目次
1. 発泡スチロール容器の捨て方の基本!可燃ゴミに分別する際のチェックポイント

資源の再利用が叫ばれている昨今、発泡スチロール容器についても資源ゴミに分別し、リサイクルをすることが推奨されている。しかし、「可燃ゴミとして捨てる」という捨て方と悩み、「発泡スチロール容器を可燃ゴミとして捨ててもよいものか」「可燃ゴミに分別する際に注意しなければならないことがないか」と、不安になる方は多いだろう。そこで、まずは発泡スチロールの捨て方の基本として、可燃ゴミに分別する際のチェックポイントを紹介する。
1.プラマークの有無
多くの自治体では、プラマークのない発泡スチロール容器については可燃ゴミとして捨てるという捨て方を選ぶよう指示を出している。プラマークとは、資源有効利用促進法によって事業者に表示することが義務づけられているプラスチック製容器包装の識別マークだ。しかし、プラマークがついていたとしても、発泡スチロール容器を可燃ゴミとして出すという捨て方を選ぶことは可能である。ただ、エコの観点からいえば、プラマークがついている発泡スチロール容器については資源ゴミとして出したほうがよいだろう。
2.汚れの有無
プラマークがついていたとしても、汚れがついている発泡スチロール容器については可燃ゴミとして出すように捨て方を指示している自治体は多い。キレイな発泡スチロール容器は資源ゴミとして出したほうがよいが、洗っても汚れが落ちなかったり、忙しくて汚れを落とすことができなかったりした場合には可燃ゴミとして回収してもらおう。
3.大きさ
電化製品の緩衝材として使われていた発泡スチロール容器など、サイズの大きなものについては粗大ゴミとして捨てるよう、捨て方を指示している自治体もある。そのような自治体に住んでいながら大きな発泡スチロール容器を可燃ゴミとして捨てたいのであれば、既定のサイズを下回るよう、発泡スチロール容器を小さく切ったり砕いたりする必要がある。
いずれのチェックポイントも、住んでいる自治体の指示によって変動するものである。そのため、住んでいる自治体における発泡スチロール容器の捨て方をあわせてチェックしておこう。
いずれのチェックポイントも、住んでいる自治体の指示によって変動するものである。そのため、住んでいる自治体における発泡スチロール容器の捨て方をあわせてチェックしておこう。
2. 発泡スチロール容器を可燃ゴミとして捨てる場合の捨て方は?

小さな発泡スチロール容器はともかく、大きな発泡スチロール容器を捨てるとなれば、袋に入る程度に小さく切ったり砕いたりして捨てる必要がある。しかし、カッターで切れば時間がかかるうえにボロボロと崩れ落ち、素手で砕けばけたたましい音が鳴り響くなど、発泡スチロール容器の処理は思いのほか大変だ。そこで活用したいのが発泡スチロールカッターだ。発泡スチロールカッターとは、ニクロム線に電流を流し、その熱で発泡スチロールを切断することができるカッターである。音も屑も出さず、素早く発泡スチロールを切ることができる。発泡スチロールカッターは100均でも手に入るので、ぜひ活用してほしい。
3. 発泡スチロール容器を可燃ゴミとして捨てる場合の捨て方の注意点

発泡スチロールを可燃ゴミとして捨てるという捨て方を選ぶ場合、以下の3つの注意点をおさえておこう。
注意点その1.生ゴミが付着したままになっていないか
食品が入れられていた発泡スチロール容器については、生ゴミが付着したままになっていないかどうか注意する必要がある。生ゴミが付着したままゴミ捨て場に出した場合、周辺に悪臭をまき散らしてしまう可能性があるのだ。食品トレーはよく洗ってから捨てるよう心がけよう。
注意点その2.袋の口がしっかり閉まっているかどうか
大きな発泡スチロール容器を小さく解体して袋に入れて捨てるという捨て方を選ぶのであれば、袋の口をしっかり閉めて捨てよう。袋の口が開いていた場合、細かいゴミが散らかってしまう可能性がある。また、発泡スチロール容器を袋に無理矢理詰め込んだ場合、袋に穴があいてしまうこともあるので注意したい。
注意点その3.風で飛んでいかないように注意する
発泡スチロール容器はとても軽いため、発泡スチロール容器だけを入れたゴミ袋は風で飛ばされてしまうことがある。そのため、ゴミ捨て場に置くときには風で飛ばされないようにしっかりネットをかけたり、ほかのゴミの下に置いたりしておこう。
結論
資源ゴミとして回収することが推奨されている発泡スチロール容器だが、可燃ゴミとして捨ててもとくに問題はない。ただ、捨て方にはいくつかの注意点がある。最低限のマナーとルールを守ったうえで、発泡スチロール容器を可燃ゴミの日に出すようにしよう。