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カレーの染み抜き方法とNG行為を解説!時間が経った染みも取れる?

カレーの染み抜き方法とNG行為を解説!時間が経った染みも取れる?

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

2021年1月30日

染みの中でもかなり厄介なのがカレーによるものだ。慌てて染み抜きをしようとして広げてしまったり、時間が経って落ちなくなったりして困った経験はないだろうか?今回はカレーの染み抜き方法とやってはいけないNG行為を解説する。いざというときに役立つ、外出先での応急処置も紹介するのでぜひ覚えておこう。

  
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1. カレーの染み抜きが難しい理由

カレーの染み抜きに苦労した方も多いだろう。なぜカレーの汚れはあんなにも染み抜きしにくいのか、その理由は染みの性質にある。

水溶性と油溶性が混ざり合っている

染みには大きく、水に溶ける「水溶性」と油に溶ける「油溶性」、そのいずれにも属さない「不溶性」がある。カレーの染みは、このうち水溶性と油溶性が混ざりあったものだ。つまり水だけでは落ちないし油だけでも落ちない。これが、カレーの染み抜きを困難にさせる大きな要因である。

そのうえカレーの色素ターメリックには「クルクミン色素」と呼ばれる非常に落ちにくい成分も含まれている。このようにカレーは、染み抜きしにくい要素がたっぷり詰まった食品なのである。

2. カレーの染み抜きをする前のチェック事項

衣類にカレーがついてしまったら、できるだけ早く染み抜きすることが肝心だ。だがその前に、落ち着いて確認したいことがあるので覚えておこう。

洗濯表示をチェック

カレーの染み抜きの前に、その素材が水洗いできるものかどうか洗濯表示を確認してほしい。「バツ」が描かれているものはご家庭での水洗いはできない。ムリに行えば今度は衣類を傷めてしまうおそれがあるため、クリーニングに出してプロの手で染み抜きしてもらおう。なお洗濯表示については消費者庁のサイトに詳しく書かれている。新旧あるので、一度確認しておくことをおすすめする(※1・※2)。

色落ちの有無をチェック

白い布を水で濡らして食器用中性洗剤を含ませ、カレーがついた衣類の目立たない部分を軽くトントン叩いてみよう。布に色が少しでも移ったら色落ちするおそれがある。ご家庭での染み抜きは諦め、速やかにクリーニングに出すことをおすすめする。

3. カレーの染み抜き方法

「水洗いOK」「色落ちなし」だったら、さっそくカレーの染み抜きを実践しよう。

用意するもの

  • 食器用中性洗剤(液体)
  • 酸素系漂白剤(液体。粉末はパッケージに従い水に溶いておく)
  • タオル
  • ティッシュ
  • 歯ブラシ(または数本束ねた綿棒)
カレーの基本的な染み抜きに使うアイテムは以上だ。歯ブラシの代わりに数本束ねた綿棒を使ってもよい。油汚れを分解するのが食器用中性洗剤、カレーの色素を分解するのが酸素系漂白剤である。

基本的な染み抜きの手順

  • ティッシュで汚れや具材などをつまみ取る
  • カレーの染みに食器用中性洗剤を含ませる
  • 軽く揉みほぐす
  • 流水ですすぐ
  • 染みに酸素系漂白剤を含ませる
  • 洗濯機の標準コースで洗濯する
染み抜きを始める前に、カレーの具材などが残っていればティッシュでつまみ取っておこう。食器用中性洗剤が浸透するまで数分待ってから揉みほぐすのもよい。流水ですすいだときに落ちが悪いと感じたら、1と2の工程を繰り返そう。ある程度キレイになったら酸素系漂白剤を染みに含ませ、いつものように洗濯機で洗濯すればよい。

頑固なカレーの染み抜き手順

  • ティッシュで汚れや具材などをつまみ取る
  • カレーの染みに食器用中性洗剤を含ませる
  • 軽く揉みほぐす
  • 衣類を裏返し、染みの下にタオルを当てる
  • 食器用中性洗剤を少量染みに垂らす
  • 歯ブラシを少し水に濡らし、染みをトントン叩く
  • 流水ですすぐ
  • 染みに酸素系漂白剤を含ませる
  • 洗濯機の標準コースで洗濯する
歯ブラシの代わりに綿棒でもよい。こすると染みが広がってしまうため、トントン叩いてタオルに「染みを移す」イメージで作業に当たろう。一度すすいでみて落ちが悪いと感じたら2〜6の工程を何度か繰り返してみてほしい。あとは基本的な染み抜きの流れと同じだ。

4. デリケートな衣類についたカレーの染み抜き方法

続いて、デリケートな素材の衣類にカレーがついてしまったときの染み抜き方法を見ていこう。

用意するもの

  • クレンジングオイル
  • 小皿
  • タオル
  • ティッシュ
  • 数本束ねた綿棒
デリケートな衣類にはクレンジングオイルを使おう。小皿に水とクレンジングオイルを1:1の割合で混ぜれば準備完了だ。

デリケートな衣類の染み抜き手順

  • ティッシュで汚れや具材などをつまみ取る
  • カレーの染みに水で薄めたクレンジングオイルを含ませる
  • 衣類を裏返し、染みの下にタオルを当てる
  • 束ねた綿棒で染みをトントン叩く
  • 水で薄めたクレンジングオイルを少量垂らす
  • 束ねた綿棒で染みをトントン叩く
  • 流水ですすぐ
  • 手洗いまたは洗濯機の弱水流コースで洗濯する
揉みほぐすと生地が傷むおそれがあるので控えよう。タオルに染みを移すイメージで軽くトントン叩くのがポイントだ。なお水洗い不可の衣類は、すすぎまで済ませてクリーニング店に持ち込むか、心配な方は最初からクリーニングに出すほうがよいだろう。

5. 時間が経ったカレーの染み抜きは?天日干しも有効

カレーは時間が経つほど染み抜きしにくくなる。キレイにできる方法はあるのだろうか?

時間がたった染みはどうする?

上述の手順が分かっていれば、ある程度は落とせることがある。食器用中性洗剤やクレンジングオイルなどで油汚れを落とし、酸素系漂白剤で色素を落とすという流れを試してみようそれでも落ちなければクリーニング店に相談だ。

天日干しも効果的ってホント?

ちなみにカレーの色素は紫外線で薄くなることもある。染み抜きを試しても残ってしまうときは、日光にさらして干してみるのもひとつの方法だ。ただし天日干しに弱い衣類は色あせなどのリスクがあるため注意しよう。

6. カレーの染み抜きは重曹でもできる?

もうひとつ、重曹を使ったカレーの染み抜きについても紹介しておこう。ナチュラルクリーニングの必須アイテムともいうべき重曹は、弱アルカリ性であるため油汚れを中和する作用がある。

用意するもの

  • 重曹
  • 食器用中性洗剤(液体)
  • 酸素系漂白剤(液体。粉末はパッケージに従い水に溶いておく)
  • やや深さのあるプラスチック容器
  • タオル
  • ティッシュ
  • 歯ブラシ
プラスチック容器に小さじ1杯の重曹と食器用中性洗剤を数滴、酸素系漂白剤を適量(染みの範囲にもよるがおおよそキャップ3杯程度)を混ぜ、ペーストを作っておこう。

重曹を使った染み抜きの手順

  • ティッシュで汚れや具材などをつまみ取る
  • カレーの染みに歯ブラシでペーストを塗る
  • 衣類を裏返し、染みの下にタオルを当てる
  • 歯ブラシで染みをトントン叩く
  • 流水またはぬるま湯ですすぐ
  • 洗濯機の標準コースで洗濯する
基本的な流れはほかのやり方と同じだ。一度すすいでみて思ったほど落ちていなければ、2〜4の手順を何度か繰り返してみよう。なおデリケートな素材には控えたほうがよいかもしれない。

7. すぐにカレーの染み抜きができないときの応急処置

カレーは、今回紹介した方法で迅速に対処できれば意外とキレイに染み抜きできる。だが、外出先などで染み抜きができないときが問題だ。知っておくと役立つ、応急処置について解説しよう。

カレーの染み抜きができないときの応急処置

外出先などで染み抜きできないときは、ティッシュなど乾いた紙や布、ナプキンなどでカレーの汚れをつまみ取ろう。こすって汚れを広げないように注意しながら行うのがコツだ。次に、ティッシュを軽く濡らして染みをつまみ、少しでもティッシュに染みを移しておこう。ある程度移ってくれたら、残った水分を乾いたハンカチなどで抑えて吸収し、自然に乾くのを待つ。帰宅後は速やかに上述の手順で染み抜きをしよう。

8. カレーの染み抜きをする際にやってはいけないこと

カレーの染み抜きをする際にやってはいけない行為もある。悪化させてしまうおそれがあるため以下のようなことは控えよう。

水道水で洗うのはNG

「水道水でサッと洗えばカレーが落ちるのでは?」と思うかもしれない。確かに、カレーの染みがついて直ちにであれば水道水で落ちるケースもあるだろう。だが油汚れは落ちにくく、かえって染みを広げてしまうおそれがあるため控えたほうがよいだろう。

おしぼりなどでこするのはNG

同じように、おしぼりやティッシュ、ナプキンやハンカチなどでゴシゴシこすってしまうのも染みを広げるリスクが高いためNGだ。慌ててこすらないように気をつけよう。

9. カレーの染み抜きにあると便利なアイテム

最後に、ひとつ備えておくといざカレーの染み抜きをする際に便利なアイテムを紹介しよう。いずれもカレーのみならずいろいろな染み抜きに活用できるし、普段の洗濯などにも重宝するものだ。

花王「ワイドハイター クリアヒーロー ラク泡スプレー」

酸素系漂白剤「ワイドハイター」のスプレータイプだ。部分的なカレーの染み抜きであればスプレータイプが使いやすいだろう。

ライオン「手間なしブライト」

色柄物にも使える液体の酸素系漂白剤だ。普段の洗濯にももちろん使えるので、ひとつ持っておいても損はない。

ライオン「トップ シミとりレスキュー」

染み取り剤と吸収シートを組み合わせたという液体洗剤で、水性と油性両方の汚れに効果がある。水洗い不可の生地にも使える。

シャボン玉石けん「重曹」

油汚れを中和する作用のある重曹は、コンロ周りの掃除や茶渋落とし、生ゴミの消臭や靴箱の除湿などとにかく用途が広い。

結論

カレーの染みは確かに厄介だが、慌てず正しい手順通りに行えば染み抜きできることも多い。NG行為は避けたうえで、今回お伝えした流れでカレーの染み抜きにチャレンジしてみてほしい。大切な衣類や、思ったほど落ちない染みはプロにお願いすることも検討しよう。

(参考文献)

  • 公開日:

    2020年1月18日

  • 更新日:

    2021年1月30日

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