1. まな板の雑菌はハイターで除去

漂白に使われるハイターは、まな板の雑菌を除去するために活用できるアイテムだ。まな板が黒ずんでしまうのは、汚れだけでなく黒カビが原因のことも少なくない。そこで、ハイターを使いまな板を浸け置きすることで、消毒しながら黒カビを撃退できる。さらに、ハイターは菌を消毒するだけでなく、まな板から発する嫌な臭いを消す効果もあるため、手入れに欠かせないアイテムといえる。購入しやすくさまざまな掃除シーンに利用できることから、自宅に一つ常備しておくことをおすすめする。
2. 木製まな板の消毒方法には要注意

プラスチック製だけでなく木製まな板を使用する人も多いが、木製まな板にはさまざまな木の種類がある。はたして、プラスチック製と同じ消毒方法でも問題ないのだろうか。結論としては、木製ならではの理由から、同様の処理をしてはいけないケースがありうる。
ハイターに耐えられる処理が施されている木製まな板も存在するため、全てがNGというわけではないが、ハイターを使うとその成分が木の内部に入り込み変色してしまうことも多くある。そこでここからは、木製まな板を清潔に保つための消毒方法について紹介しよう。
ハイターに耐えられる処理が施されている木製まな板も存在するため、全てがNGというわけではないが、ハイターを使うとその成分が木の内部に入り込み変色してしまうことも多くある。そこでここからは、木製まな板を清潔に保つための消毒方法について紹介しよう。
熱湯で消毒
大半の雑菌が1分間75度の加熱で死滅することから、まな板に繁殖している雑菌は熱湯で消毒できる。熱湯消毒する場合、使用後のまな板にすぐかけるのでなく、まずは洗剤で綺麗に洗ってから仕上げにかける。とくに生ものを乗せた後のまな板消毒におすすめで、温度は80度から90度くらいの熱湯でまな板消毒が可能だ。
熱湯処理を実践しても黒ずみなどが残ってしまう場合は、木製まな板の特徴を活かし表面部分を削る方法も効果的だ。消毒ではないが、菌を根本から断ち切れる手段として把握しておこう。
熱湯処理を実践しても黒ずみなどが残ってしまう場合は、木製まな板の特徴を活かし表面部分を削る方法も効果的だ。消毒ではないが、菌を根本から断ち切れる手段として把握しておこう。
3. まな板の消毒に重曹を活用

まな板を清潔に保つための消毒方法に、重曹の活用が挙げられる。重曹は家の中でさまざまな箇所に利用できる便利な掃除アイテムとして知られているが、まな板の消毒にはどのような使い方が適しているのだろうか。ここからは、簡単にできる重曹を使ったまな板の消毒方法を紹介していこう。
まな板に重曹をふりかけて菌の発生を予防
重曹を使ったまな板の消毒方法は、汚れが気になる箇所に重曹をふりかけ、たわしなどで擦るだけと非常に簡単だ。重曹は静菌効果があるため、まな板の菌の増殖を抑えることができる。除菌ができると勘違いしている人も少なくないが、殺菌や除菌効果は持っていない。静菌効果、つまり増殖の予防ができると認識しておこう。
結論
まな板はさまざまな食材を置くため、知らない内に雑菌が繁殖していることも少なくない。そのため、汚いまな板をそのまま使い続けるのではなく、正しい方法で消毒し清潔に保つことが大切だ。重曹やハイターを使い消毒する方法は、さまざまなまな板に使えるが、木製まな板には変色などの危険性があることも忘れずに。熱湯消毒という手軽な方法もあるので、ぜひ習慣化しやすいものを実践してみよう。