1. 窓ガラス掃除は汚れの違いを知るところから

窓ガラスの汚れは内側と外側で質が違う。掃除するならまずは汚れの違いを把握しよう。
窓ガラスの内側の汚れ
窓ガラスの内側には手垢や皮脂汚れ、家の中のホコリ、キッチンに近いところでは油汚れも付着している。ホコリなどは落としやすいが、皮脂やヤニ、油汚れなどと混ざることで、掃除しても簡単には取れにくくなる。
窓ガラスの外側の汚れ
窓ガラスの外側には排気ガスや花粉、黄砂、泥、雨による水垢、空気中を浮遊しているホコリなどが付着している。雨や風の影響で網戸に付着していた汚れが窓ガラスについてしまうこともある。
汚れの性質と効果的な洗剤
手垢や皮脂、油汚れなどは酸性だ。落とすにはアルカリ性の洗剤が効果的。一方、水垢などはアルカリ性。酸性洗剤で中和すると落としやすくなる。掃除しても汚れが残ってしまう場合、汚れの種類によって洗剤を変えることも検討しよう。具体的には後述する。
2. 窓ガラス掃除の基本と3つのコツ

窓ガラス掃除の基本アイテム
- 窓ガラス用ブラシ(ペンキ用などのハケもOK)
- 窓ガラス用洗剤
- 雑巾(2枚)
以上を揃えよう。まずはブラシで窓ガラス表面の汚れを落とす。乾いた状態でやるのがコツだ。次に洗剤をかけるのだが、このとき窓ガラスに直接吹き付けるのではなく、雑巾に含ませよう。窓ガラスにかけると、掃除中に垂れてきて跡が残ってしまうことがある。
拭き方は上から下へ「横長のコ」を描くように隙間なく拭いていく。汚れたら面を変えるのも忘れずに。最後に乾いた雑巾で乾拭きしよう。
拭き方は上から下へ「横長のコ」を描くように隙間なく拭いていく。汚れたら面を変えるのも忘れずに。最後に乾いた雑巾で乾拭きしよう。
窓ガラス掃除の3つのコツ
天候、順番、範囲。この3つを正しく把握しておこう。まず天候だが、乾きやすい晴れた日より、曇りの日がおすすめだ。雨上がりの湿度が高いタイミングも、乾燥しているときより汚れが落としやすい。
次に順番だ。窓ガラスの汚れは外側から先に行うと、キレイになっているかどうか確認しやすい。何度も出入りしなくて済むため、ホコリが部屋に入るのを防ぐこともできる。
最後に範囲。一気に掃除したいからといって、先に洗剤がついた雑巾ですべての窓を拭くことは避けよう。一枚ずつ、洗剤が乾ききる前に素早く、確実に行うことがポイントだ。
次に順番だ。窓ガラスの汚れは外側から先に行うと、キレイになっているかどうか確認しやすい。何度も出入りしなくて済むため、ホコリが部屋に入るのを防ぐこともできる。
最後に範囲。一気に掃除したいからといって、先に洗剤がついた雑巾ですべての窓を拭くことは避けよう。一枚ずつ、洗剤が乾ききる前に素早く、確実に行うことがポイントだ。
3. 窓ガラス掃除を簡単にする洗剤を使わない方法

洗剤を使わなくても簡単に汚れを落とせる方法がある。
新聞紙
ゴム手袋とぬるま湯を一緒に用意しよう。新聞紙を程よく丸めてぬるま湯で濡らしたら、上から下に拭いていく。インクに含まれる油成分が汚れを分解してくれる。キレイになったら、乾いた新聞で拭き上げよう。
ストッキング
履かなくなったストッキングは窓ガラス掃除で大活躍する。ストッキングの中に手を入れるか、雑巾を入れて拭き取ろう。ストッキングは網目が細かく静電気を発するため、窓ガラスに付着した汚れが取りやすい。
スクイージー
T字のワイパー。100均などで手に入る。短め(25cm程度のもの)がおすすめだ。窓ガラスを水でしっかり濡らして上から下に、左から右に汚れを掻き取っていこう。最後、左右どちらかに溜まった汚れは上から下に落として乾拭きをすればキレイになる。
重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸
酸性の汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダが、アルカリ性の汚れにはクエン酸がおすすめだ。雑巾に含ませて汚れを落とし、最後は乾拭きしよう。掃除したのにどうしても汚れが残ってしまう場合、最初に解説した汚れの質に合うアイテムを選んでいただきたい。
結論
窓ガラスの掃除がうまくいかないという方は、ぜひ参考にしてほしい。なお、掃除の頻度は半年に1回程度を目安にするといいだろう。窓ガラスの内側をスクイージーで掃除する場合、吹きかけた水が床に垂れてしまわないようタオルを敷いておくことをおすすめする。