗剤も存在するので、洗い方にこだわりたい方にはおすすめである。
4. 革靴の洗い方

革靴もデリケートなため、洗い方に気を使う素材だ。多少の汚れなら革靴専用のクリーナー&クリームでの手入れで十分だろう。水を使った洗い方をするで洗いたい場合は、水洗いが可能な製品なのかどうか、色落ちを起こさないかどうかをまずしっかり確認しよう。
革靴の洗い方
水洗いの手順は、まずいらない布で表面のワックスを拭き取り、歯ブラシで細かいホコリを落とす。次に、40℃前後のお湯を張ったバケツに靴を浸し全体をさっと洗う。このとき長時間水に浸けないように注意しよう。その後、スポンジと洗剤を使って汚れを落とす。使うのは革靴専用の洗剤かサドルソープ(皮革製用の石鹸)がおすすめだ。
洗い終えたら、いらない布を何枚か使い泡や水分をしっかりと拭き取る。サドルソープなどには革をケアする成分が含まれているため、水ですすぐ必要はない。乾かすときは、シューツリーか新聞紙を丸めて入れて形を整えてから陰干しをする。完全に乾いたら、クリームを塗って仕上げよう。
洗い終えたら、いらない布を何枚か使い泡や水分をしっかりと拭き取る。サドルソープなどには革をケアする成分が含まれているため、水ですすぐ必要はない。乾かすときは、シューツリーか新聞紙を丸めて入れて形を整えてから陰干しをする。完全に乾いたら、クリームを塗って仕上げよう。
5. 洗い方とあわせて知っておきたい靴のお手入れ方法

ここまで、靴の素材別に洗い方を解説してきた。最後は、洗い方と一緒に覚えておきたいスニーカーのお手入れ方法について説明する。
スニーカーのお手入れ方法
防水スプレーをかけておくだけでも汚れの付き具合が変わってくる。靴の素材が防水スプレーOKであれば、ぜひ吹きつけておこう。また、スニーカーのソール部分などはメラミンスポンジで軽く擦るだけでも汚れが落ちる。頑固にこびりつく前にサッと落としておくとよいだろう。
スエードのスニーカーであれば、専用の消しゴムタイプの汚れ落としを持っておくのがおすすめだ。そのほか、スニーカーは湿度の変化によってダメージを受けやすい。靴箱に除湿剤や乾燥剤を入れるなどし、湿気がこもらないように気をつけよう。洗い方とあわせてこうしたお手入れを覚え、大切な靴を長く履き続けよう。
スエードのスニーカーであれば、専用の消しゴムタイプの汚れ落としを持っておくのがおすすめだ。そのほか、スニーカーは湿度の変化によってダメージを受けやすい。靴箱に除湿剤や乾燥剤を入れるなどし、湿気がこもらないように気をつけよう。洗い方とあわせてこうしたお手入れを覚え、大切な靴を長く履き続けよう。
結論
スニーカーなどの靴の洗い方は比較的簡単だが、スエードや革製の靴となるとダメージを与えてしまう危険もあり、丁寧な作業が必要だ。自信がないならクリーニングに出すのもひとつの手である。靴を自分で洗う場合は、メリット・デメリットを考えたうえで挑戦してみてほしい。