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色移りを落とす方法!コツや予防策も紹介

色移りを落とす方法!コツや予防策も紹介

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年7月12日

色移りはショックかもしれないが、落とす方法はいくつかある。色移りの落とし方を解説するので、諦めずに試してみてほしい。併せて、時間が経った場合の色移りを落とすコツや、今日からできる色移りの予防策もお伝えしていく。

  

1. 色移りの原因と色移りしやすい衣類の特徴

色移りの主な原因

色が濃い衣類から薄い衣類へ、または1枚の衣類でも部分的に色の濃淡がある場合、濃い部分から薄い部分へなど、色移りにもいくつかパターンがある。色移りしてしまう原因は、大きく3つだ。

洗濯中に染料が溶け出して色移りする

洗剤や水、回転する力などによって染料が溶け出してしまうパターンだ。複数の衣類を洗濯している場合、それぞれに色移りしてしまうことがある。

脱水中に染料が飛び散って色移りする

脱水中の遠心力によって染料が飛び散ってしまい、他の衣類に色移りすることがある。点々とした色移りは、これが原因になっている可能性が高い。

濡れた状態で長時間接していて色移りする

洗濯が終わってすぐに干さず、濡れた状態のまま洗濯機に放置していた場合、接していた部分に色移りしてしまうことがある。

色移りしやすい衣類とは?

色移りに気をつけた方がいい衣類の見分け方は、洗濯表示や説明などを見て判断しよう。
  • 汗や摩擦、水濡れにより移染することがある
  • 色柄物と一緒に洗わない
  • 長時間濡れたままにすると色が落ちる可能性がある
このような『色に関する注意書き』があるものは、色移りに気をつけた方がいい。

洗濯表示がない衣類でも、水で濡らした白いタオルで襟や袖を拭いたときに色移りしたり、つけ置きしたときに水の色が変わったりすれば、色移りする可能性があるため注意しよう。

2. 色移りの基本的な落とし方

色移りの基本的な落とし方とポイントを解説していく。

色移りを落とす際のポイントは3つ

  • 気づいたらできるだけ早く対処する
  • お湯(50℃程度)を使って洗う
  • 洗剤の量を多め(定量の2〜3倍)に増やす
色移りした衣類が乾いてしまえば余計に落ちにくくなる。できるだけ早く対処することが重要だ。また水よりもお湯のほうが、洗浄力が高い。洗濯機の耐熱温度に気をつけながら50℃程度のお湯で洗おう。洗剤は弱アルカリ性で、できれば洗浄力が高い粉末を、決められた分量の2〜3倍に増やして洗おう。漂白剤を使うとより落ちやすいが、それで色落ちしてしまっては元も子もない。漂白剤が使える衣類かどうか、必ずチェックしてからにしよう。

お湯と洗剤

50℃程度のお湯を桶にはり、弱アルカリ性の粉末洗剤を定量の2〜3倍入れて溶かす。続いて規定量の漂白剤を入れる。お湯が熱いため炊事用ゴム手袋を着用するといいだろう。色移りしてしまった衣類を浸し、30分から時間程度つけ置きしよう。途中、何度か混ぜるとより効果的だ。時間がきたらすすぎ、洗濯機で洗濯しよう。

3. 時間が経った色移りの落とし方

一度乾いてしまった場合など、時間が経った色移りは落ちにくい。だが、次の方法で色移りを落とせることもあるので、ぜひ試してみてほしい。

ハイター

色移りした衣類がもともと白物で、かつ麻や綿、ポリエステル、アクリルといった素材ならハイターを使ってつけ置きしてもいい。50℃程度のお湯をはった桶にハイターを規定量入れ、30分つけ置きしたあと流水でよくすすぎ、洗濯機で洗濯する。ハイターは塩素系漂白剤のため、酸素系の洗剤と混ぜないよう注意しよう。また、肌荒れが気になる方は炊事用のゴム手袋を着用することをおすすめする。

オキシクリーンと洗剤

ニットや装飾がついている衣類でなければ、オキシクリーンを使って色移りを落とす方法もある。同じように50℃程度のお湯をはった桶に、普段使っている洗濯洗剤を定量の2〜3倍多めに溶かし、オキシクリーンを定量入れて混ぜ合わせる。色移りした衣類を30分程度つけ置きしてから、洗濯機で洗濯しよう。

クリーニング

ハイターやオキシクリーンが使えない、漂白剤が使えない、いくつか試したが色移りが落ちないといった場合、クリーニングに出すことも検討しよう。特に大切にしている衣類ならなおさらだ。色移りを落とすために何度もつけ置きや洗濯を繰り返すことで、生地が傷んでしまう可能性もある。料金はクリーニング店によって異なるため、事前に確認しておくと安心だ。

4. 今日からできる4つの色移り予防策

最後に、すぐに実践できる色移りの予防策を4つ、お伝えする。

仕分けしてから洗濯する

最も基本的なことだが「色物」と「白物・淡色物」を仕分けして洗濯することで色移りは防げる。ただし、どうしても一緒に洗わなければならないこともある。そのときは、洗濯ネットを使おう。

洗濯ネットを活用する

色物と白物・淡色物を一緒に洗う場合、色の濃い衣類は洗濯ネットに入れよう。そうすることで、洗濯中に衣類同士がこすれたり、脱水中に染料が飛び散ったりして色移りするのを防げる。

洗濯が終わったらすぐに干す

濡れたままの衣類同士が触れ合っていると、色移りしてしまうことがある。洗濯が終わったらすぐに取り出し、干す習慣を身につけよう。

色移り防止シートを活用する

ドクターベックマンの「色移り防止シート」などのように、洗濯物と一緒に洗濯機に入れるだけで色移りを防いでくれる便利なアイテムもある。

結論

洗濯物の色移りは、気づいたらすぐに対処すると落ちやすい。時間が経った色移りは、ハイターやオキシクリーンなどで落とせる場合もあるが、自分で対処できないときはクリーニングに出すことも検討しよう。色移りは予防できるので、ぜひ対策を講じておこう。
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  • 公開日:

    2020年1月 9日

  • 更新日:

    2021年7月12日

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