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発泡スチロールの正しい捨て方は不燃ゴミでもOK?

発泡スチロールの正しい捨て方は不燃ゴミでもOK?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年6月25日

発泡スチロールは資源ゴミか可燃ゴミとして回収している自治体が多い。しかし、諸事情があって発泡スチロールを不燃ゴミとして出したいと考えている人や、むしろ、不燃ゴミとして出したほうがよいのではないかと考える人もいるだろう。そこで今回は、発泡スチロール容器は不燃ゴミとして出せるのか、不燃ゴミとして出す際の注意点、発泡スチロール容器を不燃ゴミとして回収している自治体や捨て方について解説する。

  

1. 捨て方としてはあり!発泡スチロール容器は不燃ゴミとしても分別できる

発泡スチロール容器を不燃ゴミとして出す捨て方はありかなしかでいえば、ありである。それは、発泡スチロール容器を不燃ゴミとして回収している自治体があることからもうかがい知れよう。しかし、資源ゴミか可燃ゴミとして回収している自治体のほうが圧倒的に多いことも忘れてはならない。なぜ、多くの自治体が発泡スチロール容器の捨て方として資源ゴミや可燃ゴミを選んでいるのかといえば、以下のような理由が挙げられる。

1. エコの観点から

ゴミの最終処分場、すなわち、ゴミの埋め立て地がいっぱいになってきているという問題が日本各地で起こっている。そのため、日本ではゴミの量を減らすために資源有効利用促進法が施行され、リサイクルできるものについては資源ゴミとして回収することが推奨されるようになった。

また、燃やすことができるゴミはできる限り可燃ゴミとして回収し、焼却してより小さくしてから最終処分場に持ち込んだ方が、不燃ゴミとしてそのまま最終処分場に運ぶよりもエコである。発泡スチロール容器についても、資源ゴミとして回収するか、それが叶わなくても可燃ゴミとして回収したほうがエコなのだ。

2.燃やしても有害物質が出ないから

発泡スチロールの主成分は炭素と水素である。そのため、燃やして発生するものといえば二酸化炭素と水くらいのもので、ダイオキシンなどの有害物質が発生することはない。不完全燃焼を起こしてしまった場合には一酸化炭素が発生するが、設備が整っている焼却施設で不完全燃焼が起こることはほぼ考えられない。そして、先にも述べた通り、最終処分場には焼却してより小さくしてから埋め立てたほうがエコである。これらの理由から、多くの自治体では発泡スチロール容器を可燃ゴミとして回収しているのだ。

発泡スチロール容器は不燃ゴミとして分別してもよい。しかし、環境保全の観点からいえば、やはり発泡スチロール容器は資源ゴミか可燃ゴミに分別したほうがよいだろう。このことについてよく考えたうえで、発泡スチロール容器の分別方法を決めてほしい。

2. 発泡スチロール容器を不燃ゴミとして捨てる際の捨て方の注意点

発泡スチロール容器を不燃ゴミとして捨てる場合、以下の3つの点に注意したい。

1. 生ゴミなどが付着していないか

食品が入れられていた発泡スチロール容器を不燃ゴミとして捨てるのであれば、生ゴミが付着していないかチェックしてほしい。生ゴミが付着したままの発泡スチロール容器をゴミ捨て場に出すと、悪臭をまき散らして近隣住民に迷惑をかけてしまう。食品トレーとして使われていた発泡スチロール容器はよく洗ってから捨てよう。

2.袋の口はしっかり閉まっているか

大きな発泡スチロール容器を小さく解体して袋に入れて捨てる場合、袋の口がしっかり閉まっているかをチェックしよう。袋の口が開いていた場合、細かいゴミがゴミ捨て場に散らかってしまうことがある。また、発泡スチロール容器を袋に無理矢理詰め込むと袋に穴があいてしまうこともあるので注意しよう。

3. 風で飛んでいかないように注意する

発泡スチロール容器はとても軽い。そのため、発泡スチロール容器だけを詰めたゴミ袋は風で飛ばされてしまうことがある。発泡スチロール容器だけを詰めたゴミ袋をゴミ捨て場に置くときには、風で飛ばされないようにしっかりネットをかけたり、ほかのゴミの下に置いたりするように心がけよう。

3. 発泡スチロール容器を不燃ゴミとして回収している自治体と捨て方

発泡スチロールを不燃ゴミとして回収している自治体もあるが、発泡スチロール容器をできる限り資源ゴミとして回収するとしたうえで、汚れが落としにくいものや汚れがひどいものについては可燃ゴミとして出しても不燃ゴミとして出してもよいとしている。さらに、発泡スチロール容器を不燃ゴミとして出す場合、透明もしくは半透明の袋に入れて出すよう指示しているようだ。

自分の自治体が発泡スチロール容器を不燃ゴミとして回収しているかどうかは、自治体のホームページで確認したり電話で直接問い合わせたりすれば知ることができる。発泡スチロール容器を不燃ゴミとして出したいと考えている場合、いずれかの方法で捨て方を確認しておくとよいだろう。

結論

資源ゴミや可燃ゴミとして回収することが推奨されている発泡スチロール容器だが、不燃ゴミとして捨てることも可能である。また、岩手県盛岡市など一部の自治体では、不燃ゴミとしての回収も行っている。ただ、捨て方にはいくつかの注意点がある。最低限のマナーとルールを守ったうえで、発泡スチロール容器を不燃ゴミとして出すように心がけよう。
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  • 公開日:

    2019年11月16日

  • 更新日:

    2021年6月25日

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