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黒カビの落とし方と予防策を解説!原因を知って効率よく掃除を

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

2020年1月14日

黒カビは一度生えると、根を絶たない限りまた生えてきてしまう。胞子が飛散すれば人体にも害が及んだり、別の場所で繁殖を始めたりすることもある。今回は、黒カビを効率よく落とす豆知識や、黒カビを寄せ付けないちょっとしたコツを解説する。

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1. 黒カビとは?アレルギーやぜんそくの原因にも

黒カビは本来土の中にいる菌だが、胞子が非常に軽い。空気中を浮遊して家の中に入り、根を張って繁殖し始めることも珍しくない。それ以外にも、次のような条件がそろうと黒カビが生育・繁殖を始めてしまう。

黒カビの生育に適した環境

  • 室温20〜30℃
  • 湿度70%以上
  • エサが豊富
こうした条件がそろうのは、浴室やエアコン、洗濯機などである。エサとは有機物質やホコリ、汚れなどだ。たとえば浴室に生える黒カビなら、石鹸カス・皮脂汚れ・水垢などがエサになってしまう。

黒カビの人体への影響

浮遊している黒カビの胞子を吸い込んでしまうと、アレルギーやぜんそくなどを引き起こすことがある。エアコンの吹出し口から大量の胞子が飛んでくれば、人によっては夏型過敏性肺炎などを発症してしまうこともある。黒カビは見つけたら退治すると同時に、繁殖しにくい環境を作ることが大切だ。

2. 場所別・黒カビの落とし方と注意点

黒カビは家のあらゆる場所に発生する。ここでは、とくに黒カビが生えやすい「浴室」「エアコン」「「洗濯機」「壁」に分けて落とし方と注意点をお伝えする。

浴室の黒カビ

浴室の黒カビには漂白剤が最適だ。カビキラーなど塩素系漂白剤をスプレーし、しばらく放置してから洗い流せば落ちる。

頑固な黒カビにはペーストがおすすめだ。洗面器に液体の塩素系漂白剤と片栗粉を混ぜ、ペースト状にする。黒カビに直接塗り、5分ほど置いてから熱めのシャワーでしっかり洗い流そう。

注意点として、ゴム手袋を着用すること、換気しながら行うこと、ペーストは作ったらすぐに使うことを覚えておこう。

エアコンの黒カビ

エアコンの内部は黒カビが好む環境がそろっている。特にフィルターの奥にあるフィン(金属の熱交換器)は、手が行き届かず黒カビが生えやすい。

ホームセンターなどで専用クリーナーを買って洗い流す方法が一般的だ。汚れがひどい場合は、ハウスクリーニング業者に依頼することも検討しよう。

フィンはムリに触れたり外そうとしたりすると、故障の原因になることがあるので注意しよう。

洗濯機の黒カビ

ゴミすくいネットを用意しておこう。フィルターは外し、40℃程度のぬるま湯を上限水位まで入れる。

そこへ重曹を150g(または1カップ)程度混ぜたら「洗い」コースのみで5〜6分ほど回す。黒カビなどの汚れが急速に浮き上がってくるので、最低2〜3時間ほど放置する。ゴミすくいネットで浮いている汚れを取り除いたら、再度、洗い・放置・ゴミ取りを繰り返す。

フィルターを取り付けて排水・脱水し、最後にもう一度キレイな水で洗いから脱水まで行おう。根気のいる作業だが、黒カビを一気に退治するためにも頑張ってほしい。

壁の黒カビ

  • スプレーボトルにお酢と水を1:1で混ぜたもの
  • スプレーボトルに水100mlに対し、重曹小さじ1杯を溶かしたもの
  • アルコール除菌スプレー
  • キレイな雑巾
以上を用意し、まずは黒カビにお酢を吹きつける。こうすることで、タンパク質を含んだ黒カビが取りやすくなる。次に重曹をスプレーし、黒カビのエサとなる汚れを分解する。キレイな雑巾で拭き上げ、最後にアルコール除菌スプレーをかけて乾くのを待てば完了だ。

3. カビ取り剤で黒カビを効率よく落とすための豆知識

カビ取り剤を使って黒カビを落とす際、ちょっとしたコツを知っていると効率がいい。

カビ取り剤は乾いた状態で

黒カビやその周辺が湿っていると、カビ取り剤が薄くなる・密着しなくなることがある。乾いている状態でカビ取り剤を使おう。

カビ取り剤はこすらない

とくに浴室のシリコンパッキンやタイルの目地など、ゴシゴシこすりたくなるかもしれないが、逆に黒カビが素材の奥に入り込んでしまうことがある。所定時間放置したら、熱いシャワーで洗い流すに留めよう。

キッチンペーパーやラップでパック

黒カビには、カビ取り剤をしっかり密着させることが大切。カビ取り剤の上からキッチンペーパーやラップでパックをし、流れないようにするのも効率よく落とすコツだ。

4. 黒カビを寄せ付けないためのちょっとした心がけ

黒カビを撃退したら、寄せ付けないために次のことを心がけよう。

浴室・洗濯機・室内は湿度に注意

浴室や洗濯機など、湿気の溜まりやすい場所は黒カビが発生しやすい。浴室は24時間換気する、洗濯槽は使わないときもふたを開けるなどし、低湿度の環境を保とう。

気密性の高い室内も、油断すると湿度が高くなる。適度な換気、エアコンのドライ機能、除湿機やサーキュレーターを使うなどして、黒カビが生育しにくい湿度(50%程度)を保てるように心がけたい。エサとなるホコリを溜めないため、日頃の掃除も大切だ。

エアコンは送風機能を活用

エアコンはフィルター掃除をこまめに実施したい。とくにエアコンをよく使う夏や冬は、2週に1回を目安に掃除しよう。また、エアコンを使用したら最低でも30分ほど送風機能で内部の湿度を下げておくと、黒カビ防止につながるはずだ。

水気は拭き取る、アルコール除菌スプレーを活用する

水気は拭き取っておくこと、黒カビが生えそうな場所にはアルコール除菌スプレーをかけておくことなど、ちょっとしたことも黒カビ対策になる。

結論

黒カビの胞子は空気中を浮遊する。完全に防ぐことはできないが、できた黒カビは早めに退治したい。あわせて、黒カビが繁殖しにくい環境を作ることも大切だ。湿度はコントロールできるし、汚れも掃除で取り除ける。日々のちょっとした心がけで黒カビを防ごう。

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