1. 除湿機能がある空気清浄機の特徴と効果

除湿機能が付いた空気清浄機は、数こそ少ないが各メーカーから発売されている。除湿機と空気清浄機の特徴を併せ持つものだ。具体的な効果とともに見ていこう。
除湿機能付き空気清浄機の特徴
除湿機と空気清浄機が一体型になっているため接地面積も小さくて済むので、別々に置くスペースを確保しなくていい。
除湿方式は「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」がある。コンプレッサー式は、除湿機能付き空気清浄機の主流にもなっている方式で、冷気によって除湿する。デシカント式は、乾燥剤が吸収した水分を、熱によって蒸発・除湿させる。ハイブリッド式はその両方を備え、場面によって切り替えられる。
秋から冬、春先に向いているのは熱で除湿するデシカント式、夏に向いているのは冷気で除湿するコンプレッサー式、いずれも備えたハイブリッド式は通年OKなど、それぞれ特徴がある。
除湿方式は「コンプレッサー式」「デシカント式」「ハイブリッド式」がある。コンプレッサー式は、除湿機能付き空気清浄機の主流にもなっている方式で、冷気によって除湿する。デシカント式は、乾燥剤が吸収した水分を、熱によって蒸発・除湿させる。ハイブリッド式はその両方を備え、場面によって切り替えられる。
秋から冬、春先に向いているのは熱で除湿するデシカント式、夏に向いているのは冷気で除湿するコンプレッサー式、いずれも備えたハイブリッド式は通年OKなど、それぞれ特徴がある。
除湿機能付き空気清浄機の効果は?
除湿機能付き空気清浄機には、さまざまな効果がある。まずはカビ対策だ。一般的に、カビは「温度20〜40℃/湿度60%以上」「養分(ホコリなど)」「酸素」があれば発生する。除湿機能を使うことで湿度を一定以下に保ち、空気清浄機能で衛生的な環境を保てれば、カビが発生する確率を下げられる。
また、部屋干ししている洗濯物の下に設置すれば早く乾くのを手伝ってくれる。もちろん、生乾きのニオイ対策にもなる。冬は結露防止にも貢献してくれるなど、意外と使えるのが除湿機能付き空気清浄機だ。
また、部屋干ししている洗濯物の下に設置すれば早く乾くのを手伝ってくれる。もちろん、生乾きのニオイ対策にもなる。冬は結露防止にも貢献してくれるなど、意外と使えるのが除湿機能付き空気清浄機だ。
2. 除湿ができる空気清浄機の選び方と効果的な使い方

除湿機能付き空気清浄機の選び方
除湿機能付き空気清浄機は、大きく2種類に分けられる。「除湿機能が付いた空気清浄機」「空気清浄機能が付いた除湿機」だ。使い方などを踏まえ、どちらに重きを置きたいかで絞り込もう。
また、前述のように除湿方式も大切だ。使う季節や用途から、コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式などを選んでいこう。決めかねている場合はハイブリッド式がおすすめだ。
同時に確認しておきたいのが、空気清浄機能や除湿機能が効果を発揮できる範囲(面積)と、除湿タンクの容量。範囲が狭ければリビングなどには向かないし、タンクの容量が少なければお手入れの頻度が高くなる。設置しようとしている部屋よりも少し適用面積が広めのものを、容量は大きいものを選ぶといい。
また、前述のように除湿方式も大切だ。使う季節や用途から、コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式などを選んでいこう。決めかねている場合はハイブリッド式がおすすめだ。
同時に確認しておきたいのが、空気清浄機能や除湿機能が効果を発揮できる範囲(面積)と、除湿タンクの容量。範囲が狭ければリビングなどには向かないし、タンクの容量が少なければお手入れの頻度が高くなる。設置しようとしている部屋よりも少し適用面積が広めのものを、容量は大きいものを選ぶといい。
除湿機能付き空気清浄機の効果的な使い方
除湿機能付き空気清浄機を効果的に使うなら、室内の空気循環を意識したい。サーキュレーターや扇風機、またはエアコンなどを使って室内の空気を循環させておくことで、除湿機から排出された乾いた空気が室内に行き渡りやすくなる。
また、外からの湿った空気が入り込まないよう、除湿する室内は締め切っておくのも効率よく使うためのポイントだ。広い部屋を一気に除湿する場合、間仕切りがあれば利用して、エリアを複数に分ける方法もおすすめ。
また、外からの湿った空気が入り込まないよう、除湿する室内は締め切っておくのも効率よく使うためのポイントだ。広い部屋を一気に除湿する場合、間仕切りがあれば利用して、エリアを複数に分ける方法もおすすめ。
3. 除湿ができる空気清浄機のお手入れ方法と頻度

除湿機能はタンクに水が溜まる。一方、空気清浄機能はフィルターに汚れが溜まる。仕組みが違うためお手入れ方法や頻度も異なる。メーカーや機種によっても変わってくるため、ここでは一般的な除湿機と空気清浄機のお手入れ方法を説明していく。なお、お手入れする場合は必ず電源を切っておこう。
除湿機のお手入れ方法
タンクに水が溜まってきたらその都度捨てる。それ以外に、月に1回程度タンクとタンクのカバーを、2週間に1回程度フィルターをお手入れしたい。タンクやタンクカバーは水ですすぎ、しっかり乾かしてから本体に戻そう。フィルターは掃除機で汚れを吸い込むのだが、強く押し付けすぎて破損などさせないように注意しよう。汚れがひどくなってきたフィルターは、交換を検討したい。
空気清浄機のお手入れ方法
集塵フィルターや脱臭フィルターがある。特に集塵フィルターはウェーブのような蛇腹状になっているため目詰まりしやすいが、やはり破損してしまうと効果が落ちるため、掃除機で丁寧に汚れを吸っていこう。水洗いは基本的に不可なので注意したい。脱臭フィルターは、40℃くらいのぬるま湯に浸し、歯ブラシなどで擦り洗いする。完全に乾いたのを確認してから、本体に戻す。
4. おすすめの除湿機能付き空気清浄機3選

最後に、除湿機能と空気清浄機能を併せ持つおすすめの空気清浄機を3選、紹介する。価格は目安なので、最新情報はメーカーのHPやネットショップなどでチェックしてほしい。
SHARP KC-HD70
加湿・除湿・空気清浄という1台3役の空気清浄機だ。空気清浄機なら32畳、除湿なら23畳までが適用範囲となる。さらに「おまかせワンボタン」で、24時間365日、室内の汚れ、ニオイ、湿度、温度などに応じて加湿・除湿・空気清浄機能を自動でコントロールしてくれる。価格は5万5000円前後だ。
ダイキン MCZ70U
同じく空気清浄、除湿、加湿の3役を備えた空気清浄機。除湿はコンプレッサー式を採用しており、1日8.0L(50Hzの場合。60Hzでは9.0L)という強い除湿力が特徴。ストリーマと呼ばれる独自の技術で高い脱臭効果も備える。価格は9万円前後だ。
アイリスオーヤマ DCE-120
2万5000円前後とリーズナブルな、除湿機能を備えた空気清浄機だ。4Lの大容量タンクと、除湿適用範囲23畳など、コスパが高い。衣類乾燥モードもあり、スイング機能を併用することで洗濯物全体に乾いた風を行き渡らせることができる。
結論
除湿機能付き空気清浄機は、数は少ないもののいざ導入してみると意外と重宝する。洗濯物が乾きにくい梅雨の時期や冬の結露対策など、一年を通して使える。空気清浄機の導入や買い替えを検討している方はぜひ、除湿機能にも目を向けてみてはいかがだろうか?