1. ロボット掃除機の吸引力を示す「吸込仕事率」とは

一般的に、ロボット掃除機の吸引力の強さは吸込仕事率で測ることができる。単位は「ワット(W)」で、「ゴミを浮き上がらせる力(真空度=Pa)」「浮き上がらせたゴミを運ぶ力(風量=立方m/min)」「0.01666」を掛け合わせて算出される。
紙パック式の掃除機はゴミが溜まると吸引力が低下しやすいため、吸込仕事率は500〜600W程度のものが多い。一方、サイクロン式はゴミ捨てなどのお手入れをすればパワーを持続しやすいため、200〜400W程度のものが多い。
ただ、吸引力と言っても単純に空気を吸い込む力を算出したものなので、ロボット掃除機がゴミをどれくらい取れるかは、これだけでは分からない。もちろんロボット掃除機の吸引力の指標にはなるが、同時にブラシの性能やどれくらいパワーを維持できるかといったところもポイントになってくる。
紙パック式の掃除機はゴミが溜まると吸引力が低下しやすいため、吸込仕事率は500〜600W程度のものが多い。一方、サイクロン式はゴミ捨てなどのお手入れをすればパワーを持続しやすいため、200〜400W程度のものが多い。
ただ、吸引力と言っても単純に空気を吸い込む力を算出したものなので、ロボット掃除機がゴミをどれくらい取れるかは、これだけでは分からない。もちろんロボット掃除機の吸引力の指標にはなるが、同時にブラシの性能やどれくらいパワーを維持できるかといったところもポイントになってくる。
2. 吸引力以外にも知っておきたいロボット掃除機選びのコツ

吸引力も大切だが、ロボット掃除機を選ぶときはそれ以外にも着目したいポイントがある。続いて、ロボット掃除機のさまざまな機能を紹介する。
掃除方式
ロボット掃除機には、吸引力がダイレクトに関わる吸い込みタイプと、吸い込むだけでは落としきれない汚れも取り除いてくれる拭き掃除タイプがある。両方のタイプを備えた1台2役のロボット掃除機も人気だ。
間取りと広さ
部屋が多ければ、カメラやナビが高性能で、少しくらいの段差なら乗り越えられるロボット掃除機がおすすめ。一方、部屋が広い場合は大容量バッテリーのロボット掃除機を選ぼう。吸引力と併せてぜひ押さえておきたいポイントだ。
ブラシの種類
ロボット掃除機本体からはみ出しているブラシは、角や壁際などのゴミを集められる。ペットがいるご家庭やカーペットなどの掃除もお願いしたいなら、吸引口がゴムだったりブラシがシリコン製だったりするとお手入れが楽だ。
便利機能
Wi-Fi接続できてスマホと連携できる、バッテリーが少なくなると自動で充電台に戻り、充電されるとまた掃除を再開してくれる、衝突や落下を防止するなど、さまざまな機能を備えたロボット掃除機が発売されている。吸引力だけにとらわれず、使い勝手なども加味して絞り込もう。
3. 吸引力最強のロボット掃除機3選

吸引力の面でユーザー満足度が高いとされているロボット掃除機を、3選紹介する。吸引力重視の方はぜひ参考にしてほしい。
Neat Robotics Botvac D5 Connected(Amazon価格:50,780円 ※2019年11月29日時点)
Wi-Fi対応のロボット掃除機だ。スマホで外出先からでも操作可能。吸引力が高評価なのはもちろん、掃除が簡単なフィルタースクリーン、アレルゲンカット超高性能フィルターなども好評。
Dyson 360 Heurist RB02 BN(Amazon価格:93,800円 ※2019年11月29日時点)
吸引力と言えばDysonを忘れてはいけない。ロボット掃除機にもしっかりサイクロン方式が継承されている。従来機種から20%向上した吸引力だけでなく段差センサー、マッピングセンサーなどさまざまな機能も満載だ。
アイロボット ルンバ690 R690060(Amazon価格:46,980円 ※2019年11月29日時点)
Dysonに負けず劣らず吸引力の面で評価が高いのが、ご存知ルンバを手掛けるアイロボットのロボット掃除機だ。最上位シリーズと同様のクリーニングシステムを搭載し、同社調べで最大5倍の吸引力を実現した。
結論
ロボット掃除機の吸引力は「吸込仕事率」で測れるが、実際には床面や汚れの状況、お手入れの頻度、ブラシの種類などさまざまな条件によって変わってくる。ロボット掃除機を選ぶなら、吸引力と併せて部屋や床面に適した機種を選ぶことも大切になる。