1. クエン酸でシャワーヘッドを掃除するときに用意するもの

クエン酸を使ったシャワーヘッドの掃除方法は2パターンある。シャワーヘッドをつけ置き洗いする方法と、クエン酸水でパックする方法だ。それぞれのパターンで用意するものが異なるので、まずは掃除方法を決めてから用意するものを揃えていこう。
シャワーヘッドをつけ置き洗いするときに用意するもの
- クエン酸
- ぬるま湯
- バケツまたは洗面器
- 歯ブラシまたは掃除用ブラシ
- 乾いた布
シャワーヘッドをクエン酸パックするときに用意するもの
- クエン酸
- ぬるま湯
- スプレーボトル
- キッチンペーパー
- ラップ
- 輪ゴム
- 歯ブラシまたは掃除用ブラシ
- 乾いた布
なお、シャワーヘッドの汚れがひどい場合はつけ置き洗いよりもクエン酸パックの方が効果的だ。自宅のシャワーヘッドの状態を確認してから掃除方法を決めていこう。
2. シャワーヘッドを掃除するときに使うクエン酸の量とお手入れ方法

シャワーヘッドの掃除にクエン酸を使うときは、お手入れ方法によってクエン酸の量や所要時間が変わってくる。ここでは先ほど紹介したシャワーヘッドをつけ置きする方法と、クエン酸パックする方法の詳しい手順やクエン酸の使用量を解説していこう。
シャワーヘッドをつけ置き洗いするときのクエン酸の量とお手入れ方法
- バケツまたは洗面器にシャワーヘッドがすっぽり入るぐらいのぬるま湯を溜める。
- 溜めた水にクエン酸を加えていこう。クエン酸の量は水1Lに対し大さじ1程度が好ましい。水の量に合わせてクエン酸を入れたら、粉末が溶けるまでしっかりと混ぜよう。
- シャワーヘッドを入れてつけ置きする。1~3時間程度で汚れが浮き上がってくるので、様子を観察しながら程よいタイミングでシャワーヘッドを取り出そう。
- ブラシでシャワーヘッドを擦って汚れを落とそう。水垢汚れなどがシャワーの穴に溜まっている場合は、針など細いものを使って落とすのもおすすめだ。
- 水でシャワーヘッドをしっかりそそぎ、乾いた布で水気を拭き取る。
シャワーヘッドをクエン酸パックするときのクエン酸の量とお手入れ方法
- シャワーヘッドをクエン酸パックする場合は、あらかじめクエン酸水を作っておくと便利だ。量の割合としては水100mlに対し、クエン酸小さじ1杯が好ましい。シャワーヘッド以外の掃除にも使えるので、スプレーボトルに入れておこう。
- クエン酸水ができたら、シャワーヘッドに吹きかけてキッチンペーパーを被せていこう。クエン酸水の量が足りないときは、キッチンペーパーの上から再度吹きかけてもOKだ。
- キッチンペーパーの上からラップを巻く。クエン酸水が蒸発しないように隙間なく巻くことを意識してほしい。ラップを巻き終えたら、輪ゴムをはめてラップが落ちてこないようにしよう。
- そのままシャワーヘッドを一晩放置する。
- 時間が経ったらシャワーヘッドからキッチンペーパーとラップを外し、汚れをブラシなどでこする。
- 最後に水でしっかり洗い流し、乾いた布で水気を拭き取ろう。
3. クエン酸を使ってシャワーヘッドを掃除するときの注意点

クエン酸はシャワーヘッドの水垢汚れをしっかり落とせる一方で、取扱いには注意が必要なアイテムだ。特に以下の2つの注意点は身体や浴室の素材に害を及ぼしかねないので、必ず守って掃除を行ってほしい。
注意点1.塩素系漂白剤と一緒に使わない
クエン酸を使って掃除をする上で一番守ってほしい注意点が、塩素系漂白剤との併用を避けることだ。クエン酸のような酸性の洗剤は、塩素系漂白剤と一緒に使うと有毒なガスが発生して非常に危ない。万が一両方を使うケースがある場合はクエン酸を使う日と塩素系漂白剤を使う日を分けておくと、より安全に掃除を行うことができるだろう。
注意点2.シャワーヘッドや周りの素材を確認すること
シャワーヘッドの中には、クエン酸のように酸性の性質を持つ洗剤の使用が不可となっているものもある。掃除にクエン酸を使う場合は、必ず事前にシャワーヘッドの取扱説明書を確認しておこう。また、クエン酸は大理石・タイルの目地・アルミ・鉄などとの相性も悪い。素材が傷むとツヤが消えたり錆が発生したりする原因にもなるため、シャワーヘッドの掃除をする際は必ず浴室全体の素材も確認しておいた方がいいだろう。
結論
自宅にクエン酸がない場合は、シャワーヘッドの水垢落としに酢を代用するのもおすすめだ。しかし、酢は掃除中にツンとしたニオイがするので、気になるようであればクエン酸を使って掃除を行った方がいいだろう。シャワーの出が悪くなったり、水があらゆる方向に噴射したりしてしまう場合は水垢が溜まっている証拠なので、すぐに掃除にとりかかってほしい。