1. 粉洗剤と液体洗剤の違いとは
洗濯用の洗剤にはさまざまな種類がある。粉洗剤と液体洗剤は、洗濯用洗剤の中でも特に多く販売されている主力商品だ。2018年の日本石鹸洗剤工業会の調査では、衣料用洗剤のなかで液体洗剤はシェアの7割以上を誇っている。液体洗剤は圧倒的に人気のある衣料用洗剤なのだ。一方の粉洗剤は、近年毎年販売数を落としている。
粉洗剤の特徴
単純に汚れを落とすことだけに注目すれば、より洗浄力が強いのは粉洗剤である。粉洗剤はアルカリ性だが、衣類に付着する汚れの多くは酸性なのだ。アルカリ性の粉洗剤のほうが、酸性の汚れを中和させて落とすことができるのである。スポーツやアウトドアが好きな方や部屋干し派の方には、とくにに粉洗剤をおすすめしたい。泥汚れや皮脂汚れ、衣類の繊維に入り込んだ汚れもしっかり落とすことができるからだ。
粉洗剤はコスパもよい。1箱あたりの値段は、液体洗剤1パックよりも一般的に安いことが多い。しかも、粉洗剤は1箱の洗剤でまかなえる洗濯の回数が多い。子どもがいてたくさん洗濯をする家庭では、粉洗剤のコスパのよさはありがたいものだ。
粉洗剤はコスパもよい。1箱あたりの値段は、液体洗剤1パックよりも一般的に安いことが多い。しかも、粉洗剤は1箱の洗剤でまかなえる洗濯の回数が多い。子どもがいてたくさん洗濯をする家庭では、粉洗剤のコスパのよさはありがたいものだ。
液体洗剤の特徴
一方の液体タイプのものは、使いやすいのが人気の要因だろう。界面活性剤の配合が多く、繊維に入り込みやすいので、粉洗剤のように固まる、溶け残るということがない。液体洗剤の性質は中性だ。汚れを落とす力では劣るものの、衣類を優しく洗いあげることができる。長く大切に着ていきたい洋服の場合には、中性の洗剤を使ったほうがよい。
また、液体タイプの中には、すすぎが1度でよいものも多い。すすぎが1度で済むと、水道代は安くなるし、環境にも優しいというメリットがある。どちらにもよい面があるので、必要に応じて使い分けるとよいだろう。
また、液体タイプの中には、すすぎが1度でよいものも多い。すすぎが1度で済むと、水道代は安くなるし、環境にも優しいというメリットがある。どちらにもよい面があるので、必要に応じて使い分けるとよいだろう。
2. 粉洗剤の正しい使い方や保存方法
ところで、粉洗剤の正しい使い方をご存じだろうか?正しい入れ方を守ると、洗濯槽のカビや洗剤の溶け残りなどを予防することができるので、ここで確認しておこう。
計量スプーンを使って専用投入口に入れること
粉洗剤は、パッケージに同梱されている計量スプーンを使って、規定の量を使うのがよい。たくさん入れたほうが洗浄力が上がると思われる方もいるかもしれないが、トラブルの原因になる可能性があるのだ。トラブルとは主に2つのことが挙げられる。1つ目は、溶け残った洗剤が衣類に付着すること。2つ目は、残ったカスによって洗濯槽にカビが発生しやすくなることだ。
また、計量した洗剤は、洗濯機の粉専用の投入口に入れよう。直接洗濯機の中に回しかけると、衣類の間で粉洗剤が固まることがあるのだ。
また、計量した洗剤は、洗濯機の粉専用の投入口に入れよう。直接洗濯機の中に回しかけると、衣類の間で粉洗剤が固まることがあるのだ。
すすぎは基本的に2回すること
粉洗剤は、すすぎ1回でもよいとうたっている商品以外、すすぎは必ず2回しておこう。すすぎが足りないと、これもカビの原因になるので要注意だ。洗剤の成分が衣類に残っていると、お肌のトラブルの原因にもなるので気をつけよう。
正しい保存方法とは?
最近では、粉洗剤にも詰め替え専用の商品が登場したり、オシャレな詰め替え容器に保存する方も増えている。自分で詰め替えケースを選ぶときは、湿気や水分が入らないような密閉容器がよいだろう。計量スプーンも一緒に保管して、詰め替え後も使えるようにしよう。
3. 粉洗剤の溶け残りを出さないコツは?
粉洗剤の最大の敵は、溶け残りといっても過言ではない。どうしたら、溶け残りを防ぐことができるのだろうか?
粉洗剤は、約30~40℃のお湯に入れると溶けやすい。この温度は皮脂汚れを落とすのにも最適な温度となっている。だから、洗濯をする前にお湯で粉洗剤を溶いてから、洗濯機に投入すると洗浄力もアップして、粉洗剤の溶け残りも気にならなくなる。ちょうどお風呂のお湯と同じくらいの温度が適当なので、洗濯にお風呂の残り湯を使うと、水道代も節約できるし溶け残り対策にもなる。特に冬場は水道の水が冷たくて粉洗剤が固まることも多い。洗濯機に投入する前にしっかりお湯で溶かしておくことが大事だ。
あとは、粉洗剤の正しい使い方と同じになってしまうが、規定の分量の粉洗剤を入れることとすすぎを2回行うことが、溶け残りを防ぐことにもつながる。基本的なことだが、しっかり使い方を守りたい。
粉洗剤は、約30~40℃のお湯に入れると溶けやすい。この温度は皮脂汚れを落とすのにも最適な温度となっている。だから、洗濯をする前にお湯で粉洗剤を溶いてから、洗濯機に投入すると洗浄力もアップして、粉洗剤の溶け残りも気にならなくなる。ちょうどお風呂のお湯と同じくらいの温度が適当なので、洗濯にお風呂の残り湯を使うと、水道代も節約できるし溶け残り対策にもなる。特に冬場は水道の水が冷たくて粉洗剤が固まることも多い。洗濯機に投入する前にしっかりお湯で溶かしておくことが大事だ。
あとは、粉洗剤の正しい使い方と同じになってしまうが、規定の分量の粉洗剤を入れることとすすぎを2回行うことが、溶け残りを防ぐことにもつながる。基本的なことだが、しっかり使い方を守りたい。
4. 粉洗剤の選び方
粉洗剤は1つのメーカーから複数の種類の商品が販売されている。特売品を何となく選びがちだが、これらの商品にはどのような違いがあるのだろうか?自分の洗濯スタイルや求めるものによって選ぶべきものが変わるので、選ぶポイントを解説していこう。
注目したい点は、粉洗剤の中に配合されている成分だ。
白いシャツの黄ばみを抑えたいときは、「蛍光増白剤」が入っているものを選ぶとよい。反対に、「蛍光増白剤」によって生成(きな)りやパステルカラーの衣服は色落ちするし、天然のコットンやリネン素材の洋服は風合いが変わってしまうこともある。「酸素系漂白剤」入りの物なら、色落ちを心配せず幅広い衣類の洗濯に対応できる。
洗濯物を部屋干ししている方には、臭いを抑えてくれる防臭剤や、臭いの元を分解する酵素が入っているものがぴったりだ。
粉洗剤の中には柔軟剤入りのものもある。タオルなどをふんわり仕上げたいときには、柔軟剤入りのものを選ぶとよいだろう。
その他、粉洗剤には香料が配合されているものもあるので、香りの好みで選ぶのも手だ。
注目したい点は、粉洗剤の中に配合されている成分だ。
白いシャツの黄ばみを抑えたいときは、「蛍光増白剤」が入っているものを選ぶとよい。反対に、「蛍光増白剤」によって生成(きな)りやパステルカラーの衣服は色落ちするし、天然のコットンやリネン素材の洋服は風合いが変わってしまうこともある。「酸素系漂白剤」入りの物なら、色落ちを心配せず幅広い衣類の洗濯に対応できる。
洗濯物を部屋干ししている方には、臭いを抑えてくれる防臭剤や、臭いの元を分解する酵素が入っているものがぴったりだ。
粉洗剤の中には柔軟剤入りのものもある。タオルなどをふんわり仕上げたいときには、柔軟剤入りのものを選ぶとよいだろう。
その他、粉洗剤には香料が配合されているものもあるので、香りの好みで選ぶのも手だ。
結論
ここまで粉洗剤について、正しい使い方や選び方を中心に説明してきた。粉洗剤は洗浄力が強く、スポーツやアウトドアが好きな方や部屋干しの臭いが気になる方にはぴったりの洗濯用洗剤なのだ。コスパがよいので、洗濯回数の多い家庭にも向いている。粉洗剤には想像以上に多くの種類がある。好みや用途に合わせて洗剤を選んでみてはいかがだろうか?