1. 発泡スチロールの捨て方は不燃ゴミではなく可燃ゴミ

発泡スチロールの捨て方について考えたとき、真っ先に気になることといえば、発泡スチロールは可燃ゴミか不燃ゴミかという問題だろう。
さまざまな自治体の発泡スチロールの分別方法をチェックしてみると、発泡スチロールの捨て方は次の2種類の方法のいずれかとされていることがわかる。
さまざまな自治体の発泡スチロールの分別方法をチェックしてみると、発泡スチロールの捨て方は次の2種類の方法のいずれかとされていることがわかる。
- 可燃ゴミ
- 資源ゴミ
可燃ゴミとは、燃やして処分できるゴミのことであり、資源ゴミとは、リサイクルをすることができるゴミのことである。発泡スチロールを不燃ゴミとして処分している自治体はほとんどないのだ。しかし、発泡スチロールはその見た目や手触りからして燃やすことができないのではないか、燃やすと有害な物質が発生してしまうのではないかと不安に思う方は多いだろう。
実は、発泡スチロールの主成分は炭素と水素であり、燃やして発生するのは二酸化炭素と水くらいのもので、ダイオキシンなどの有害物質が発生することはない。焼却の際に酸素が不足すると一酸化炭素や黒煙(スス)が発生することはあるものの、設備の整った焼却施設で燃やせばそのような問題が起こることはない。そのため、発泡スチロールは不燃ゴミではなく可燃ゴミとして処分されるのが一般的なのである。
実は、発泡スチロールの主成分は炭素と水素であり、燃やして発生するのは二酸化炭素と水くらいのもので、ダイオキシンなどの有害物質が発生することはない。焼却の際に酸素が不足すると一酸化炭素や黒煙(スス)が発生することはあるものの、設備の整った焼却施設で燃やせばそのような問題が起こることはない。そのため、発泡スチロールは不燃ゴミではなく可燃ゴミとして処分されるのが一般的なのである。
2. 可燃ゴミか資源ゴミか捨て方は発泡スチロールの形状や汚れの有無で判断

多くの自治体が、可燃ゴミか資源ゴミのいずれかの捨て方を選ぶように求めている発泡スチロールだが、その捨て方の基準として次のような指標が示されていることが多い。
1.形状
一口に発泡スチロールといっても、食品トレーとして利用されている小さく硬いものから、大型家電の緩衝材として利用される大型でやわらかいものまでさまざまだ。
これらの発泡スチロールの違いは原料の発泡倍率の違いによって生じるものであり、物質的にはまったく同じものなのだが、多くの自治体では発泡スチロールの形状によって可燃ゴミか資源ゴミか捨て方を選ぶよう指示している。
たとえば、食品トレータイプの発泡スチロールは資源ゴミとして、食品トレータイプ以外の発泡スチロールは可燃ゴミとして回収している自治体が多い。また、大きな発泡スチロールについては、粗大ゴミとして回収している自治体もある。
これらの発泡スチロールの違いは原料の発泡倍率の違いによって生じるものであり、物質的にはまったく同じものなのだが、多くの自治体では発泡スチロールの形状によって可燃ゴミか資源ゴミか捨て方を選ぶよう指示している。
たとえば、食品トレータイプの発泡スチロールは資源ゴミとして、食品トレータイプ以外の発泡スチロールは可燃ゴミとして回収している自治体が多い。また、大きな発泡スチロールについては、粗大ゴミとして回収している自治体もある。
2.汚れの有無
発泡スチロールの捨て方について注目するべきポイントの1つとして忘れてはならないのが、汚れの有無の確認だ。多くの自治体では、汚れがない発泡スチロールについては資源ゴミとして、汚れがついている発泡スチロールについては可燃ゴミとして回収すると言明している。
発泡スチロールを資源ゴミとして出したい場合には、汚れの有無をしっかり確認し、汚れがあった場合には水できちんと洗い流してから捨てよう。
発泡スチロールを資源ゴミとして出したい場合には、汚れの有無をしっかり確認し、汚れがあった場合には水できちんと洗い流してから捨てよう。
3. 発泡スチロールの捨て方は自治体ごとに異なるので注意

再三述べていることではあるが、発泡スチロールの捨て方は自治体によって異なる。自治体における発泡スチロールの捨て方については、以下の方法で確認しよう。
- 自治体のホームページに掲載されている捨て方をチェックする
- 自治体で配布しているゴミ分別方法に関するパンフレットで捨て方をチェックする
- 自治体に電話で直接捨て方を問い合わせる
結論
可燃ゴミか不燃ゴミか捨て方の判断に悩む発泡スチロールであるが、発泡スチロールは燃やしても有害物資が発生することはなく、そのために主な捨て方は可燃ゴミか資源ゴミかのいずれかとしている自治体が多い。しかし、自治体によって発泡スチロールの捨て方はまちまちであるため、発泡スチロールの分類に悩んだ際には自治体の分類方法を調べるのが確実だ。自治体のルールにしたがって、溜まりがちな発泡スチロールを処分し、家のなかをキレイに保とう。