1. まな板やふきんに!キッチンハイターの基本の使い方

キッチンハイターは除菌・消臭・漂白の3つの効果がある台所用の塩素系漂白剤である。原液を水で薄め、主にふきんやまな板の除菌・消臭・漂白や、冷蔵庫内の除菌・消臭に使用することが可能だ。つけおき時間によって得られる効果が異なるため、まずは基本の使い方から確認しておこう。
ふきんやおしぼりの除菌・消臭・漂白
ふきんやおしぼりの除菌・消臭を行う場合は「5Lの水にキャップ約1.2杯」のキッチンハイターを入れ、「約2分間」つけおきをする。汚れがひどいときには「約30分間」つけおきすると、漂白まで行うことが可能だ。
まな板や食器の除菌・消臭・漂白
まな板や食器、お弁当箱などの除菌・消臭を行う場合は「5Lの水にキャップ約2杯」のキッチンハイターを入れ、まな板や食器を「約2分間」つけおきする。ふきんと同じく、つけおき時間を「約30分」に長くすると漂白をすることもできる。
冷蔵庫内の除菌・消臭
冷蔵庫内の除菌・消臭を行う場合は「5Lの水にキャップ約1/2杯」のキッチンハイターを溶かし、その液をふきんに含ませたらよく絞る。絞ったふきんで冷蔵庫内を拭いたら、その後水で絞ったふきんで水拭きして仕上げよう。
キッチンハイターの使い方の注意点
キッチンハイターを使うときは皮膚や衣類につかないように、必ずエプロンやビニール手袋をして作業をしよう。また、刺激臭があるため、吸い込んで気分が悪くならないようマスクを装着し、換気扇や窓を開けるなど、換気をしながら使用してほしい。さらに、目に入ると失明の危険性もあるため、ゴーグルを装着するなどして目に入らないようにしよう。
そのほか、塩素系漂白剤は酸性の洗剤と混ぜると有毒なガスが発生するので、ほかの洗剤とは混ぜないように細心の注意が必要だ。
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2. 洗濯槽やお風呂の掃除にキッチンハイターを代用する

洗濯機やお風呂場のカビの掃除には、それぞれ専用の洗剤を使っている人が多いかもしれないが、実はキッチンハイターがあればどちらの掃除にも使うことができる。場所ごとに洗剤を用意するとなると管理が面倒なので、キッチンハイターで代用してみてはいかがだろうか。ここではキッチンハイターを使った洗濯槽とお風呂の掃除の仕方について解説する。
洗濯槽を掃除するときのキッチンハイターの使い方
- 洗濯槽の一番上までぬるま湯を溜める
- 水5Lに対しキャップ1杯分の分量のキッチンハイターを入れる
- 約2~3分間洗濯機をから回しする
- そのまま数時間放置して汚れを浮かせる
- 標準モードで洗い、すすぎ、脱水をする
プラスチック製の洗濯槽はこの方法で掃除することができる。ただし、ステンレス製の洗濯槽の場合はキッチンハイターでつけおきすると傷んでしまうことがあるので、ステンレスの洗濯槽に対応しているクリーナーを使ったほうがよいだろう。洗濯槽の掃除をする際には、塩素系漂白剤が使用可能かどうか念のため洗濯機の説明書を確認してほしい。
お風呂掃除をするときのキッチンハイターの使い方
- キッチンハイターと片栗粉を1:1の割合で混ぜてペースト状にする
- カビの気になる場所にペーストを塗り込む
- 約5分放置する
- お湯で洗い流す
片栗粉を加えてペースト状にすることで、ハイターが液垂れすることなくカビの上にとどまってくれる。ただし片栗粉ペーストは排水口に詰まりやすいので、最後に水を使って十分に洗い流すようにしよう。お湯を使用するとペーストが固まり、排水口のつまりやすくなる。他にも、塩素系漂白剤であるキッチンハイターが気化しやすくなることがあり、危険だ。
3. ステンレスシンクでキッチンハイターのつけおきはNG!

キッチンのシンクに水をはり、洗剤を入れてつけおきする掃除方法が流行っているが、キッチンハイターを使ってステンレスシンクでのつけおきをするのはNGである。スプレーして2~5分で洗い流す「キッチン泡ハイター」であればステンレスのシンクでも使用できるのだが、長時間のつけおきが必要なキッチンハイターの場合、シンクが錆びてしまうことがあるからだ。
同じ理由で、ステンレス製のボウルやステンレス製の水筒をキッチンハイターでつけおきするのも避けたほうがよいだろう。カビが気になるときにはスプレー式のキッチン泡ハイターを使うとよい。
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そのほかのキッチンハイターが使えない場所
塩素系の漂白剤であるキッチンハイターは、金属製品以外にも使えない素材がある。色柄物のふきんやおしぼりは色が抜けてしまう恐れがあるため使わないほうがよいだろう。また、子ども用のプラスチックの食器には使えるが、メラミン食器には使えない。キッチンハイターでつけおきをするときには、素材のチェックを忘れないようにしよう。
結論
今回はキッチンハイターの使い方について解説した。キッチンハイターはふきんやまな板の掃除だけでなく、洗濯槽やお風呂場の掃除にも使うことができる便利なアイテムなのだが、ステンレス製品のつけおきに使うと錆びてしまうこともあるので注意してほしい。
参考文献
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