1. スラックスのアイロンがけは簡単!順番を覚えよう

スラックスのアイロンがけは、ジャケットなどと同じように形を整えるために行う。ただし、順番が重要だ。やり方を間違えると生地を傷めてしまうこともある。まずはアイロンがけの基本をマスターしよう。
スラックスのアイロンがけの順番
- 腰回り
- 膝
- 裾
- 折り目
まず、腰回りにアイロンをかける。ファスナーを開けて、アイロン台にスラックスを穿かせるイメージでセットしよう。当て布をし、後ろ→前の順にかけていく。ヒップ側は、滑らせるより軽くプレスするようにするのがコツだ。ファスナーやボタン、ポケットなどがあるため、慣れるまで意外と難しいかもしれない。その場合は無理しなくていい。失敗するとシワになるかもしれない。
膝は片足ずつかけてたるみを取る。縫い目を合わせて台に置き、アイロンを気持ち浮かせ気味にして、螺旋を描くようにスチームを当てていこう。裾をアイロンがけする際は、スラックスが動いてしまわないようにしっかり押さえる。股下くらいまで一気にプレスして、おおよその折り目を決めていく。その折り目に沿って、前後しっかりと折り目を付けたら完成だ。
シワが取れにくい場合は、霧吹きなどで濡らしてからアイロンがけしよう。
膝は片足ずつかけてたるみを取る。縫い目を合わせて台に置き、アイロンを気持ち浮かせ気味にして、螺旋を描くようにスチームを当てていこう。裾をアイロンがけする際は、スラックスが動いてしまわないようにしっかり押さえる。股下くらいまで一気にプレスして、おおよその折り目を決めていく。その折り目に沿って、前後しっかりと折り目を付けたら完成だ。
シワが取れにくい場合は、霧吹きなどで濡らしてからアイロンがけしよう。
2. スラックスのアイロンがけで大切な6つのポイント

スラックスのアイロンがけの6つのポイントを解説する。
温度
スラックスは高温にしすぎなくても意外とシワが取れる。タグの洗濯表示を確認し、温度はきちんと守るように心がけよう。低温は110〜130℃、中温は140〜160℃、高温は180〜200℃前後が目安だ。
力加減
力を入れすぎると生地を傷めたり余計なシワができたりする。力任せにプレスするのではなく、軽く体重をかける程度がベストだ。
スチーム
スチームと熱でしっかりテンションを与えながら形を整えていく。別途、霧吹きは用意しておこう。なお、初心者の場合、慣れるまでスチームを使わないドライアイロンのほうがやりやすいこともある。
かける順番
繰り返しになるが、スラックスのアイロンがけは順番が大切だ。キレイな折り目を作るためにも、前述した順番は守ってほしい。
当て布
スラックスはテカりやすい。必ず当て布を使おう。低温に当て布だとしっかりシワが伸びてくれるか心配になるかもしれないが、低温が推奨される素材は伸びやすいので問題ない。当て布は薄い綿(ハンカチ)などで十分だ。
頻度
確かに折り目がピシッと決まったスラックスはカッコいい。だが、スラックスはデリケートだ。頻繁にアイロンがけしてしまうとテカりなどの原因になる。毎日かけたいところだが、週2〜3回程度を目安にしよう。
3. スラックスにアイロンで折り目を付けたいときの裏ワザ

しばらくアイロンがけをせず、折り目が曖昧になってボテっとしてしまった場合、スラックスの折り目を復活させるアイロンがけの裏ワザを知っていると便利だ。
まず、スラックスの内股と外脇の縫い代をピッタリ合わせる。もちろん股上から裾までだ。次に、当て布をしながら縫い代の部分を軽くアイロンがけしていく。プレス位置が定まったところでスチームを使い、折り目をしっかり付けることを意識しながらアイロンをかける。反対側も同じ要領で行おう。
決して難しくないので、スラックスの折り目が消えかけてボテっとしてきたときに試してみてほしい。
まず、スラックスの内股と外脇の縫い代をピッタリ合わせる。もちろん股上から裾までだ。次に、当て布をしながら縫い代の部分を軽くアイロンがけしていく。プレス位置が定まったところでスチームを使い、折り目をしっかり付けることを意識しながらアイロンをかける。反対側も同じ要領で行おう。
決して難しくないので、スラックスの折り目が消えかけてボテっとしてきたときに試してみてほしい。
結論
スラックスは折り目が決まっているとカッコいいが、あまりアイロンをかけすぎるとテカりの原因になってしまう。また、正しい順番でアイロンがけすることがスラックスをキレイに仕上げるコツだ。今回解説した6つのポイントを頭に入れて、ぜひスラックスのアイロンがけをマスターしてほしい。