目次
- 1. ステンレスシンクのサビを100均アイテムで落とす方法
- 2. ステンレスシンクのサビを重曹で落とす方法
- 3. ステンレスシンクの頑固なサビをハイドロハイターで落とす方法
- 4. そもそもステンレスシンクにサビが発生する原因は?
- 5. ステンレスシンクにサビが発生するのを防ぐ方法は?
- 重曹
- 食器用中性洗剤
- スポンジ(メラミンスポンジでもOK)
- クレンザー(頑固なサビの場合)
- 食器用中性洗剤をスポンジに含ませ、シンク全体の汚れを落とす
- サビの部分に粉末のまま重曹を振りかけ、スポンジで円を描くようにこする
- 流水でよくすすぎ、水気が残らないようにしっかり乾拭きをする
- サビにハイドロハイターを振りかける
- その上から水を垂らし、スポンジなどでこすり洗いをする
- 流水で十分すすぎ、乾いたタオルなどで水気を残らず拭き取ったら完了
- 鉄製品を長く放置しない
- 水気をよく拭き取っておく
- 洗剤や汚れはよく洗い流す など
- ※1:花王|製品カタログ|ハイドロハイター
https://www.kao.com/jp/products/haiter/49641325/
1. ステンレスシンクのサビを100均アイテムで落とす方法

さっそく、シンクのサビの落とし方について紹介していこう。まずはもっともコスパのよい100均アイテムを使った方法からだ。
100均のメラミンスポンジで落とす方法
掃除アイテムの定番でもあるメラミンスポンジは100均で手軽に手に入る。たっぷり水を含ませて軽く絞り、サビの部分を円を描くようにこすろう。軽度のサビならこれだけでも落とせるはずだ。研磨作用があるためゴシゴシ力強くこすると傷つくおそれがあるが、水を絞りすぎないようにすれば強い力でこすらずともサビや汚れを落とせる。
100均の多目的クレンザーで落とす方法
もうひとつ、クレンザーでサビを落とす方法もある。クレンザーにもいろいろな種類があるが、一般的にペースト状のものが多目的クレンザーだ。柔らかい布やスポンジを水で濡らしてギュッと絞り、クレンザーを少量付けてシンクのサビをこすろう。やはり軽度のサビであれば、これで落とせるだろう。無事に落ちたら流水でよくすすぎ、水気が残らないようにしっかり拭き取っておこう。
2. ステンレスシンクのサビを重曹で落とす方法

ナチュラルクリーニングの必須アイテム「重曹」でも、シンクのサビを落とせる。
用意するもの
重曹でサビを落とす方法
以上の3ステップでサビが落とせる。シンクの側面など粉末の重曹が留まらない場所にはペーストを使うとよい。重曹と水を3:1で混ぜて作ったペーストをサビの部分に塗り、しばらく置いてからスポンジでこすれば落とせるはずだ。
それでも残ってしまったときは、重曹ではなくクレンザーを振りかけてメラミンスポンジでこすってみよう。無事に落ちたら、流水でよくすすいで水気をしっかり拭き取れば完了だ。
3. ステンレスシンクの頑固なサビをハイドロハイターで落とす方法

シンクのサビを放置していると、より頑固な「赤サビ」へと変化してしまうことがある。赤サビは重曹やクレンザーでは落としきれないことがあるうえ、ゴシゴシこするとシンクを傷つけてさらなるサビを誘発しかねない。そんなときはハイドロハイターを使ってみよう。
ハイドロハイターとは
ハイドロハイターは粉末の白物衣料専用の洗剤で、薬局やドラッグストアなどの衣料用洗剤コーナーで手に入る。血液や泥汚れなどを落とす力のある「還元系漂白剤」に分類されるアイテムだ。還元系は、酸化したものから酸素を奪いとって漂白する作用がある。したがって、ハイドロハイターにはシンクのサビを落とす効果も期待できるというわけだ。
ハイドロハイターを使ったサビの落とし方
やり方はいたってシンプルだ。この手順で落としてみよう。なお一度でキレイに落とせないときは無理に落とそうとせず、何日かに分けて少しずつ落としていくといったスタンスに切り替えよう。
ただし「衣料用」のため自己責任でご判断を
上述のようにハイドロハイターは衣料用の漂白剤だ。メーカーである「花王」は用途外への使用を推奨していない(※1)。たしかにシンクのサビは落とせるかもしれないが、たとえばほかの金属類に付着して流すのを忘れてしまった場合などは、変色といったリスクを否定できない。紹介したあとで申し訳ないが、あくまで衣料用であることを念頭に、やるかやらないか自己責任でご判断いただきたい。
4. そもそもステンレスシンクにサビが発生する原因は?

ステンレスは一般的にサビに強いといわれている。水回りや調理器具などに多く使われるのはそのためだ。とはいえ「サビが発生しにくい」というだけであり、いろいろな要因でサビが発生することがある。その要因についてもきちんと理解しておこう。
ほかの鉄製品からの「もらいサビ」
シンクの上に空き缶やヘアピン、包丁などの鉄製品を長期間置きっぱなしにしていたら、いつの間にかシンクにもサビができていたという経験はないだろうか?ステンレスはその成分のほとんどが鉄であるため、これらにサビが生じるとシンクにも移ってしまう。「もらいサビ」である。
こすり傷などから水分や汚れが入り込んだ
調理中シンクに硬いモノを落としたり、金属のタワシでゴシゴシこすったりしたときも要注意だ。傷から水分が入り込みサビの原因となる場合がある。傷の深さによってはサビを取り除くのが難しくなるため、表面の傷にも十分気をつけよう。
5. ステンレスシンクにサビが発生するのを防ぐ方法は?

シンクにサビが発生するのを防ぐには、サビの原因を作らないことが大切だ。次のようなポイントに気をつけよう。
シンクのサビを防ぐための心がけ
空き缶やヘアピン、包丁など鉄製品を長く放置しないこと、また使用後は水気を拭き取っておくことが基本的な対策となる。そのほか、油汚れなどはきちんと洗い流しておくこと、塩素系の洗剤などは入念にすすぐことなども、シンクのサビ予防に大切なことなので覚えておこう。
6. ステンレスシンクのサビを落とすのにおすすめのアイテム3選

シンクのサビはメラミンスポンジやクレンザー、重曹などを使って落とすこともできるが、市販のアイテムを使って落とす方法もある。おすすめ商品を紹介しておこう。
日本磨料工業「ピカールケアー」
クリームタイプの金属磨きで、とくにステンレス、つまりシンクへの使用に適している。少量とってスポンジでこするだけでサビをキレイに落としてくれるアイテムだ。
アイオン「ステンレスのサビ・水アカ汚れ落とし」
スポンジタイプのサビ取りアイテム。水に濡らしてこするだけでサビや水垢など頑固な汚れを落としてくれる。より手軽さを求めるのであればこちらがおすすめだ。
允・セサミ「技職人魂シリーズ サビ取り職人」
賃貸物件原状回復のプロが開発したと謳う、金属に優しい中性タイプのサビ取り剤である。サビに反応して紫色になり、流すだけで落ちる状態にしてくれるという。
7. ステンレスシンクのサビは軽度のうちに落として予防しよう

お伝えしてきたように、シンクのサビは意外と簡単に落とせる場合が多い。だが油断して放置してしまうと、サビが広がってしまったり、頑固な赤サビとなったりすることもある。シンクにサビを見かけたら、軽いうちにササッと落としてしまおう。同時に、サビを防ぐための拭き取りなども習慣にしておこう。
結論
シンクにできるサビは、原因さえ理解していれば予防できる。もらいサビや傷などに気をつけて使うように心がけよう。万が一シンクにサビができても、発生しているのは表面であることが多い。本稿で紹介したやり方で丁寧に落とせばキレイになるはずなので、ぜひ試してみてほしい。
(参考文献)
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