1. 尿石除去剤とは?

尿石とは
尿石は、尿の中のミネラル成分が固まったもの。便器内のほか、床に跳ねた尿がそのまま尿石になることもある。放置すると、公衆トイレなどで体験するあの臭い=アンモニア臭を放つようになる。
それだけではない。カルシウムが含まれる尿石は読んで字のごとく「石」のように硬い。トイレ洗剤ではなかなか落とせないため、尿石除去剤の出番という訳だ。
それだけではない。カルシウムが含まれる尿石は読んで字のごとく「石」のように硬い。トイレ洗剤ではなかなか落とせないため、尿石除去剤の出番という訳だ。
尿石除去剤の効果
尿は水とともに流れていくため、定期的にトイレ掃除をしていれば一般家庭で尿石がつくことはあまりない。そのため、尿石除去剤を知らない方もいるだろう。
アルカリ性の性質を持つ尿石に対し、酸性の性質を持つのが尿石除去剤だ。腐食性の酸など強力な成分を含んだ尿石除去剤が尿石を分解し、アンモニア臭のないキレイなトイレにしてくれる。
アルカリ性の性質を持つ尿石に対し、酸性の性質を持つのが尿石除去剤だ。腐食性の酸など強力な成分を含んだ尿石除去剤が尿石を分解し、アンモニア臭のないキレイなトイレにしてくれる。
2. 尿石除去剤の使い方と注意点

尿石除去剤の使い方は、基本的にはトイレ洗剤と変わらない。尿石に直接かけてブラシなどでこすり洗いすればいい。ただ、液体のためすぐに流れ落ちてしまう。そこで次の方法を試してみよう。
尿石除去剤を効果的に使う手順
- 便器内にトイレットペーパーを敷き詰める
- 尿石除去剤を便器内にまんべんなくかける
- そのまま5分ほど待つ
- ブラシを使いペーパーを排水口へ集める
- こすり洗いをして水を流す
便器のフチ裏は普段の掃除が行き届きにくく、とくに尿石がつきやすい。ペーパーをしっかり詰めて尿石除去剤をたっぷり含ませよう。
尿石除去剤を使う際の注意点
- 塩素系の洗剤と混ぜるのは絶対にNG
- ビニール手袋、炊事用手袋を着用する
- できればメガネやゴーグルなど目の保護具も装着する
尿石除去剤は非常に強力な酸性の洗剤だ。皮膚に触れたり目に入ったりしないよう、十分に注意しながら作業にあたってほしい。また、酸性の尿石除去剤は塩素系と混ざると有害なガスが発生する。絶対に控えよう。念のためトイレのドアはあけておき、換気扇を回すなど通気性も確保しておきたい。
尿石はサンドペーパーでも落とせる?
尿石除去剤ではなく、サンドペーパーや軽石、ドライバーなどを使った尿石除去方法も紹介されているが、便器は陶器なので傷つけてしまうおそれがある。確かに尿石は落とせるかもしれないが、おすすめはできない。
3. 尿石除去剤でキレイになったトイレを維持するには

尿石除去剤でトイレをキレイにしたら、それ以降は尿石をつけないために予防しよう。
ごく基本的なことだが、トイレ掃除はこまめに行うこと、便器のフチ裏など尿石がつきやすい場所も丁寧に掃除することが大切だ。尿石除去剤を使わなくても、日々の汚れは十分キレイにできる。
座って排尿する男性も増えているようだが、確かに立ったままのときと比べると尿跳ねを減らせる可能性は高い。個人の自由なので推奨するものではないが、尿石除去剤を使って大変な掃除をするくらいなら、座って排尿するのもいいかもしれない。
ごく基本的なことだが、トイレ掃除はこまめに行うこと、便器のフチ裏など尿石がつきやすい場所も丁寧に掃除することが大切だ。尿石除去剤を使わなくても、日々の汚れは十分キレイにできる。
座って排尿する男性も増えているようだが、確かに立ったままのときと比べると尿跳ねを減らせる可能性は高い。個人の自由なので推奨するものではないが、尿石除去剤を使って大変な掃除をするくらいなら、座って排尿するのもいいかもしれない。
4. 市販のおすすめ尿石除去剤3選

尿石除去剤にはいくつか種類がある。最後に、市販のおすすめ商品を3つ紹介する。
リンレイ「ウルトラハードクリーナー」(Amazon価格:1,102円 ※2019年12月12日時点)
プロ推奨と書かれた超強力な尿石除去剤だ。尿石はもちろん、黒ずみ、黄ばみ、水垢もスピード分解してくれる。
KINCHO「サンポール トイレの洗浄・除菌」(Amazon価格:698円 ※2019年12月12日時点)
おなじみのサンポールも尿石除去剤のひとつ。便器のフチ裏に洗剤を届けやすいように考えられたノズルが特徴。
高森コーキ「尿石おとしバ・ブ・ル」(Amazon価格:1,980円 ※2019年12月12日時点)
大容量1000mlの尿石除去剤。使い切るほど汚したくはないが、コスパはいいだろう。もちろん尿石はしっかり落とせる。
結論
尿石は、時間が経つとアンモニア臭を放つようになる。掃除をしても臭いが気になるという場合、尿石除去剤を使ってフチ裏までキレイに掃除してみてはいかがだろうか?強い酸性なので、使用上の注意はくれぐれも守ろう。