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窓のサッシにカビが!掃除方法や交換費用の目安、選び方などまとめ

窓のサッシにカビが!掃除方法や交換費用の目安、選び方などまとめ

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年12月31日

窓はサッシとガラスに分かれているが、サッシには種類があり、性能が異なるのをご存知だろうか?窓のサッシにカビが生えてしまったときの掃除方法や交換費用の目安、窓のサッシの基礎知識、選び方などをまとめているので参考にしてほしい。

  

1. 窓のサッシとは?

窓のサッシと言われると「何となく分かるが正確には知らない」という方もいるだろう。窓のガラス以外の部分をサッシと呼ぶ、と理解しておこう。たとえば窓を選ぶ=ガラスとサッシを選ぶ、ということだ。

窓のサッシの素材はアルミが一般的だが、機能性の高い樹脂サッシや複合サッシ、見かけることが少なくなった木製サッシなどもある。

アルミサッシ

軽量ながら強度があり、操作性・防火性などに優れている。腐食しにくいといったメリットもある一方で、熱伝導率が高く断熱性が低いのがデメリットだ。

樹脂サッシ

熱伝導率が低く、断熱性に優れているのが樹脂サッシ。寒冷地でよく用いられる。デザインが豊富なのもメリットだが、その代わり強度が低く厚みもあるものが多い。

複合サッシ

屋外部分がアルミサッシ、屋内部分が樹脂サッシといったように、異なる複数の素材を組み合わせたサッシ。それぞれのメリットをバランス良く取り入れた商品だ。

木製サッシ

質感を楽しんだり、木の温かみを感じられるのが魅力。経年劣化による腐食や摩耗など耐久性で劣るが、近年では品質改良されたものも増えている。

2. 窓のサッシカビが!掃除のコツは?

窓のサッシにカビが生えてしまうことがある。とくに、湿度が高い梅雨や結露が生じやすい冬は要注意だ。そのままにするとカーテンにも広がり、不衛生な環境になってしまうおそれがある。

窓のサッシのカビを落とす手順

  • メラミンスポンジ
  • 雑巾
  • キッチンペーパー
  • ゴム手袋
  • 塩素系漂白剤
メラミンスポンジを水で濡らし、窓のサッシに生えたカビを拭いてみよう。これで取れれば問題ない。それでも残ってしまうカビは、塩素系漂白剤(カビキラーなど)を使って撃退だ。窓のサッシに生えたカビに漂白剤を直接スプレーし、その上からキッチンペーパーをかける(この手順は逆でもいい)。15分ほど置いてからそのキッチンペーパーでカビを拭き上げる。最後に雑巾で水拭きして乾燥させる。一度に除去できないときは、数日かけて繰り返そう。

なお、塩素系漂白剤は鼻にツンとくる。換気しながら行うか、マスクをして対策しよう。また酸素系と塩素系は混ぜてはいけない。他の洗剤は用いないよう十分気をつけたい。

おすすめのカビ取り剤

スプレータイプではなく、直接カビに塗るタイプもあるので紹介しておく。なお、価格は2019年12月11日時点のものだ。最新価格は各ショップで確認してほしい。

ウエキ「カビトルデスPRO 150g」(公式オンラインショップ価格:税込1,296円)

塩素系の臭いが苦手な方に最適だ。防カビ剤も含まれており、スプレーのように液が飛び散らないのも嬉しい。

ジョンソン「ゴムパッキン用カビキラー 3本セット」(Amazon価格:税込1,023円)

液垂れしないジェルタイプ。ペンタイプで塗りやすい。15〜30分ほど放置して雑巾で水拭きするだけでいい。

3. 窓のサッシの交換費用の目安

次に、窓のサッシを交換する際の費用の目安を見ていこう。経年劣化による摩耗、機能低下や、より断熱性に優れたサッシにしたいといった場合は交換がおすすめだ。

窓のサッシの交換費用は、窓の大きさとサッシの素材によって変わってくる。それぞれ費用の目安を紹介する。

窓のサイズと交換費用の目安

小窓:3万5000円〜6万円程度
腰高窓:3万8000円〜7万5000円程度
掃き出し窓:5万円〜14万円程度

サッシの素材と交換費用の目安

アルミサッシ:〜25万円程度
樹脂サッシ:〜15万円程度
木製サッシ:〜12万円程度

まずは見積もりを依頼しよう

上記は、作業工賃などを省いたものだ。窓は、一般的なガラスから遮熱、防犯を兼ねたガラスまで含めた費用。複層ガラスにする場合などは費用が変わってくる。また、サッシは同じ素材でもグレードによって変わるほか、複合サッシも組み合わせによって異なる。まずは業者に見積もりを依頼しよう。

4. 窓のサッシは修理できる?

窓のサッシの交換はコストがかかるので、修理できるならその方がいいという方もいるかもしれない。クレセント錠(カギ)や戸車(スムーズに開閉するための小さな車輪)程度なら、自分でも修理できないことはない。

だが一般的に、窓のサッシ修理は専門家でも難しいと言われている。その主な理由は次のとおりだ。

窓のサッシ修理が難しい理由

  • 廃盤になっているなどで部品が調達できない
  • 細かい部品が多く、正確に探すため図面が必要になる
もちろん修理できないことはないだろうが、上記の理由から難しいこともあると覚えておこう。窓枠が歪んだりガラスが割れたり、サッシ部分に凹みなどが生じたりしたら、業者に交換を依頼することをおすすめする。

クレセント錠や戸車の修理方法

戸車は、側面のネジを締める(緩める)といった方法でスムーズに開閉できるようになることがある。また、クレセント錠はホームセンターなどで適合する製品を購入すれば、DIYでも交換できる。ただし、あくまで「これで解消するケースもある」という程度だ。無理に手を加えて悪化してしまうとそれこそ修理や交換が必要になることがあるため、不具合が解消できないときはまず業者に相談してみよう。

5. 窓のサッシの選び方

窓のサッシを選ぶ際は、何を重視するかが大切。サッシの素材別にメリット・デメリットをまとめたので、参考にしてほしい。

アルミサッシのメリット・デメリット

メリット

  • 軽量で使いやすい
  • 耐久性に優れている
  • コストを抑えられるものが多い

デメリット

  • 断熱性が低い
  • 結露が生じやすい

樹脂サッシ

メリット

  • 断熱性が高い
  • 結露が生じにくい
  • デザインが豊富

デメリット

  • アルミサッシよりも耐久性が低い
  • アルミサッシよりもコストがかかるものが多い

複合サッシ

メリット

  • アルミサッシよりも断熱性が高い
  • 樹脂サッシよりも耐久性がある

デメリット

  • コストがかかる
窓のサッシに耐久性を求めるならアルミ製、断熱性を優先させるなら樹脂製、双方のメリットをバランス良く取り入れたいなら複合製などと絞っていこう。また、サッシとあわせて窓の選び方もポイントだ。複層ガラス、防犯窓、遮熱窓など、窓にもいろいろあるのでじっくり検討してほしい。

結論

窓のサッシの種類から掃除方法、交換費用の目安に修理方法、そして選び方までポイントを絞ってお伝えしてきた。窓のサッシひとつで、断熱性や気密性も変わるため、室内環境に見影響してくる。気になるところがあれば、交換も視野に入れて業者に相談してみてはいかがだろうか?
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  • 公開日:

    2019年12月30日

  • 更新日:

    2021年12月31日

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