1. 窓サッシの掃除道具

まずは窓サッシを掃除するときの道具について解説する。
窓サッシの掃除に必要な道具
- 使い古しの歯ブラシ
- 掃除機
- ペットボトル
- 雑巾
窓のサッシが汚れるのは砂やほこり、花粉などが原因である。どれも比較的簡単に落とせる汚れなので、基本的には洗剤は不要だ。ペットボトルは最後に汚れを洗い流すのに使用する。100均にはペットボトルのキャップの部分にブラシを取り付け、水を出しながら掃除ができるペットボトルブラシなどの道具もあるので、活用してみるのもよいだろう。
カビが生えているときは漂白剤で落とす
サッシに黒いポツポツとした汚れが付いている場合、カビが発生している可能性がある。とくに冬は、外と室内との温度差が大きいため窓に結露が付きやすく、サッシに溜まった水分に雑菌が繁殖してしまうことがあるのだ。カーテンや部屋の中に広がると、アレルギーなど身体に悪い影響が起きることもあるので、早めに除去しておこう。カビには、キッチン用やお風呂用のスプレータイプの塩素系漂白剤が有効だ。
メラミンスポンジもおすすめ
ドラッグストアや100均で購入できる「メラミンスポンジ」もサッシ掃除におすすめのアイテムである。メラニン樹脂という固い素材が網目状になっているスポンジなので、洗剤を使わなくても水で濡らすだけで簡単に汚れを落としてくれるだろう。
2. 窓サッシの掃除方法

では、窓のサッシ掃除の方法を解説する。窓サッシの掃除は、サッシが乾燥している晴れた日に行うようにしよう。
窓サッシ掃除の方法
- 歯ブラシでサッシの汚れをかき出す
- 掃除機でかき出した汚れを吸う
- 歯ブラシを水で濡らし、掃除機で取れなかった汚れをこする
- ペットボトルで汚れを洗い流す
- 雑巾で水気を拭く
歯ブラシで落とせないような角の汚れは、つまようじや竹串などを使ってかき出そう。メラミンスポンジを使用するときには、掃除機で汚れを取り除いたあとがよい。水分が残ったままではまたカビが発生する原因になるため、最後に水気を拭き取ることも大切だ。
塩素系漂白剤でカビを除去する方法
カビが発生している場合は塩素系漂白剤を使った掃除方法を試してみよう。塩素系漂白剤をしみ込ませたキッチンペーパーをサッシのカビの上から貼り付け、10~15分放置してから拭き取る。ゴムパッキンなどの根の深いカビの場合は、一度で除去できないこともあるので、何度か繰り返して行うとよいだろう。
塩素系漂白剤を使うときには手荒れを防ぐために必ず手袋をし、カビの胞子を吸い込まないようマスクを着けて作業を行おう。
塩素系漂白剤を使うときには手荒れを防ぐために必ず手袋をし、カビの胞子を吸い込まないようマスクを着けて作業を行おう。
3. 窓サッシ掃除の注意点

最後に、窓のサッシを掃除するときの注意点を確認しておこう。
注意点1.はじめから水をかけない
窓サッシに水をかけてから掃除をはじめていた人も多いと思うが、汚れがたまった状態で水をかけると汚れが固まって取りづらくなる。まずは乾いた状態で砂やほこりなどを取り除いておくことが、サッシを効率よく掃除するコツだ。
注意点2.たわしや金属ヘラでこするのはNG
時間が経って固くこびりついた汚れがあっても、たわしや金属などの固いものでこすると傷が付いてしまうのでNGである。水で濡らして汚れをゆるませて落とすようにしよう。
注意点3.窓を取り外すときは2人がかりで
窓や網戸などが重なっている部分もキレイにしたければ、窓を取り外す必要があるが、ひとりでの作業は思わぬ事故につながることもあるので注意が必要だ。取扱説明書で外し方を確認し、必ず2人がかりで取り外すようにしよう。
窓サッシの汚れを防いで掃除をラクに
できるだけサッシの掃除はしたくないというズボラさんは、汚れ防止対策をしておくのも一つの方法だ。サッシの溝にマスキングテープを貼っておけば、マスキングテープをはがすだけで汚れを一気に取ることができる。
結論
今回は窓サッシの掃除方法について解説した。窓サッシの汚れは比較的取りやすいので、洗剤を使わなくても水とブラシで掃除することができる。ただしカビが付いている場合は、塩素系漂白剤を使って除去したほうがよいだろう。そうなる前に早めに掃除するのがおすすめだ。