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トイレの流れが悪いのはなぜ?解消方法からNG行為まで一挙に解説!

トイレの流れが悪いのはなぜ?解消方法からNG行為まで一挙に解説!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

2021年3月 2日

「どうもトイレの流れが悪い」と感じたまま放置してはいないだろうか?悪化するかも自然に解消するかも分からない状態でトイレを我慢し続けるわけにはいかないため、とにかく一刻も早い復旧が望まれる。トイレが「どうも流れが悪い」と感じるときに考えられる原因と対処方法、NG行為などを解説する。

  
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1. トイレの流れが悪いのを放置しないほうがよい理由

トイレの流れが悪いと感じたら速やかに原因を調べ、自分で対応するか業者を呼ぶかなどを判断することが大切だ。「そのうち解消されるだろう」と様子見はしないほうがよいだろう。

状態が悪化するおそれがある

トイレットペーパーのごく少量の詰まりなどであれば、時間とともに解消する可能性が高い。だが大量のトイレットペーパーであったり、原因が不明だったりした場合、放置していても解消されないおそれがある。そこへさらに用を足してトイレットペーパーを流してしまうなどすれば、状態がより悪化することも考えられる。

トイレを我慢しなくてはならなくなる

詰まりがひどくなれば、当然トイレを我慢しなければならなくなる。これがもっとも重要なポイントだろう。

水が溢れ下階に被害が及ぶことがある

集合住宅の2階以上でトイレから水が逆流して溢れるようなことがあると、下階に水漏れといった被害を与えてしまうことも考えられる。過失であれば補修費用などの負担もしなければならなくなるおそれがある。

トイレが故障することがある

少々極端かもしれないが、溢れた水によってトイレの電子部品が濡れてしまうと、トイレそのものが故障してしまうことも考えられる。トイレの買い替えが必要となればダメージはかなり大きくなってしまう。こうしたことからも、トイレの流れが悪いと感じたときは速やかな対処が求められるのだ。

2. トイレの流れが悪いときに考えられる原因

まずは原因をはっきりさせよう(すでに明確である場合はこの項目は飛ばしていただきたい)。トイレの流れが悪いときに考えられる原因は大きく「タンク内の水が不足している」「便器内で異物が詰まっている」「排水管や排水桝で詰まりが発生している」の3つだ。それぞれ詳しく解説する。

タンクの水が不足している

レバーを回したときにチョロチョロとしか流れてこないとしたら、タンク内の水不足が考えられる。

ふたを開けて、水の貯水量が十分であるかチェックしよう。適切な水位は、上向きに穴があいている「オーバーフロー管」というパイプで判断できる。オーバーフロー管に引かれたラインの1cmほど下まで溜まっていれば適量だ。「WL(ウォーターラインの意味)」などと描かれていることもある。なにも印がなければ、パイプの口から2〜3cmほど下を目安にし、それよりも低いときは水が不足していると考えよう。

水不足を招く原因としては「節水のためにペットボトルを入れている」「ボールタップやフロートバルブと呼ばれるパーツが劣化・故障している」「地震などの衝撃で水位調節が狂ってしまった」ことなどが考えられる。

便器内で異物が詰まっている

タンクの水位やレバーを回したときの水の勢いに問題がないなら、流れが悪いのはトイレ内の詰まりが原因かもしれない。一度に大量のトイレットペーパーや流せるお掃除シートを流したり、一度の量は少なくても複数回連続で流したりしていないだろうか?あるいはペットのトイレや紙おむつなども詰まりの原因となる。

またボールペンやスマホ、アクセサリーやボトルのキャップ、子どものおもちゃなども詰まりを招く原因となる。排水管の奥はS字などになっているのだが、そこに留まることで次回流したトイレットペーパーや排泄物のカスなどが引っかかり、徐々に詰まってしまうというわけだ。

排水管や排水桝で詰まりが発生している

タンクの水位は正常、便器内にも詰まるような原因はないという場合、もっと奥(下)の排水管あるいは、ご家庭の排水が集まる排水桝などで詰まりが発生しているおそれがある。残念ながらこの場合、自分で解消するのは難しいため業者を呼んで点検してもらおう。賃貸物件にお住まいなら、まずは大家や管理会社に相談してみるとよい。

3. タンクの水不足が原因でトイレの流れが悪いときの対処方法

それでは「タンクの水不足」および「便器内の詰まり」が原因でトイレの流れが悪いときの対処方法を解説していく。まずはタンクの水が不足していたケースから見ていこう。

止水栓が十分に開いていない場合

単純に、止水栓が十分開いていないことが原因の場合もある。掃除や点検などで触れた(閉めた)など心当たりがあれば、まずは止水栓を開いてみよう。止水栓はタンクの横や下(壁や床)にあることが多いが、ご家庭により異なるため確認してほしい。

なおこれ以降、タンクの水不足を調節する際に「止水栓を閉める」「開く」といった説明が出てくるが、このとき「閉めたときと同じ位置に戻す」ことを忘れないようにしよう。止水栓の微妙な開閉具合でタンクに溜まる水の量が変わってしまうからだ。閉める際に何回転させたかを覚えておくようにしよう。

止水栓には触れておらず、水位調節リングがある場合

止水栓はまったく触れていないという場合は、それ以外に問題があるかもしれない。まずは水位調節リングがあるか確認してみよう。浮き玉につながっている「支持棒(アーム)」と「給水管」との付け根にあるのが水位調整リングだ。右に90度回すごとに水位が8mmずつ上がる仕組みになっている。ただしメーカーなどにより異なる場合があるため、詳しい位置や形状は取扱説明書を確認していただきたい。

まずはタンクを空にするため、止水栓を閉めてレバーを回して水を流しておこう。次に水位調節リングを右(水位が低いことが前提であるため。高い場合は左)へ回す。リングをロックしたのち、止水栓を開いてレバーを回しタンクに水を溜める。あとは、オーバーフロー管のラインより1cmほど下まで溜まるか確認し、不足して入れば再度右へ少し回すなどして微調整していけばOKだ。

水位調節リングがなく、浮き玉がある場合

まずは止水栓を閉めてふたを外し、レバーを回してタンクの水を抜いておこう。次に、浮き玉の根元にあるナットをペンチなどで緩める。浮き玉を取り外し、ペンチなどを使ってアーム部分を上に曲げる。これにより、浮き玉がそれまでよりも上にくる、つまり水位が上がる。あとは逆の手順で、浮き玉を差し込んでナットを閉める。最後に止水栓を開いてレバーを回し、タンクに水を溜める。オーバーフロー管のラインを目安に適切な水位に調整すれば完了だ。

なお手洗い管がある場合、水が飛び出すのを防ぐため止水栓を開いたあとレバーを回す前に、紙コップなどをかぶせておこう。

浮き玉が破損していたときは?

劣化などにより浮き玉が破損していると、水位を正しく認識できず水不足を招くことがある。取扱説明書を確認し、お使いのタンクに適したボールタップ(浮き玉付きのパーツ)を購入しよう。ホームセンターなら外したものを持っていくのでもよい。ネット通販の場合は型番などをよく確認しておくことだ。交換方法については、メーカーなどによって異なるため取扱説明書をご確認いただきたい。

4. 便器内の詰まりが原因でトイレの流れが悪いときの対処方法

続いて、便器内で異物などによる詰まりが発生していることで流れが悪いときの対処方法を解説していく。

ラバーカップ(すっぽん)を使って解消する方法

ラバーカップを便器の排水口(溜め水部分)にゆっくり押し付け、カップの中を真空状態にする。溜め水の量は、カップ部分がちょうど浸かるくらいがよい。多いときは紙コップなどを使って水を減らし、少ないときは水道水を足すなどしよう。カップの中を真空状態にしたら、やや勢いをつけて上に引く。ただし引き上げすぎると水が跳ねるので注意しよう。溜め水の水面ジャスト、あるいはやや出るくらいの高さまで引き上げるイメージだ。これを数回繰り返し、流れが悪いのが解消されれば成功である。

真空管パイプクリーナーを使って解消する方法

真空管パイプクリーナーは、ラバーカップの柄の部分がシリンダー状になったものだ。使い方はラバーカップとほぼ同じである。カップを押し付けて真空状態にしたら、シリンダー上部のハンドルを上下させて詰まりを解消させよう。真空管パイプクリーナーはホームセンターなどで手に入るので、ひとつ備えておくと便利だ。

すぐにレバーを回すのは危険

ラバーカップあるいは真空管パイプクリーナーで流れが悪いのが解消されても、すぐにレバーを回して大量の水を流すのは控えたほうがよい。まだ異物が残っているおそれがあるためだ。バケツなどで少量ずつ水を流して様子を見てからにしよう。

5. 業者にお願いしたほうがよいケースとは?

ここまでトイレの流れが悪いときに自分で対処する方法を解説してきたが、業者にお願いしたほうがよいケースもある。たとえば次のような場合だ。

原因が分からない詰まりであるとき

大量にトイレットペーパーを流したわけではない、異物を落としたわけでもないなど、心当たりがない詰まりは業者に確認してもらおう。時間とともに解消される可能性もゼロではないが、悪化するおそれもある。何よりトイレが使えない時間はできる限り短くしたいところだ。

タンクの水位調節がうまくできないとき

止水栓や水位調節リング、浮き玉などの調節をしてもトイレの流れが悪いのが解消されない場合、それ以上やることで悪化したり故障したりすることも考えられる。無理をせず業者に連絡しよう。

自分で対処するのが困難または不安なとき

そもそも自分で対処することに不安がある、または取扱説明書がなくネットで情報を探しても難しくて分からないといった場合は、速やかに業者を呼ぼう。

明らかにラバーカップなどでは取れない異物だったとき

水に溶けず、ラバーカップなどで引き上げることができない大きさや重さの異物が詰まってしまった場合は、業者にお願いしたほうがよい。ワイヤーブラシを使う方法などもあるが、買いに行く時間などを考えると業者のほうが早いだろう。

あらゆる手を尽くしても解消されないとき

水位調節もした、ラバーカップや真空管パイプクリーナーも使った、それでもトイレの流れが悪いのが解消されないようであれば、便器よりもさらに先の排水管や排水桝が原因ということも考えられる。とにかく一刻も早くトイレを使えるようにすることが大切なので、速やかに業者を呼ぼう。

業者にお願いしたときの料金は?

ケースバイケースゆえはっきりとしたことはいえないが、詰まりを解消するといった作業であれば1〜2万円程度、タンクの修理などが必要になった場合は2〜4万円程度を見ていおくとよいだろう。出張料や基本料金、点検料や部品代などさまざまな料金がかかるため、事前に確認しておくことをおすすめする。

6. トイレの流れが悪いときにしてはいけない行為とは?

トイレの流れが悪いと感じたときに避けたい「NG行為」についてもお伝えしておこう。

試しにもう一回流してみるのはNG

詰まりが原因と思われる場合「もしかしたら次、流れるかもしれない」と思いたくなるのは分かる。だが確証がないのであればやめたほうがよいだろう。便器内に汚水が溜まるだけならまだしも、溢れ出してしまえば大惨事だ。

タンクにペットボトルを入れるのはNG

節水目的でタンク内にペットボトルを入れているご家庭も多いが、その分だけタンク内が水不足になる。結果として流れが悪い状態を作ってしまうことになるため、ペットボトルなどを使った節水は控えたほうがよい。それにタンク内の部品を破損させてしてしまえば、修理代などで余計なコストがかかってしまう。近年のトイレは少ない水量で流せるものも増えている。節水が目的であれば、これを機に節水トイレに交換するなどしよう。

トイレに熱湯を流すのはNG

流れが悪い原因が異物による詰まりで、かつその異物が水溶性ならお湯で解消できるといった方法も紹介されている。確かに解消できる可能性はあるが、トイレは陶器のため熱湯を流すことは控えよう。ヒビ割れなどが生じれば修理や買い替えなどで余計なコストがかかってしまう。

7. トイレの詰まりを予防するには

トイレの詰まりはちょっとした心がけで防げることが多い。おさらいの意味も込めて、詰まり対策を確認しておこう。

トイレットペーパー以外は流さない

ごく基本的なところだが、トイレットペーパー(または流せるお掃除シートなど)以外は流さないように気をつけよう。

一度に大量、または連続して流さない

たとえトイレットペーパーや流せるお掃除シートでも、一度に大量に流せば詰まるおそれがある。少量ずつでも連続して流せば徐々に詰まることもあるため、量に気をつけよう。

詰まりそうな大きさの小物は置かない

トイレの排水口にすっぽり入ってしまうサイズの小物は置かないように気をつけるか、置く場合はしっかり固定するなどして落ちないように工夫しよう。

洗剤のキャップなどの取り扱いにも気をつける

掃除の際、外した洗剤のキャップが落ちてしまうこともある。キャップのないスプレータイプにするなど工夫しよう。

スマホやボールペンなど小物を持ち込まない

うっかりポケットや手からすべり落ちてしまうおそれがあるスマホやボールペンなどのアイテムも、可能であれば持ち込まないことだ。

8. トイレの流れが悪いときはまず原因究明を

トイレの流れが悪いと感じたら、とにかく原因をはっきりさせ、その原因に応じて適切に対処することが大切だ。詰まりが原因なのに、闇雲にタンクの水位を調節しても意味がない。それに直るまでトイレが使えないため、日常生活に支障をきたしてしまうおそれもある。自分で対処した場合でも「無理かもしれない」「難しい」「分からない」と思ったら、速やかに業者を呼ぶことをおすすめする。

結論

トイレの流れが悪いときに考えられるのは「タンクの水不足」「トイレの詰まり」「排水管や排水桝の詰まり」のいずれかだ。今回紹介した方法で解消しないときは、パーツの破損や不溶性の異物の詰まり、設備の故障なども考えられる。原因不明なケースもそうだが、とにかく無理をせず速やかに業者に相談しよう。
  • 公開日:

    2020年1月24日

  • 更新日:

    2021年3月 2日

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