1. シャワーヘッドの掃除で重曹を使うときに用意するものは?

用意するもの1.クエン酸
重曹は手垢や皮脂など、酸性の性質を持つ汚れに強い。しかしシャワーヘッドの汚れの正体は、主に皮脂・水垢・石鹸カスの3つだ。水垢と石鹸カスはアルカリ性の性質を持つため、重曹だけで汚れを落とすのはなかなか難しい。そこで重曹と一緒に用意してほしいのがアルカリ性の汚れに強いクエン酸だ。この2つは組み合わせて使用することでシャワーヘッド以外の掃除にも役に立つ。100均などでも購入できるので、是非自宅に用意しておこう。
用意するもの2.水またはお湯
重曹を使ってシャワーヘッドをする際は、粉末を溶かすための水も必ず用意してほしい。おすすめは42℃前後のお湯を使うことだ。水の温度が高いと、重曹がよく溶ける上に洗浄効果も高くなる。シャワーヘッドの汚れがひどい場合は、なるべくあたたかいお湯を用意して掃除しよう。
用意するもの3.洗面器またはバケツ
重曹でシャワーヘッドの汚れを落とす場合はつけ置きが必要となるため、洗面器またはバケツを用意しておこう。できればシャワーヘッドがすっぽり入る深めのものがおすすめだ。シャワーヘッドが分解できる場合はポリ袋などを代用してもいいだろう。
2. シャワーヘッドの掃除に使う重曹の量やお手入れ方法は?

重曹を使ったシャワーヘッドのお手入れ方法は以下の2パターンある。
- クエン酸と一緒につけ置き洗いする方法
- クエン酸と一緒にパックする方法
今回はより手軽に行うことができるつけ置き洗いの方法について解説していこう。
掃除方法
- シャワーヘッドがすっぽり隠れる容器にお湯を溜める。
- 溜めたお湯に重曹とクエン酸を加えていこう。なお、このとき気をつけたいのが、重曹とクエン酸の分量だ。酸性またはアルカリ性のどちらかが濃すぎるとしっかり洗浄が行えないため、分量は適当に入れずにきちんと測って加えよう。目安量としては、お湯2Lに対しクエン酸を50g、重曹を大さじ2が好ましい。
- シャワーヘッドを容器に入れて1~3時間程度つけ置きする。このとき重曹とクエン酸が混ざって発砲した泡がシャワーヘッドの汚れを浮かせてくるはずだ。汚れがある程度浮いてきたのを確認したら、シャワーヘッドを容器から取り出そう。
- シャワーヘッドを取り出したら、あとは水でしっかりすすげばお手入れ完了だ。
3. 重曹を使ってシャワーヘッドの掃除をする際の注意点

注意点1.肌が敏感な人はゴム手袋を着用しよう
前述でもお伝えしたように、重曹は溶かすお湯の温度が高いほど洗浄効果が増す。しかし、暑いお湯は同時にアルカリ性の濃度も強くなってしまうので注意が必要だ。肌が敏感な人は、シャワーヘッドを掃除する際にゴム手袋を着用して肌荒れを防ぐ対策をとっておこう。
注意点2.重曹を使う前はシャワーヘッドの取扱説明書を要チェック
シャワーヘッドの中にはクレンザーや磨き粉など、粒子が荒い洗剤は使用不可となっている商品が多数ある。そういったシャワーヘッドの掃除に重曹を使うと、ヒビ割れを起こしたり、破損したりする恐れがあり大変危険だ。そのため重曹を使ってシャワーヘッドを掃除する際は、必ず取扱説明書に記載されている注意点に目を通すように気をつけてほしい。
結論
重曹とクエン酸を使った掃除は、シャワーヘッドだけではなく排水溝のぬめり取りや蛇口のお手入れにもおすすめだ。ブラシで擦る手間もないので、定期的に掃除に取り入れていこう。なお、重曹はクエン酸とも塩素系漂白剤とも併用することができるが、クエン酸と塩素系漂白剤は一緒に使用すると有毒なガスが発生してかなり危険だ。重曹にクエン酸または塩素系漂白剤を加えて掃除をするときは、必ずどちらか1つを使うように気をつけよう。