1. スチームアイロンの使い方!まずは種類と機能を覚えよう

スチームアイロンの使い方をマスターするため、まずどういった種類があるのか、何ができるのかなどを押さえておこう。
いつ使う?
スチームアイロンを使うのは、衣類のシワをのばしたいときや、臭いが気になるときだ。スラックスに折り目をつけたいときなどもスチームアイロンが便利。使い方は後述するが、難しくはないのでぜひこの機会に覚えてしまおう。
主な機能は?
最大の特徴は高温の蒸気を放出するスチーム機能だ。使い方は、タンクに給水し、スイッチを押すだけでいい。多量の蒸気が吹き出して衣類をいい具合に湿らせてくれるので、シワがのばしやすくなる。もちろん、蒸気を使わないドライアイロンとしての機能も備えている。
種類は?
スチームアイロンには大きく「コード有り」「コード無し」がある。前者は、コンセントの位置やコードの長さによって使用できる場所・範囲が限られており、使い方によってコードが邪魔になることもあるが、パワーが強く充電なども気にせず使える。後者は、使う場所を選ばない・コードを気にする必要がないなど使い勝手の面でストレスが少ないが、その反面パワーの点で劣るため、思ったほどシワがのばせないこともある。
なお、スチームアイロンと似た、スチーム機能のみを備えた衣類スチーマーもあるが、アイロン機能がないためここでは割愛する。
なお、スチームアイロンと似た、スチーム機能のみを備えた衣類スチーマーもあるが、アイロン機能がないためここでは割愛する。
2. スチームアイロンが初めてでもわかる!基本の使い方とコツ

スチームアイロンが初めてという方にも分かりやすく、使い方の基本とコツを、ポイントを絞ってお伝えしていく。
シワのばし
まずシワのばしをするための使い方から見ていこう。ハンガーにかけたまま、のばしたいシワにスチームアイロンでたっぷり蒸気をかけ、手で引っ張るなどしてシワをのばしていく。
このとき、アイロンの底面は衣類にあてず蒸気だけをしっかり含ませるのがポイント。慣れてきたら、スチームアイロンをあてつつ反対の手で衣類の端を引っ張ってもいい。
ガンコなシワへの使い方も知っていると便利だろう。上記の方法でたっぷりスチームをあて、アイロン台に衣類を広げて上からプレスしていく。スライドさせるとシワになることがあるため「プレスする」と覚えよう。シワがのびにくい素材の衣類にも有効な使い方だ。
このとき、アイロンの底面は衣類にあてず蒸気だけをしっかり含ませるのがポイント。慣れてきたら、スチームアイロンをあてつつ反対の手で衣類の端を引っ張ってもいい。
ガンコなシワへの使い方も知っていると便利だろう。上記の方法でたっぷりスチームをあて、アイロン台に衣類を広げて上からプレスしていく。スライドさせるとシワになることがあるため「プレスする」と覚えよう。シワがのびにくい素材の衣類にも有効な使い方だ。
折り目つけ
次に、スラックスなどのセンタープレスをピシッとさせたいときの使い方を。アイロン台に、折り目を合わせたスラックスをセットする。シワの上からあて布をし、スチームアイロンで蒸気をかけながらプレスしていく。滑らせると変なシワがつくことがあるので気をつけよう。
ちょっと便利な使い方
スチームアイロンから吹き出す高温の蒸気は、シワのばし以外にもさまざまな使い方がある。たとえば、縮んでしまったニットや、汗の臭いが染み込んだスーツのジャケットなどがあれば、次のような使い方で解消できるだろう。
温かい蒸気を含ませる
スチームアイロンをニットから少し離し、蒸気をたっぷり含ませながら形を整えたら、平干しして乾燥させよう。繊維が蒸気を含んで膨らみ、縮みが解消される。
汗の臭いが染み込んだスーツのジャケットも、同じ使い方で消臭できる。ハンガーにかけたまま、スチームアイロンを少し離したところからあてて蒸気をたっぷり含ませるだけでいい。
汗は水溶性のため蒸気に溶け出し、さらにその蒸発するときに一緒に飛んでくれる。除菌効果も期待できるので、ぜひ試してみてほしい。
汗の臭いが染み込んだスーツのジャケットも、同じ使い方で消臭できる。ハンガーにかけたまま、スチームアイロンを少し離したところからあてて蒸気をたっぷり含ませるだけでいい。
汗は水溶性のため蒸気に溶け出し、さらにその蒸発するときに一緒に飛んでくれる。除菌効果も期待できるので、ぜひ試してみてほしい。
3. スチームアイロンの使い方とあわせて覚えておきたい注意点

さいごに、スチームアイロンの使い方とあわせて覚えておきたい5つのポイントをお伝えする。
洗濯表示
スチームアイロンが使用可能であることは大前提。洗濯表示は必ず確認しよう。アイロンのマークに×があれば、残念ながらアイロン仕上げは禁止だ。アイロンのマークに「●」がひとつのものも、底面温度110℃を上限に「スチームなしで」アイロン仕上げができるという意味なので、スチームは使わないほうがいいだろう。
温度
アイロンマークに「●●」と描かれていれば底面温度150℃を上限に、「●●●」ならば200℃を上限にアイロン仕上げができるという意味だ。温度を誤って素材を傷めてしまわないよう、温度設定にも気をつけよう。
あて布
失敗しない使い方をするためには、あて布の知識も大切だ。スラックスは、テカリを防ぐためにあて布をしたほうがいい。綿100%の白い布がおすすめだ。ほかにもシルク、ウール、レーヨンといった素材、絵柄(プリント)などの部分などはあて布をすると失敗を防げるだろう。
給水と乾燥
スチームアイロンを使うときは、毎回、満タンまで給水しておこう。スチームを出やすくするためだ。ただし、使い終わったら水を捨ててタンクの中をしっかり乾燥させておくことも忘れずに。
火傷
アイロンの底面もそうだが、スチームアイロンの蒸気も高温だ。スチームを出しすぎるといった使い方をすると、衣類がビショ濡れになって水滴が垂れ、火傷をする可能性もある。シワのばしのために多めにスチームをかけたほうがいい場面もあるが、火傷には注意しよう。
結論
スチームアイロンの使い方は、それほど難しくない。コードレスのものなら、ハンガーにスーツをかけたままでも使えるので、日々の軽いシワとりや消臭などに役立つだろう。スチームアイロンにも種類があるので、自分の使い方に合ったものを選んでほしい。