1. シャツの襟汚れの原因とは?

襟汚れの根本的な原因は「皮脂」だ。襟に付着した皮脂は、時間が経って酸化したり汗が染み込んだりすると黄ばみに、さらにチリやホコリなどの汚れが混じると黒ずみになる。
しかも、襟は首とこすれ合う頻度が高いため、汚れが繊維の奥に入り込みやすい。襟汚れが落ちにくいのはこのためだ。
脱いだらすぐに洗濯しているのに襟汚れが目立つという方は、洗濯の仕方を振り返ってみよう。
しかも、襟は首とこすれ合う頻度が高いため、汚れが繊維の奥に入り込みやすい。襟汚れが落ちにくいのはこのためだ。
脱いだらすぐに洗濯しているのに襟汚れが目立つという方は、洗濯の仕方を振り返ってみよう。
襟汚れが落ちにくい洗濯の仕方
- 襟汚れが落ちにくい洗濯の仕方
- 洗剤が足りていない
- お急ぎコースで洗っている
- 液体の中性洗剤で洗っている
こうしたことに心当たりがあれば、見直す必要があるかもしれない。洗濯物が多ければ洗剤が十分行き渡りにくく、洗剤が足りなければ汚れを落としきれない。
お急ぎコースは時短になるが洗いやすすぎが足りていない可能性がある。また、頑固な皮脂汚れを落とすには洗浄力の高い弱アルカリ性の粉末洗剤が向いている。
お急ぎコースは時短になるが洗いやすすぎが足りていない可能性がある。また、頑固な皮脂汚れを落とすには洗浄力の高い弱アルカリ性の粉末洗剤が向いている。
2. 軽い襟汚れはたったひと手間で落とせる

洗濯しても落ちない襟汚れにぜひ試してほしいたったひと手間、それは酸素系漂白剤を使って洗う方法だ。酸素系漂白剤としてはワイドハイターなどが有名だろう。
襟汚れに直接垂らし、なじませてから洗濯機に入れて回すだけなので、時間はほとんどかからない。軽い襟汚れならこれでキレイに落とせるはずだ。
時間に余裕があれば、桶などに溜めた40℃程度のぬるま湯に漂白剤を適量溶かし、30分ほどつけ置きしてから洗濯するとより落ちやすくなる。
襟汚れに直接垂らし、なじませてから洗濯機に入れて回すだけなので、時間はほとんどかからない。軽い襟汚れならこれでキレイに落とせるはずだ。
時間に余裕があれば、桶などに溜めた40℃程度のぬるま湯に漂白剤を適量溶かし、30分ほどつけ置きしてから洗濯するとより落ちやすくなる。
3. 頑固な襟汚れは2つのアイテムを足せば簡単に落とせる

中性洗剤と重曹
落としきれない襟汚れがあれば、食器用の中性洗剤と重曹を加えてみよう。
中性洗剤と重曹を小さじ1ずつ混ぜ、襟汚れに塗る。手で軽くもむと染み込みやすい。次に、桶などに40℃程度のぬるま湯を溜める。適量の酸素系漂白剤と、同量の重曹を溶かして1時間ほどつけ置きする。時間がきたら普通に洗濯するだけで襟汚れが落とせる。
中性洗剤と重曹を小さじ1ずつ混ぜ、襟汚れに塗る。手で軽くもむと染み込みやすい。次に、桶などに40℃程度のぬるま湯を溜める。適量の酸素系漂白剤と、同量の重曹を溶かして1時間ほどつけ置きする。時間がきたら普通に洗濯するだけで襟汚れが落とせる。
重曹とスチームアイロン
桶に溜めたぬるま湯に酸素系漂白剤を適量溶かし、重曹を加える。重曹は、漂白剤に対して1/2に調整しよう。襟汚れに歯ブラシなどで塗り込んでいき、スチームをたっぷりあてる。なお、アイロンの底面はシャツに触れないように注意しよう。スチームアイロンがなければ、衣類スチーマーやドライヤーで熱を加えてもいい。
あとは、軽く水で洗い流し、普通に洗濯すれば襟汚れが落ちる。
なお、色柄ものの場合は漂白剤が使えるかどうか、商品の説明欄などを事前に確認しておこう。
あとは、軽く水で洗い流し、普通に洗濯すれば襟汚れが落ちる。
なお、色柄ものの場合は漂白剤が使えるかどうか、商品の説明欄などを事前に確認しておこう。
4. 襟汚れを防ぐコツと汚れ落としに便利なグッズ

一度キレイなった襟元は、なるべく汚れがつかないようにしたい。最後に、襟汚れを防ぐコツと、襟汚れ落としに便利なグッズを紹介する。なお掲載価格は税込で、2019年12月16日時点のものだ。
襟汚れを防ぐ方法
- 漂白剤を使って洗濯する
- 脱いだらできるだけ早く洗う
- 襟元にベビーパウダーやのり剤を塗る
普段の洗濯で漂白剤を使っておけば、襟汚れを苦労して落とす手間も減るだろう。また、皮脂が酸化する前に、脱いだらできるだけ早く洗うのもコツだ。
アイロンがけの際やシャツを取り込んだ時などに糊剤を塗ったり、皮脂を吸収するベビーパウダーを塗ったりするのも効果がある。
アイロンがけの際やシャツを取り込んだ時などに糊剤を塗ったり、皮脂を吸収するベビーパウダーを塗ったりするのも効果がある。
花王「ワイドハイターEXパワー ガンコなシミ用」(Amazon価格:274円)
色柄ものにも使える部分用漂白剤。放置せずそのまま洗濯機に入れられるため手間はほとんどかからない。
ライオン「トップNANOX エリそで」(Amazon価格:264円)
塗りやすいスポンジヘッドなので手を汚さずに済む。5分ほど置いてから洗濯機に入れよう。色柄ものにも使える。
ミヨシ「暮らしの重曹せっけん エリそで泡スプレー」(公式サイト価格:324円)
石鹸と重曹で作られた、人肌や素材にやさしい泡スプレー。襟汚れに吹きつけて軽くもみ洗いしてから洗濯機に入れよう。
結論
襟汚れは頑固だが、身近にあるアイテムを使った方法で簡単に落とせる。普通に洗濯しても落ちない襟汚れに悩んでいた方は、今回紹介したひと手間を試してみてほしい。手間のかからない便利グッズも多いので、ぜひ活用しよう。