1. カビキラーでシャワーヘッドの掃除をするときの注意点
カビキラーはジョンソン株式会社から発売されているスプレータイプのカビ取り剤だ。次亜塩素酸ナトリウムを主成分としている塩素系漂白剤なので、取扱いには十分気を付けてほしい。まずはカビキラーでシャワーヘッドの掃除をするときの注意点を解説していこう。
注意点1.シャワーヘッドの取扱説明書を確認する
メーカーによって異なるが、シャワーヘッドは使用できる洗剤が制限されていたり、つけ置き洗いが禁止されていたりする商品が多い。中にはカビキラーのような塩素系漂白剤でシャワーヘッドの素材が傷んでしまうこともあるので、使用する際は必ず取扱説明書に目を通すことが必要だ。
注意点2.酸性洗剤と一緒に使わない
カビキラーを使うときに最も気をつけてほしい注意点が、酸性の洗剤を一緒に使わないことだ。塩素系漂白剤と酸性洗剤は組み合わせて使用すると有毒なガスが発生してとても危ない。もしシャワーヘッドの黒ずみの他に水垢汚れが気になるのであれば、先に酸性洗剤で掃除を行い、よく水で流してからカビキラーを使うといいだろう。なお、クエン酸や酢などもカビキラーとの相性が悪いので、絶対に同じタイミングで使用しないように気を付けてほしい。
注意点3.換気を必ず行ってシャワーヘッドを掃除しよう
カビキラーを使うときは塩素ガスが発生するため、換気を十分に行うことが必要だ。窓や扉を開けたり、浴室の換気扇をまわしたりして、風通しの良い環境でシャワーヘッドの掃除を行っていこう。
2. カビキラーでシャワーヘッドの掃除をするときに用意するもの
カビキラーで掃除を行う際は、シャワーヘッドが外れるかどうかによって用意するものが変わってくる。まずは自宅のシャワーヘッドが外れるか確認してから以下の道具を用意してほしい。
シャワーヘッドが外せるときに用意するもの
- カビキラー
- 手袋
- シャワーヘッドが密閉できる袋
シャワーヘッドが外せないときに用意するもの
- カビキラー
- 手袋
- マスク
- 洗面器
カビキラーは皮ふに付くと肌荒れを起こしやすいので、必ず手袋を用意してから行ってほしい。また可能であれば、目を保護してくれるゴーグルや眼鏡を用意しておくのもおすすめだ。
3. シャワーヘッドの掃除に使うカビキラーのプッシュ量とお手入れ方法
シャワーヘッドが外れるかどうかで異なるのは用意するものだけではない。カビキラーのプッシュ量やお手入れ方法も違ってくるので、間違えないように注意しながら掃除を行っていこう。
シャワーヘッドが外せる場合の掃除方法
- シャワーヘッドがすっぱり覆いかぶさるぐらいのぬるま湯を袋に溜める。
- ぬるま湯を溜めた袋にカビキラーを入れよう。濃度が濃いとシャワーヘッドの素材が傷みやすいので、使用量は2~3プッシュを目安にするといいだろう。
- シャワーヘッドを漬け込み、袋をしっかり閉める
- 約1時間シャワーヘッドをつけ置きする
- 袋からシャワーヘッドを取り出して洗い流したらお手入れ完了だ。シャワーヘッドにカビキラーが残らないように十分洗い流そう。
シャワーヘッドが外せない場合の掃除方法
- シャワーヘッドを入れた洗面器にぬるま湯を溜める。ぬるま湯の量はシャワーヘッドが隠れるぐらいを目安にしよう。
- ぬるま湯を溜めた洗面器にカビキラーを入れる。洗面器でつけ置きをする場合は2~3プッシュでは足りないので、その倍の量のカビキラーを入れるのがおすすめだ。5~6プッシュが丁度いい量といえるだろう。
- 洗面器でのつけ置きは短時間でOKだ。5分~10分程度で汚れが浮き上がってくるので、洗面器のぬるま湯が濁ってきたらシャワーヘッドを取り出そう。
- シャワーヘッドにカビキラーが残らないようにしっかり洗えばお手入れ完了だ。
結論
カビキラーは洗浄力が高い洗剤なので、なるべく最終手段として使ってほしい。重要なのは黒ずみができないように、定期的にシャワーヘッドの掃除を行っておくことだ。乾いた布で拭いたり、針で目の部分を掃除したりするだけでもカビの発生を防ぐことができるので、日々こまめにお手入れを行っていこう。