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セスキ水とは?使用上の注意点や作り方、掃除と洗濯で使うコツも解説

セスキ水とは?使用上の注意点や作り方、掃除と洗濯で使うコツも解説

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

2019年12月31日

セスキ水は掃除や洗濯で重宝する便利なアイテムだ。重曹との違いや使用上の注意点、作り方など基礎知識をお伝えするとともに、掃除・洗濯それぞれに使う場合のコツ、セスキ水では落ちない汚れを落とす方法、保存方法などを解説する。

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1. セスキ水とは?重曹やアルカリ電解水との違いは?

セスキ水とは

セスキ水は「セスキ炭酸ソーダ/セスキ炭酸ナトリウム」と呼ばれる粉末状の無機化合物を水で溶かしたものだ。セスキ炭酸ソーダは自然界にも存在する素材で、粉末は水に溶けやすくサラサラした結晶状になっている。一般的な合成洗剤などと比べて人体や環境に優しく、ナチュラルクリーニングを始める方にも最適なアイテムだ。

セスキ水が得意な汚れ

セスキ水はアルカリ性の液性を持っているので、酸性の汚れに効果を発揮する。具体的に挙げれば、キッチン周りの油汚れ、衣類に付着した皮脂や垢汚れ、血液汚れ、スイッチやリモコン、ドアノブなどの手垢汚れなどはセスキ水の得意とするところだ。

セスキ水が苦手な汚れ

セスキ水で落とせるのは軽度な酸性の汚れだ。たとえば口紅などの濃い色素やシミ、機械油など重度の油汚れ、頑固な泥汚れなどはセスキ水では落とせない。

重曹やアルカリ電解水との違い

セスキ水、重曹、アルカリ電解水、これらはいずれもアルカリ性だ。違いは「pH値」にある。pHは酸性やアルカリ性の度合いを示すもので「pH7」を中性とし、数値が小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性が強くなる。

このうち、一般的にはセスキ水が「pH9」前後、重曹が「pH8」前後、アルカリ電解水が「pH12」前後とされている。いわば重曹とアルカリ電解水の中間あたりにあるのがセスキ水というわけだ。なお、アルカリ性が強くなるほど、酸性の汚れを落とす力が強くなる。

2. セスキ水を使う際の注意点

セスキ水を掃除や洗濯で使う方法を解説する前に、注意点をお伝えする。

まず、セスキ水が使えない物から見ていこう。水が使えない素材(革製品、畳、カーペット、白木、天然石)や、アルミ、銅といった素材にはセスキ水が使えない。変色したりシミになったりするため、うっかり使ってしまわないように注意しよう。

また、セスキ水は環境や人体に優しいとはいえ液性はアルカリ性だ。肌が弱い方が掃除や洗濯でセスキ水を使う場合、念のためゴム手袋を着用することをおすすめする。

3. セスキ水の作り方

続いてセスキ水の作り方を解説していく。簡単なので覚えてしまおう。

セスキ水の作り方

  • 空のスプレーボトル
  • 計量スプーン
  • セスキ炭酸ソーダ
空のスプレーボトルに水道水を250ml入れて、セスキ炭酸ソーダを小さじ1/2杯混ぜる。あとはよく振って溶かせばセスキ水の完成だ。スプレーボトルの容量に応じて、水道水とセスキ炭酸ソーダの割合は変えず分量だけを増減させよう。なお、先に計量カップなどでセスキ水を作り、あとからスプレーボトルに移してもいい。やりやすい方を選ぼう。

ちなみに、お好みの精油(アロマオイル)があれば、セスキ水に数滴混ぜてみるのもおすすめ。セスキ水自体は無臭なので、香りを楽しむことができる。ただし、混ぜ過ぎは強烈なにおいの元になってしまうため、数滴ずつ、においの強さを確認しながら混ぜるのがコツだ。

4. セスキ水を使った掃除方法と効果を高めるコツ

セスキ水を使った掃除方法

油汚れと言えばガスコンロ。早速、ボトルに作ったセスキ水をスプレーし、乾いた布やキッチンペーパーで拭き取ってみよう。セスキ水が油を浮かせてくれるので、強くこする必要はない。一度で落ちにくい場合は、スプレーしてから数分待つと落ちやすくなる。

壁のスイッチ、フローリング、ドアノブ、リモコン、インターホンなどに付着した皮脂や垢汚れも同じ方法で落とせる。セスキ水を直接スプレーできない場所(精密機器など)には、布またはキッチンペーパーにセスキ水を含ませて拭くだけでいい。

トイレの便座や床、浴室の壁や床などの皮脂・垢汚れにもセスキ水が使える。抗菌作用による防カビ効果もあるので、毎日の掃除に取り入れてはいかがだろうか?

セスキ水をより効果的に使う方法

セスキ水の濃度を倍にしてみる。具体的には水道水250mlに対して小さじ1杯だ。濃すぎるとベタベタするため、しっかり拭き取ろう。また、水道水ではなくお湯で溶かしたセスキ水を使うのもおすすめ。油はお湯でふやけるため落としやすくなる。五徳など、頑固な油汚れがこびりついている場合は、桶などにお湯で溶いたセスキ水を作り、1〜2時間つけ置きしてから洗い流す方法もおすすめだ。

5. 洗濯でセスキ水を使う方法

洗濯洗剤の代わりに

セスキ水は洗濯洗剤代わりにも使える。セスキ炭酸ソーダを粉末のまま洗濯機に入れれば、洗濯水に溶けてセスキ水ができあがる。分量は水30Lに対してセスキ炭酸ソーダ大さじ2杯が目安だ。頑固な汚れは難しいが、日々の軽度な油、皮脂、垢などの汚れは落とせる。

つけ置き洗いに

軽度の汗ジミや血液汚れなどは、ぬるま湯をはった桶に大さじ1〜2杯のセスキ炭酸ソーダを溶かし、3時間ほどつけ置きしてみよう。その後、もみ洗いして洗濯機で洗濯すればキレイに落ちているだろう。

洗濯槽の掃除に

セスキ水は洗濯槽の掃除に使ってもいい。市販の洗濯槽用の酸素系漂白剤と同じ使い方だ。洗濯槽にぬるま湯を溜め、セスキ炭酸ソーダを溶かしてセスキ水にする。そのまま洗濯機を回し、浮いてきた汚れを除去するといった方法だ。

消臭剤代わりに

衣類や寝具などの布製品にセスキ水をスプレーすると、消臭効果が望める。

6. セスキ水で落とせない汚れはどうする?

冒頭でも軽くお伝えしたが、セスキ水にも苦手な汚れがある。セスキ水を使っても落としきれない汚れは、以下の方法を試してみよう。

衣類のシミ

食器用の中性洗剤を衣類に直接含ませ、使わない歯ブラシなどで優しく円を描くようにこすっていく。しっかりなじんだら、タオルで軽く叩くようにして汚れを拭き取っていこう。

水垢汚れ

水垢はアルカリ性なので、同じアルカリ性のセスキ水では落ちない。その場合、酸性の性質をもつクエン酸でアルカリ性の汚れを落とそう。クエン酸は重曹やセスキ炭酸ソーダと同様に、ドラッグストアで簡単に手に入る。水に適量溶かして布に含ませ、水垢を拭き取っていこう。

畳やカーペットのシミ

水で薄めたお酢を布に含ませ、シミに押し当てながら拭いていく。濃度は、マグカップに水を8割程度、お酢を1滴程度が目安だ。

焦げつき汚れ

五徳などの頑固な焦げつき汚れには、酸素系漂白剤の主成分にもなっている過炭酸ナトリウムがおすすめ。桶にお湯をはって過炭酸ナトリウムを適量溶かし、五徳をつけ置きして焦げつきをふやかす。あとは、たわしなどでこすり洗いすればキレイに落ちる。

7. セスキ水の保存方法

セスキ水は、セスキ炭酸ソーダを水で溶いたもの。セスキ炭酸ソーダ自体は常温で長期保存できるものの、水は長期保存することで腐敗する。そのため、できれば一度に使い切れる量のセスキ水を作ることをおすすめしたい。もしも、セスキ水が余ったときは、長くても1〜2週間程度で使い切るようにしよう。

結論

セスキ水は掃除にも洗濯にも使える、環境や人体に優しい便利なアイテム。セスキ水の正しい知識を身につけ、ぜひ日々の掃除や洗濯に取り入れてほしい。セスキ水と併せて、クエン酸を用意しておくと、水垢などアルカリ性の汚れも落とせるので効率的だ。

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