1. 空気清浄機にたまるゴミとは!掃除せずにいると?

空気清浄機の中には、フィルターを自ら掃除する機能が搭載されているものもあるが、多くはヒトの手による掃除が欠かせない。空気清浄機にたまるゴミや掃除をしなかったときのリスクについて確認していこう。
空気清浄機にたまるゴミ
- ホコリ、チリ
- ウイルス、雑菌、カビの胞子
- 花粉、PM2.5 など
空間に浮遊するゴミを吸着して空気をろ過し、キレイになった空気を送り出してくれるのが空気清浄機。ゴミは消えてなくなる訳ではなく、ろ過する際にフィルターに蓄積される。つまり、空気清浄機を稼働させるほどゴミは増えていくことになる。加湿できる空気清浄機なら水垢も付着する。
ゴミを放置すると?
- 性能が低下する
- 悪臭が発生する
- 電気代がかかる
空気清浄機を掃除せずにいると、さまざまなデメリットが生じる。ゴミでフィルターが詰まれば、空気清浄能力が低下する。吸引力が弱まったせいでパワーを「強」にすれば、その分電気代もかかるだろう。なにより、空気清浄機の中でゴミをエサに雑菌やカビが発生すれば不衛生であるし、悪臭の元になることもある。
2. 空気清浄機の掃除の仕方とコツ

空気清浄機を掃除する前に必ず説明書を読み、「水洗いの可否」「掃除における注意書き」などを確認しておこう。
そろえておくモノと掃除の仕方
- クエン酸
- アルコール除菌スプレー
- 掃除機
- 古い歯ブラシ
- キレイな布
空気清浄機の電源を抜き、外せるパーツは外しておく。フィルターや吸気口は、掃除機がけでゴミを取り除こう。空気清浄機の本体は水拭き、またはアルコール除菌スプレーを含ませた布で拭き掃除をしよう。
水洗いできるパーツの浸け置き方法
空気清浄機のフィルターや給水タンクなどの汚れがひどく、掃除機だけでは不十分なときは、クエン酸を使った浸け置きがおすすめだ。
洗面台に50℃程度のお湯をはり、1Lに対し大さじ1/3杯程度のクエン酸を溶かす。その中にパーツを浸し、2時間ほど放置してから水でしっかり洗い流す。各パーツは、風通しのいい場所で完全に乾燥させてから空気清浄機の本体に戻そう。
洗面台に50℃程度のお湯をはり、1Lに対し大さじ1/3杯程度のクエン酸を溶かす。その中にパーツを浸し、2時間ほど放置してから水でしっかり洗い流す。各パーツは、風通しのいい場所で完全に乾燥させてから空気清浄機の本体に戻そう。
集塵フィルターは基本的に水洗い不可
空気清浄機の集塵フィルターとは、ジャバラ(蛇腹)状のフィルターだ。基本的に水洗いができないため、掃除機でゴミを吸う程度になる。それでも汚れがひどいときは、買い替えを検討したほうがいいだろう。
臭いが気になるときは
空気清浄機をかけているのに臭いが気になる、というときは脱臭フィルターが汚れている可能性が高い。集塵フィルターと同様に、基本的に水洗いができないものが多い。そのため、掃除機でゴミを取り除いてから陰干しをして十分、乾燥させよう。
3. 空気清浄機はどれくらいの頻度で掃除する?

さいごに、空気清浄機の掃除の頻度について触れておこう。さすがに毎日、空気清浄機を掃除する必要はないが、フィルターなど掃除機がけできるパーツは、週1回を目安に実施したい。空気清浄機本体は、そのついでや、汚れが目立ってきたらその都度、拭き掃除をしよう。浸け置きなど、外せるパーツを外しての入念な掃除は月1回程度が目安になる。
結論
ゴミをろ過して室内の空気をキレイにしてくれる空気清浄機だが、それ自体にゴミがたまってしまうと本来の実力を発揮できない。空気清浄機を使ってキレイな快適空間をキープするためにも、定期的な掃除を心がけよう。