1. Tシャツの黄ばみの原因

白いTシャツは黄ばみが目立ちやすい。とくに汗をかきやすい首周りや脇部分は黄ばみやすいポイントだ。まずはTシャツの黄ばみの原因を知ろう。
黄ばみの原因は皮脂
黄ばみの正体は洗濯で落としきれなかった皮脂が酸化したものである。さらにホコリなどの汚れが付着すると、黒ずみの原因となることもあるので、黄ばみを見つけたら早めに対処しよう。
洗い残しをなくして黄ばみを予防
Tシャツの黄ばみは、毎回の洗濯でしっかりと皮脂汚れを落とすことで予防できる。まとめ洗いをしたり、洗濯機の時短コースなどを使用したりするとどうしても汚れが残ってしまうことがある。大量に汗をかいたときはTシャツを予洗いするなどして、洗い残しを防ごう。
皮脂はお湯に溶ける
頻繁にTシャツが黄ばむという人は、洗濯の際にお湯を使うのも効果的だ。皮脂は約40℃で溶けるといわれている。40℃は体温よりやや高い温度で、触ると暖かいと感じる程度の温度である。逆に冷たい水に触れると皮脂が固まってしまい、汚れが残りやすい。
洗濯の際に水を使っている場合は、お湯に変えることで黄ばみを予防できることもある。毎回新しいお湯を使ってもよいが、お風呂の残り湯を活用することも可能だ。節水や水道代の節約にもつながるので、お風呂の残り湯が余っている場合は活用しよう。
洗濯の際に水を使っている場合は、お湯に変えることで黄ばみを予防できることもある。毎回新しいお湯を使ってもよいが、お風呂の残り湯を活用することも可能だ。節水や水道代の節約にもつながるので、お風呂の残り湯が余っている場合は活用しよう。
2. Tシャツの漂白方法

ふだんの洗濯で黄ばみが取れないときは、漂白剤を試してみよう。ここでは、漂白剤と台所用洗剤を使った漂白方法を紹介する。
油汚れには台所用洗剤
台所用洗剤は食器や調理器具についた油汚れを落とす成分を配合している。Tシャツの黄ばみの原因である皮脂も油汚れの一種なので、黄ばみを落とすには台所用洗剤が効果的である。
漂白剤は酸素系がおすすめ
衣類用の漂白剤には「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」がある。塩素系漂白剤は漂白作用が強力だが、生地を傷めるおそれがあるので使用に注意が必要だ。酸素系漂白剤は塩素系漂白剤に比べて漂白作用が穏やかだが、生地への負担も少ない。Tシャツを漂白する際は生地にやさしい酸素系漂白剤がおすすめだ。
酸素系漂白剤には液体タイプと粉末タイプがあるが、より漂白作用が強いのは粉末タイプである。しかし、使い勝手がよいのは液体タイプである。用途や好みに合わせて漂白剤を選ぼう。
酸素系漂白剤には液体タイプと粉末タイプがあるが、より漂白作用が強いのは粉末タイプである。しかし、使い勝手がよいのは液体タイプである。用途や好みに合わせて漂白剤を選ぼう。
漂白の手順
まずは、黄ばみの気になる部分に台所洗剤を塗布する。黄ばみが激しい場合は酸素系漂白剤と混ぜて、歯ブラシなどで塗り込むと漂白効果が高まる。1分程度洗剤を染み込ませたらお湯でよくすすぎ、洗濯機で洗濯する。
全体が黄ばんでいる場合はつけ置きが有効だ。約40℃のぬるま湯に洗濯洗剤と酸素系漂白剤を1回分ずつ溶かし、Tシャツを浸す。黄ばみの程度にもよるが、30分から最大2時間程度つけ置きするとよいだろう。そのあとは、つけ置きしていた洗剤液ごと洗濯機に入れて洗濯するとよい。
全体が黄ばんでいる場合はつけ置きが有効だ。約40℃のぬるま湯に洗濯洗剤と酸素系漂白剤を1回分ずつ溶かし、Tシャツを浸す。黄ばみの程度にもよるが、30分から最大2時間程度つけ置きするとよいだろう。そのあとは、つけ置きしていた洗剤液ごと洗濯機に入れて洗濯するとよい。
3. Tシャツの漂白の頻度

Tシャツの黄ばみには漂白剤が効果的なのは知っているが、どれくらいの頻度で漂白すればよいのか分からないという人も多いだろう。ここでは、漂白剤の使用頻度や漂白剤入り洗剤について紹介する。
漂白剤の使用頻度
漂白剤は強力な成分が配合されていることもあるので、使用の際はパッケージの注意書きをよく確認しておこう。漂白作用の穏やかな漂白剤であれば、毎回の洗濯に使用することもできる。使用頻度が高い場合は液体タイプがおすすめだ。
ふだんの洗濯で漂白剤を使用するときは、洗濯洗剤を入れるタイミングで洗濯機に入れればよいので、手間もかからない。洗濯洗剤にプラスして漂白剤を加えることで汗や皮脂の分解を促すので、繰り返し使うことで漂白効果や除菌効果が高まる。
ふだんの洗濯で漂白剤を使用するときは、洗濯洗剤を入れるタイミングで洗濯機に入れればよいので、手間もかからない。洗濯洗剤にプラスして漂白剤を加えることで汗や皮脂の分解を促すので、繰り返し使うことで漂白効果や除菌効果が高まる。
ガンコな黄ばみにはその都度対応
ふだんの洗濯で落ちない黄ばみには、強力な漂白剤を使う必要がある。黄ばみが気になるときは、その都度漂白剤を使用し、つけ置きや部分洗いを試してみよう。強力な漂白剤は、使用頻度が高いと生地を傷めたり変色したりするおそれがあるので、用法用量を守って正しく使用しよう。
気軽に使える漂白剤入り洗剤
洗濯洗剤の中には、最初から漂白剤の成分が配合されているものもある。毎日の洗濯で洗剤を入れるだけで漂白効果も高まるので、気軽に使えるのが魅力だ。色柄もののTシャツなどは脱色するおそれがあるので、注意書きをよく確認して使用しよう。
結論
真っ白なTシャツは見ていても着ていても気持ちがよいものだ。逆に、首周りや脇が黄ばんでいると清潔感がない印象になってしまう。皮脂汚れは油汚れの一種なので、台所用洗剤やお湯を使用して効果的に汚れを落とすことができる。普通に洗濯しているだけでは落としきれない皮脂などは、漂白剤を併用してTシャツの白さを取り戻そう。