1. 網戸掃除に使う道具

ラクに網戸掃除をするコツは、まず乾いた状態で砂やほこりを取り除くことである。その後、網戸を取り外せる場合は水洗い、取り外せない場合は水拭きをする。ここでは網戸掃除に使う道具について解説する。
砂やほこりを取り除くのに使う道具
網戸用ブラシ
網戸掃除専用のブラシが販売されている。網戸の網目に入り込むような毛の細いブラシであれば代用することも可能だ。
フローリングワイパー
フローリング掃除用のフローリングワイパーを使って網戸を掃除することもできる。柄の部分が伸縮するタイプは短くしたほうが作業しやすい。
掃除機×新聞紙
掃除機を網戸に当てても空気が抜けてしまってうまく汚れを吸い取ることができないので、裏面に広げた新聞紙を貼り付けた状態で掃除機をかけるとよい。
網戸を外さずに水拭きするときの道具
メラミンスポンジ
洗剤がなくても水で濡らすだけで使えるメラミン樹脂製のスポンジ。100均でも購入できる。
- バケツ
- 雑巾
網戸を外して水洗いするときの道具
スポンジ
食器洗い用かお風呂掃除用のスポンジを用意する。
中性洗剤
食器洗い用の中性洗剤、またはスプレー式の掃除用中性洗剤を用意する。網戸掃除用の洗剤を使うのももちろんOKだ。
- ホース
- 雑巾
2. 網戸掃除の方法

次に網戸掃除の具体的な方法について解説しよう。まずはブラシやフローリングワイパー、掃除機などを使って砂やほこりを取り除く。はじめから水をかけてしまうと、本来はすぐ取れるはずの軽い汚れが泥状になり取れにくくなってしまうので注意が必要だ。水洗いする場合と水拭きする場合の掃除の手順は以下の通りだ。
網戸を外さずに水拭きする方法
- メラミンスポンジに水を含ませてかたく絞る
- メラミンスポンジで網戸の内側と外側をこする
- 水で濡らした雑巾で網戸の内側と外側を拭き取る
- 下に落ちたスポンジのカスを取り除く
スポンジが汚れたらバケツの水で洗い、スポンジが小さくなったら新しいものに交換しながら両面を掃除しよう。
網戸を外して水洗いする方法
- 外した網戸にホースで水をかける
- 中性洗剤を網戸に直接スプレーするか、スポンジに含ませて、内側と外側をこする
- ホースの水で泡を洗い流す
- 乾いた雑巾で全体の水分を拭き取る
中性洗剤がまんべんなく行き渡るように、はじめに全体に水をかけてから洗剤を付けるようにしよう。頑固な汚れのときには洗剤を付けて少し時間を置き、汚れを浮き上がらせてから掃除するとよい。
3. 網戸掃除をするときの注意点

最後に網戸掃除をするときに気を付けるべき注意点について確認しよう。
注意点1.力を入れすぎない
網戸は強い力がかかるとたわんだり破れたりする恐れがあるため、力を入れすぎないように注意が必要だ。スポンジでこするときや雑巾で拭くときには、反対側の面に雑巾を当て、両サイドから挟むように掃除すると力が入れやすい。
注意点2.くもりの日に掃除する
掃除は晴れた日にするのがいいというイメージだが、窓掃除に限っては曇りの日に行うのがオススメである。晴れた日だと水分が蒸発しやすく網戸がすぐに乾燥してしまうためだ。また、湿気の多い日のほうが汚れがゆるんで落としやすいので、スムーズに掃除できるだろう。
時期は5月と9~10月がおすすめ
網戸掃除を年末の大掃除のタイミングでしている人も多いのではないだろうか。しかし9~10月にかけてのほうが湿度も気温も高いため、より掃除がしやすいだろう。台風シーズンが過ぎた時期なので汚れがゆるんでいるというメリットもある。また、花粉の時期が終わり、窓を開ける頻度が増える5月頃にも1度掃除をしておくのがおすすめだ。
網戸に汚れを付きにくくする方法
窓用の結露防止スプレーを網戸にも吹きかけておくと、汚れが付きにくくなるため、網戸掃除をよりラクにすることができる。洗濯用の柔軟剤を水に溶かし、絞った雑巾で網戸を拭くのも汚れ防止に効果的だ。
結論
今回は網戸の掃除方法について解説した。ポイントはまず乾いた状態で網戸の網目に詰まったほこりを落とすことだ。その後外せるものは中性洗剤で水洗いし、外せない場合はメラミンスポンジでこすって掃除をする。ブラシやフローリングワイパーでほこりを落とす作業はそれほどの手間ではないので、網戸掃除をラクにするためにも普段から習慣にしてみてはいかがだろうか。