目次
- 1. コインランドリーでの乾燥にかかる時間の目安
- 2. コインランドリーでの乾燥時間を短く済ませるコツ
- 3. 家庭用乾燥機での乾燥にかかる時間の目安
- 4. 家庭用乾燥機での乾燥に時間がかかる原因と対処方法
- 5. 浴室乾燥機での乾燥にかかる時間の目安は?
- 6. 浴室乾燥機での乾燥にかかる時間を短縮するコツ
1. コインランドリーでの乾燥にかかる時間の目安

ご家庭の乾燥機は洗濯物の量などによって自動で停止するものが多い。その点、迷うのがコインランドリーだろう。コインランドリーは自分で時間を想定して料金を入れることになるため、生乾きだったり乾かしすぎたりといった失敗もゼロではない。
コインランドリーの乾燥機の特徴
コインランドリーの乾燥機は家庭用よりも強力かつ大型のため効率よく乾かせる。80℃といった高温になるものも多く、ダニ退治といった効果も期待できるスグレモノだ。ご家庭では洗濯しづらい大物を洗う際や天気が悪い日などに重宝するだろう。
コインランドリーでの乾燥にかかる時間の目安
1人1日1.5kgの洗濯物が出るといわれている。4人家族であれば6kgが目安だ。その6kgの洗濯物をコインランドリーの乾燥機で乾かす場合、時間は30分程度が目安になる。掛け布団やこたつ布団、デニム(1本)なら50分程度、羽毛布団なら70分程度の時間を見ておこう。
コインランドリーでの乾燥にかかる料金の目安は?
コインランドリーによって料金設定が異なるうえ、乾燥機の大きさや回す時間によっても変わってくる。そのためあくまで目安だが、おおよそ6〜12分で100円を見ておこう。乾燥機が大型になるほど、100円で回せる時間は短くなると考えてよい。
2. コインランドリーでの乾燥時間を短く済ませるコツ

コインランドリーの乾燥機は便利だが、ご家庭で乾かすよりもお金がかかる。劇的に節約できる方法はないが、少しでも節約したい方は次のようなコツを覚えておこう。
余熱がある乾燥機を選ぶ
タイミングによるが、前の利用者が使った直後などでまだ熱が残っている乾燥機があればぜひ使おう。冷えている乾燥機より時間を短縮できる可能性が高い。
洗濯物を詰めすぎない
コインランドリーの乾燥機は、中で洗濯物が泳ぐように舞うことで効率よく乾かすことができる。洗濯物を入れ過ぎると効率が落ちるため時間と料金がかかるおそれがある。乾燥機の容量を守ることが大切だ。容量に余裕がある(洗濯物の量に対してより大型の)乾燥機を選ぶことができれば、その分時間短縮が期待できる。
3. 家庭用乾燥機での乾燥にかかる時間の目安

続いて一般家庭用の乾燥機(ドラム式洗濯乾燥機も含む)にかかる時間の目安を見ていこう。
家庭用乾燥機の特徴
大きく分けてガスを使うタイプと電気を使うタイプがある。ガスのほうがより高温になるため速く乾かせる可能性が高いが、設置の容易さや安全性の面で電気を使うタイプのほうが比率が高い。
家庭用乾燥機での乾燥にかかる時間の目安
メーカーや機種、容量や洗濯物の量などにもよるが、家庭用乾燥機を使った場合、一般的に6kgの洗濯物を乾かすのにかかる時間は2〜3時間程度と考えられる。ただし湿度計などが搭載されており、洗濯物が乾いた時点で自動停止するように設計されている乾燥機も多い。そのため洗濯物の量などによって時間が前後することもある。
4. 家庭用乾燥機での乾燥に時間がかかる原因と対処方法

時間が多少前後する程度であればよいが、3時間かけても十分に乾いていなかったり「残り10分」表示のままなかなか終わらなかったりすることもある。家庭用乾燥機で時間がかかる原因と対処方法も知っておこう。
フィルターが目詰まりを起こしている
乾燥フィルターなどに糸くずといったゴミが溜まるとうまく排気できず、その分時間がかかってしまうことがある。フィルターは乾燥機を回すたびに掃除しておくことをおすすめする。
周辺の温度が「動作保証温度」を超えている
フィルターはこまめにお手入れしているという場合、説明書の「動作保証温度」を確認してみよう。たとえばあるメーカーは「30℃以上で効率が落ちる」、別のあるメーカーは「温度や湿度などの環境が影響する」などとしている。
機種によるかもしれないが、洗濯機(乾燥機)置き場の温度や湿度が高く、かつ乾燥機の時間も長い場合はそれが原因かもしれない。サーキュレーターを回して空気を循環させるなどし、温度や湿度を上手にコントロールしよう。
5. 浴室乾燥機での乾燥にかかる時間の目安は?

ご家庭に乾燥機や洗濯乾燥機はないが「浴室乾燥機」が搭載されているということもあるだろう。メーカーや機種で適切な乾燥時間が変わるため目安だが、参考としてノーリツとTOTOの例を紹介する。
ノーリツ製の浴室乾燥機での乾燥にかかる時間の目安
室温20℃、湿度60%、脱水機で3分高速脱水した洗濯物2kgを乾かす場合、電気式浴室乾燥機なら2時間程度、温水式浴室乾燥機なら45分間程度、エプロン内蔵のバス暖なら1時間〜1時間半程度としている。
TOTO製の浴室乾燥機での乾燥にかかる時間の目安
気温25℃、湿度60%、脱水機で5分脱水した洗濯物5kgを乾かす場合、標準モードで2時間20分、静音モードで3時間30分となる。また気温5℃、湿度60%なら同3時間20分および同5時間としている。温度や湿度などの環境、洗濯物の量、脱水時間や機種などによって変わるが、おおよその目安として参考にしてほしい。
6. 浴室乾燥機での乾燥にかかる時間を短縮するコツ
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省エネ性に優れた機種も増えたが、やはり浴室乾燥機というと電気代が気になるという方も多いだろう。コインランドリーのときと同様に「劇的に短縮する」ことは難しいが、少しでも短縮することが節約にもつながるためコツを覚えておこう。
浴室内の水気を拭き取る(浴槽にも蓋をする)
浴室乾燥機の時間を短くするには、浴室内の水気をしっかり拭き取り、浴槽にも蓋をしておくとよい。浴室内の湿度が高いと乾燥効率が低下するためだ。
換気扇を回してドアを閉める
空気を循環させるため、湿気を含んだ空気を排気するため、換気扇は必ず回そう。ドアが開いていると湿気が脱衣所のほうへ溜まり、浴室内も効率よく空気が循環しない。ガラリ(ドアの下部などにある換気口)は開けておいてよいが、ドアはしっかり閉めておこう。
干し方を工夫する
厚手など乾きにくいものは乾燥機の吹出口の近くに吊るし、乾きやすいものは遠くに吊るすといったように、バランスよく干すのも時間を短くするコツだ。ちょっとした工夫が時間の短縮につながるので覚えておこう。
結論
コインランドリーの乾燥機、家庭用乾燥機(ドラム式洗濯乾燥機、浴室乾燥機)いずれも使うほど料金や電気代が発生する。もちろん「きちんと乾かすこと」が最優先だが、少しでも乾燥時間を短縮することができれば、長い目で見て大きな節約となる可能性がある。適切な乾燥時間を知るとともに、フィルターの掃除など時短のポイントも押さえておこう。