電子レンジの簡単な掃除術とは？汚れを落とすための手順やコツを公開

掃除に取りかかる前に、まずは用意するものをチェックしておこう。できるだけスムーズに行うには、事前の準備が大切だ。

用意するものは７つ。これらのアイテムを準備しておけば、軽い汚れはもちろん、落としにくい頑固な汚れもスッキリ除去できるだろう。重曹やメラミンスポンジは、100均で販売されているもので構わない。また焦げ落としに使用するプラスチックカードは、不要になったポイントカードや会員カードを利用するといい。

そして、電子レンジを拭き上げる布巾だが、極力使い捨て可能なものをおすすめする。掃除を終えた布巾は、油や焦げが付着し茶色く変色してしまうだろう。できれば捨てても惜しくない、使い古した布巾や厚手のキッチンペーパーを使用してほしい。用意するものがすべて揃ったら、早速掃除に取りかかろう。

準備が整ったら、あとは手順に沿って掃除を進めていこう。今回は、基本的な手順に加え、落としきれない汚れの簡単掃除術も紹介する。まずは基本的な手順を見ていこう。

重曹水を加熱することで、電子レンジ内全体に蒸気が行き渡り、汚れをふやかしてくれるのだ。そのままの状態では落ちにくい汚れも、蒸気と重曹パワーで簡単に取り除くことができる。しかし、長期間掃除していない電子レンジ内には、ふやかすだけでは落ちない汚れもあるだろう。その場合は、次の手順へ進んでほしい。

蒸気の力で落としきれない場合は、重曹ペーストと物理的な手法でキレイに仕上げよう。

不要になったポイントカードなどのプラスチックカードは、こびりついた焦げに有効だ。ヘラのような要領で焦げを削れば、根こそぎ取り除けるだろう。

100均で手に入るメラミンスポンジは、電子レンジ掃除に最適なスポンジである。使い方は、水を含ませたメラミンスポンジで直接こするだけだ。簡単に汚れを落とすだけではなく、柔らかいため庫内を傷付ける心配もないので安心だ。

重曹の濃度を高めた重曹ペーストとラップを使えば、手強いこびり付きもスッキリ取り除くことが可能だ。重曹ペーストは、重曹3に対し水1を混ぜれば完成である。使い方は、汚れに重曹ペーストを塗り、上からラップでパックする。そのまま30分ほど置き、それでもまだふやけない場合は、1時間以上パックしよう。あとはふやけた汚れを拭き取れば完了だ。

電子レンジの簡単掃除術は、注意点もしっかりと押さえておきたい。とくに気を付けたい注意点を2つ挙げる。

視界に入りにくい電子レンジの天井部分の掃除は、うっかり忘れがちな箇所だ。天井にももちろん油や焦げが蓄積している。蒸気で蒸らしたあとは、天井部分も忘れずに拭き上げキレイに仕上げよう。

2つめの注意点は、電子レンジの汚れは放置してはいけないという点だ。汚れをそのままにしておくと、加熱するためのマイクロ波が温めたい食品だけでなく、汚れ部分にも照射され、熱効率が下がってしまう。なかなか温まらないと何度も加熱を繰り返していれば、電気の無駄遣いに繋がってしまうのだ。汚れを発見したら放置せず、その都度掃除するよう心がけることが何よりも大事である。

電子レンジの掃除は、特別な洗剤や道具などを購入しなくても、身の回りにあるもので簡単に汚れを落とすことができるのだ。重曹と水蒸気のパワーを使えば、強くこすることもせずにスムーズに汚れを取り除けるだろう。また頑固な焦げには、不要となったポイントカードやメラミンスポンジなども有効だ。紹介した簡単掃除術で、電子レンジを効率よくピカピカに磨き上げてほしい。