1. 種類による炊飯器の違いとは

現在多くの炊飯器が販売されているが、大きくわけて4種類存在している。ここからは炊飯器の特徴を種類別に解説し、違いについても紹介していこう。
IH炊飯器
IH炊飯器は今のトレンドになっている炊飯器である。IHとは「Induction Heating」の略で、電磁誘導加熱を意味する。IH炊飯器は電磁によって炊飯器を加熱してお米を炊きあげるため、全体をムラなく加熱でき、火力も強いのが特徴である。価格が高価なものが目立つが、さまざまなメーカーから販売されており人気のタイプだ。
圧力IH炊飯器
炊飯器の中でも圧力IH炊飯器は最新だ。IH炊飯器に圧力が加わったもので、通常のIH炊飯器と比べてさらに高温でお米を炊くことができるため、より食感や美味しさに違いが生まれる。しかし、圧力IH炊飯器は最新であるため価格も高い傾向がある。お米の味にこだわっている人には人気があり、IH炊飯器以上のもちもちした食感を楽しめるのが特徴だ。
マイコン炊飯器
マイコン炊飯器は従来よく販売されていたタイプだ。熱を発するヒーターが炊飯器の底にあり、下から温めてお米を炊きあげる。熱の温度は決して高くないが、IHや圧力IH炊飯器よりも安い価格で販売されていることが大きな違いだ。しかし、最近では多くのマイコン炊飯器は減少しているため、入手しづらくなっている。
ガス炊飯器
オール電化の影響でIH製品が増えるなかで、ガス炊飯器も販売されている。ガスの直火による高加熱で、かまど炊きのような食感や美味しさを実現できるのが最大の特徴だ。
2. 炊飯器の手入れ方法

炊飯器の手入れでは臭いへの対処が必要だ。内釜を頻繁に洗っていても、それ以外の箇所に溜まった汚れから雑菌が繁殖して、嫌な臭いを発生させる。日々使用する炊飯器は、蒸気によって湿度が高くなり、洗えていない蒸気孔や内蓋の裏などに雑菌が溜まりやすくなるのが悩みのたねだ。定期的な手入れが必要なのだが、そこで活躍するのがクエン酸と重曹だ。では、炊飯器の臭いを除去する方法を紹介しよう。
クエン酸を使った臭いの取り方
炊飯器のアルカリ臭除去には、酸性の性質を持ったクエン酸の効果が期待できる。炊飯器に水を入れてクエン酸を投入し、白米メニューを選択していつも通りお米を炊くように炊飯をスタートするだけと、簡単な方法だ。また、炊飯が終了すると保温のままにせず切り、炊飯器の中に溜まった熱が冷めるまでそのまま放置しよう。
炊飯器内の熱が冷めた頃には、気になっていた臭いがある程度消えているはずだ。臭いが強い時は、水ではなくお湯にクエン酸を混ぜてから炊飯を開始すれば、より高い効果で臭いを消せる。手軽にチャレンジできるため、ぜひ実践してみよう。
炊飯器内の熱が冷めた頃には、気になっていた臭いがある程度消えているはずだ。臭いが強い時は、水ではなくお湯にクエン酸を混ぜてから炊飯を開始すれば、より高い効果で臭いを消せる。手軽にチャレンジできるため、ぜひ実践してみよう。
重曹を使用した臭いの取り方
弱アルカリ性の重曹は酸性臭に効果を発揮する。布もしくはキッチンペーパーを濡らして重曹をつけ、汚れている部分を拭きとる。これだけで酸性臭を簡単に除去できるのだ。汚れが気になる内蓋には数分間キッチンペーパーを貼り付けておくと、炊飯器についた酸性汚れや酸性臭が浮いてくる。家の中のあらゆる場所で活用できるので、重曹を持っていない人はぜひ常備しておこう。
3. 圧力炊飯器は故障しやすい?

圧力炊飯器はマイコン炊飯器と違い、圧力をかけながら釜の温度を高くする。それにより美味しくご飯を炊くことができるが、多くの部品やセンサーが使用されている分、どうしても故障の可能性はあがるだろう。よりおいしく炊き上げるため高性能になっている反面、部品やセンサーが増えて故障の可能性が高くなることを把握しておこう。
結論
炊飯器はあらゆる種類が販売されているが、今は圧力式炊飯器が人気だ。従来のマイコン炊飯器に比べると価格は高いが、お米の炊きあがりには差が生まれる。圧力式炊飯器は故障しやすいかと気になるかもしれないが、きちんと手入れをすれば長く愛用することもできる。美味しくお米を炊くためにも、手入れの方法を把握し定期的に実行しよう。