1. カバンの収納アイデア

カバンは意外と収納に困るアイテムだ。頻繁に使うものはわざわざしまわなくても構わないが、そうでないカバンはクローゼットや押入れなどに保管しておくことになるだろう。まずは、カバン収納のアイデアをまとめたので参考にしてほしい。
使う頻度が高いカバンは「かける」または「吊るす」収納
仕事で使うカバンなど、使用頻度が高いものは隠してしまうのではなく、壁にかけたりポールに吊るしたりといった収納方法がおすすめだ。スペースが限られている方や、賃貸で壁に細工ができない方などは、ポールを使って吊るすとよいだろう。縦のスペースにカバンや帽子など小物をまとめられるので便利だ。
長期間保管するカバンは「ボックス」または「立てる」収納
一方、しばらく使わないことが決定しているカバンであれば、クローゼットや押入れに収納しよう。その際、ただポンと置いてしまうのではなく、ボックスに入れておくとよい。100均の布製ストレージでも十分だし、オシャレなものがほしい方は無印良品やニトリ、IKEAなどのソフトボックスもおすすめだ。
2. カビを防ぐカバン収納のコツ

頻繁に使うカバンは外に持ち歩く機会も多いので、カビが発生しにくい。しかし、季節モノなどで長らく保管したままにしていると、いざ使おうと思ったときにカビが生えていることがある。トラブルを防ぐため、次のようなコツを押さえておこう。
汚れを落とし、手入れをしてから収納する
カビは、温度や湿度だけでなくバッグについている汚れや皮脂などを栄養分として、繁殖していく。長期間の保存の前にはこれらの汚れをキレイに取り去れば、カビの発生を防げるだろう。
不織布のカバーに入れる
購入時にカバンが入っていたネル地などの袋は、傷を防ぐためには最適だが通気性が悪い。長期保管をする際は、通気性に優れた不織布を使おう。
カバンの中に新聞紙を詰めておく
新聞紙には除湿や型崩れ防止効果が期待できる。インクが気になる方は、タオルで包んでから入れるとよいだろう。
カバン同士の間隔をあける
カバン同士が密着していると風通しが悪く湿気が溜まりやすい。間隔をあけるのもカビを予防する収納のコツだ。ブックスタンドやファイルボックスなどを使うと、1つずつ隙間をあけながら収納できて便利だ。適度に隙間があれば、クローゼットや押入れを換気する際も効率よく空気を通せるため、カビの予防にもつながる。
見せる収納にしてしまう
カバンのカビ予防に適した収納場所は、直射日光が当たらない風通しのよい場所だ。クローゼットや押入れは直射日光は当たらないが、風通しがよいとはいえない。むしろたくさんの洋服や雑貨などで風通しが悪く空気がこもり、湿度も高くなりがちである。
そこで、壁などを使った「見せる」収納方法を選ぶのもひとつの手だ。玄関や廊下、リビングなどの壁にフックを取り付け、カバンをかけて収納するとよい。多くのカバンをかけるのは難しいかもしれないが、厳選すれば可能だろう。オシャレなカバンならインテリアにもなるし、吊るしておけば通気性が保たれ、カビの予防につながる。
そこで、壁などを使った「見せる」収納方法を選ぶのもひとつの手だ。玄関や廊下、リビングなどの壁にフックを取り付け、カバンをかけて収納するとよい。多くのカバンをかけるのは難しいかもしれないが、厳選すれば可能だろう。オシャレなカバンならインテリアにもなるし、吊るしておけば通気性が保たれ、カビの予防につながる。
3. カバンの収納場所のカビ対策も重要

収納場所にカビが生えてしまったら、カバンにも影響を及ぼしかねない。そこで、カバンを収納する場所として考えらえるクローゼットや、押入れのカビ対策も紹介する。
洋服や小物を詰め込みすぎない
クローゼットや押入れにありがちなのだが、洋服やカバンの詰め込みすぎはNGだ。通気性が低下し、カビが発生しやすくなる。スペースがあるとつい収納したくなるかもしれないが、詰め込み過ぎにだけは注意しよう。
汚れたまま・濡れたままのアイテムは入れない
これらもカビの原因となる。濡れた状態のアイテムはクローゼットや押入れ内の湿度を上げてしまうし、汚れはカビの栄養分となってしまうためだ。
こまめに掃除をする
洋服やカバンを出し入れしていると、埃や汚れも溜まってきてしまう。栄養分が豊富にあれば、カビは活発に繁殖する。クローゼットや押入れはこまめに掃除をすることが大切だ。
こまめに除湿や換気をする
もちろん除湿や換気もこまめに行いたい。除湿剤をクローゼットや押入れに置いている方は、一杯になっていないかも忘れずにチェックしておこう。またクローゼットや押入れを閉めっぱなしにしている方は、意識して換気をしよう。
4. カバンの収納におすすめのアイテム3選

最後に、カバンを収納するのにおすすめのアイテムを3つ紹介する。
ニトリ「ジョイントバッグハンガー アコール」
縦に連結しているハンガーだ。ドアに引っかけて見せる収納にもできるし、クローゼットや押し入れの中のバーに引っかけて隠す収納にもできる。
無印良品「壁に付けられる家具・3連ハンガー」
カバンを見せる収納にするのにおすすめなのがこちら。フック1つ2kg、全体で5kgの耐荷重性があり、石膏ボードの壁であればどこでも取り付けできる。
IKEA(イケア)「SKUBB(スクッブ)ボックス」
カバンを長期間保管する際の、ボックス収納に便利なのがこちら。100cm幅で3個並べることができる。持ち手が付いているので、高いところへ置いても出し入れが楽にできる。
結論
カバンにとってのカビは、寿命を縮めてしまうおそれがある大敵だ。大切なカバンをカビから守るには、収納の仕方や場所を工夫することが大切になる。来シーズンもキレイなままのカバンを使えるよう、お伝えしてきたカビを防ぐ収納のコツを実践していただきたい。