1. コンロ掃除は重曹がおすすめ

コンロにはさまざまな汚れがこびりついている。掃除に苦労した方も多いだろう。コンロ掃除の手順を解説する前に、汚れの種類や重曹の使い方を理解しておこう。
油
料理中に跳ねた油は、拭き取らなければそのまま残る。酸化やバーナーの熱の影響で樹脂化してしまうこともある。
焦げ付き
吹きこぼれや固まった油汚れなどが焦げ付いてしまったものだ。長期間、コンロ掃除を怠るとできてしまう。
食品
こぼれた調味料、飛び散った野菜などがそのままこびりついたものだ。油などと絡んだり焦げ付いたりして厄介な汚れになる。
その他
ほかにも、水垢や洗剤のカス、カビといったさまざまな汚れが付着している。
重曹の使い方
重曹は粉と液体が売られているが、粉があれば液体も作れるので便利だ。コンロに付いて間もない汚れを掃除するなら液体でいい。スプレーボトルに水100mlと小さじ1程度の重曹を入れてよく混ぜればできあがる。頑固な汚れには、粉をそのまま振りかけよう。
いずれも、汚れに直接かけてから5分程度時間を置くのがコツだ。汚れが浮き上がり、落としやすくなる。
いずれも、汚れに直接かけてから5分程度時間を置くのがコツだ。汚れが浮き上がり、落としやすくなる。
2. コンロ掃除の手順。五徳の焦げもしっかり落とす方法

具体的なコンロ掃除の手順を解説する。五徳の焦げもしっかり落とせる方法なので、掃除の参考にしてほしい。
コンロ掃除の手順
- 五徳
- バーナー
- 天板
コンロ掃除の基本は「汚れがひどいモノから」。汚れを浮き上がらせるには時間が必要だからだ。
五徳
五徳が入る大きな鍋を用意し、水1Lに対して大さじ1の重曹を加えてから五徳を入れて温める。アルミは重曹と相性が良くない。ステンレス製やホーロー製の鍋を選ぼう。沸騰して5分ほど経ったら火を止めて冷ます。直後は五徳が熱いので火傷に注意してほしい。冷めたら古歯ブラシやスポンジで擦って汚れを落とし、最後にしっかり洗い流せばキレイになる。
バーナー
バーナーリングやキャップが取り外せるなら、重曹水に30分程度浸しておこう。その後、古歯ブラシやスポンジで汚れを落とし、水で十分洗い流す。リングやキャップが外せないコンロなら、重曹水を染み込ませた雑巾やスポンジで拭き上げるか、スプレーして拭き取ろう。
天板
重曹の粉を満遍なく振りかけ、15分ほど置いてからしっかり拭き取る。天板がコーティングされている場合、硬いスポンジを使ったり擦りすぎたりすると剥がれてしまうことがあるため注意が必要だ。以上が、基本的なコンロ掃除の流れと部位ごとの手順だ。重曹は拭き残しがないよう、十分に気をつけたい。
3. コンロ周りやキッチン壁を掃除する際のポイント

コンロ周りもついでに掃除すると効率的だ。壁は直接重曹をスプレーしてもいいが、不要になったポイントカードやクレジットカードをハサミでカットし、断面の鋭さを使って汚れを傷つけてからのほうが掃除しやすい。
またコンロの天板と同じようにコンロ周りを掃除する際も、フッ素コートなどを施してある場合は強力なアルカリ性洗剤は控え、重曹水程度に留めておこう。コンロ周りの頑固な汚れはついゴシゴシ擦りたくなるが、コーティングが剥がれる原因になるため、柔らかいスポンジ、薄めの洗剤で掃除しよう。
またコンロの天板と同じようにコンロ周りを掃除する際も、フッ素コートなどを施してある場合は強力なアルカリ性洗剤は控え、重曹水程度に留めておこう。コンロ周りの頑固な汚れはついゴシゴシ擦りたくなるが、コーティングが剥がれる原因になるため、柔らかいスポンジ、薄めの洗剤で掃除しよう。
4. コンロ掃除を楽にする日々のお手入れ

最後に、コンロ掃除を楽にする日々のお手入れについて触れておく。重曹スプレーはちょっとした汚れに使えるので、ぜひ常備しておきたい。コンロ天板などの多少のこびりつき程度なら、台所用中性洗剤を水で希釈したものを布やキッチンペーパーに含ませて掃除してもいい。コンロはとにかく汚れを長期間放置しないことが大切だ。できれば毎日が理想だが、せめて週1程度は掃除しておくことをおすすめする。
結論
コンロは重曹を使えばだいぶ楽に掃除できるはずだ。だが、長期間放置してしまった場合はコンロにこびりついているので、ここで紹介したような方法で時間をかけて掃除しよう。コンロの素材などにも注意しながら、コンスタントに掃除できる習慣を身につけたい。