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マフラーの簡単な洗濯方法を伝授!失敗したときの対処方法も解説!

マフラーの簡単な洗濯方法を伝授!失敗したときの対処方法も解説!

投稿者:ライター 渡辺恵司(わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年1月15日

マフラーは洗濯しているだろうか?直接皮膚や髪に触れるため、実は意外と汚れがたまるものだ。洗濯できるかどうかの見分け方や簡単な洗濯方法などを、初心者の方にも分かりやすく解説する。洗濯したマフラーが縮んだときの対処方法も紹介するので、ぜひ参考にしていただきいざというときに役立てよう。

  

1. まずはマフラーの洗濯表示を確認する

マフラーを洗濯するにあたって、まずは洗濯表示を見ておこう。以下のような表示があれば洗濯できる。

洗濯できるマフラーの見分け方

  • 旧表示:洗濯機や洗濯桶に「手洗イ」の文字があるマーク
  • 新表示:洗濯桶や手のマーク
これらがあればご家庭の洗濯機または手洗いで洗えるマフラーだ。一方、上記のマークがあっても「×」が付いていたら、残念ながらご家庭では洗濯できないマフラーなので気をつけよう。なおご覧いただいたように洗濯表示には「新旧」がある。それぞれマークが異なるため、もしかすると迷う方もいるかもしれない。それに30や40など液温の上限が指定されていることもある。詳しく分からないという方は、失敗を防ぐためにもぜひ消費者庁のサイトをチェックしておこう(※1・※2)。

2. マフラーの洗濯に必要なものは?

ご家庭で洗濯できるマフラーだった場合は、次のアイテムを準備しよう。

用意するもの

  • 「エマール」などオシャレ着用の中性洗剤
  • 「レノア」などの柔軟剤
  • 洗濯ネット
  • 洗濯桶または洗面器(手洗いする場合)
柔軟剤は必須ではないが、静電気を抑制する効果があるのでできれば使ったほうがよいだろう。また洗濯ネットは、折りたたんだマフラーに対しできる限りジャストサイズのものを選ぼう。

3. マフラーを洗濯機で洗う方法

準備が整ったら、いよいよマフラーを洗濯していこう。まずは洗濯機で洗う方法から説明していく。

先に色落ちの有無をチェックする

  • 洗剤の原液をマフラーの目立ちにくい部分につける
  • 5分ほど置いてから白い布で押さえる
オシャレ着用の中性洗剤は繊維に優しいので、そもそも色落ちするリスクは少ない。だがゼロではないため、チェックしておくと安心だ。白い布に色が移らなければOKと判断しよう。

洗濯機で洗う方法

  • マフラーをたたんで洗濯ネットに入れる
  • 中性洗剤と柔軟剤を規定の量セットする
  • 「ドライ」「オシャレ」など弱水流コースでスタートする
  • 脱水は15秒など短めにする
  • 風通しのよい場所に干す
マフラーを洗濯ネットに入れる際、フリンジは内側にくるようにたたむ。また洗濯ネットのサイズに合わせて折りたたむことも大切なポイントだ。脱水時間が設定できない場合は手動で停止させよう。

「脱水なし」を意味する洗濯表示もある

詳しくは消費者庁のサイトで確認していただきたいのだが、乾燥を示す洗濯表示のうち、四角の中に縦線または横線いずれかが2本描かれている場合がある。前者は「ぬれ吊り干し」を、後者は「ぬれ平干し」を意味するため、脱水なしでそのまま干すと覚えておこう。

4. マフラーを手洗いで洗濯する方法

続いて、手洗いする方法を説明する。洗濯機で洗うときと同じように、最初に色落ちの有無をチェックしておいてほしい。また同じく「脱水なし」のケースもあるのでその場合は脱水せずに干すようにしよう。

手洗いする方法

  • マフラーをたたんで洗濯ネットに入れる
  • 洗濯桶に30℃以下の水をはり、中性洗剤を適量入れてよく溶かす
  • マフラーを入れて15〜30分ほど浸け置きする
  • 優しく押し洗いをする
  • 水を換えながら、泡立たなくなるまで繰り返しすすぐ
  • 水を溜め、柔軟剤を溶かして3分ほど浸け置きする
  • バスタオルの上にマフラーを広げ、クルクル巻いて脱水する
押し洗いは「上から優しく手で押さえる」「マフラーの下に手を入れてゆっくり持ち上げる」を繰り返す。擦る、揉むといった動作はマフラーを傷めるおそれがあるので控えよう。脱水も、洗濯機は使わずタオルドライ(タオルに吸水させる方法)が基本だ。

洗濯機で脱水したいときは?

タオルドライではなく、洗濯機で脱水する方法もあるのでお伝えしておこう。基本的な流れは上述した通りだが、押し洗いをしたあと洗濯ネットごと洗濯機に入れ、15秒ほど脱水しよう。取り出したらすすいで柔軟剤を溶かした水に浸し、最後に再度15秒ほど脱水すれば完了だ。

5. 洗濯したマフラーの干し方と仕上げのコツ

洗濯でキレイになったマフラーは、干し方にもちょっとしたコツがある。型崩れなどを防ぐためにもポイントを覚えておこう。

干す前のポイント

  • 脱水が終わったらすぐに取り出す
  • 手で軽く叩き、大きなシワをとっておく
  • 形を整えて陰干しをする

「平干し」または「M字干し」をする

形が崩れるのを防ぐため、できれば平干しをおすすめする。平干しネットを用意しておくと便利だが、なければピンチハンガーの上などに広げてもよい。吊り干しをするのであれば、ハンガーあるいは物干し竿を2本使ってM字干しをしよう。M字にするのは、自重で伸びてしまうのを防ぐためであり、効率よく全体に風を当てるためでもある。

仕上げのコツ

完全に乾いたら取り込み、スチームアイロンでスチームをたっぷりかける。このとき、アイロンがマフラーに当たらないよう、少し浮かせるのがコツだ。ふんわり仕上がるのでぜひひと手間を加えよう。フリンジ部分はスチームではなくブラシで優しく整えるとキレイに仕上がる。

6. 洗濯したマフラーが縮んでしまったときは

ウールやカシミヤといったマフラーはとくに、洗濯すると縮んでしまうことがある。失敗したと落ち込まず、次の方法を試してみよう。

縮んだマフラーを復活させる方法

  • 洗濯桶に水をはる
  • ヘアトリートメントを溶かす
  • マフラーを30分ほど浸け置きする
この場合のヘアトリートメントは「アモジメチコン」と呼ばれる成分が入っているものを選ぼう。あとはタオルドライをして陰干しさせれば、縮みを解消できることがある。ただし縮み方が激しいものは効果が期待できないので覚えておいてほしい。やはり大切なのは、マフラーの正しい洗濯方法と乾燥方法を身につけることだ。

7. マフラーはどれくらいの頻度で洗濯する?

ここまでマフラーの洗濯方法を解説してきたが、そもそもどれくらいのペースで洗濯すればよいものなのだろうか?

シーズンに1回は洗濯しよう

汚れやにおいがひどいときはその都度が正解だが、そうでなければシーズン中に1回は洗濯しよう。目立った汚れがなくてもシーズンの終わりに洗濯し、キレイな状態で保管しておけばカビなどのリスクを減らせる。ただし洗濯のしすぎは逆効果の場合もある。大切なマフラーを傷めてしまうおそれがあるため、ほどほどにしておこう。

8. ご家庭で洗濯できないマフラーはクリーニングへ

洗濯表示をチェックし、ご家庭で水洗いできないマフラーだったときは、無理に洗濯するのはNGだ。クリーニングに出してプロの手でキレイに仕上げてもらおう。またご家庭で水洗いできるマフラーでも、洗濯によるトラブルが心配なもの、高価なもの、大切にしたいものなどはクリーニングに出したほうが安心かもしれない。

結論

お伝えしてきたようにマフラーはご家庭でも洗えるが、頻繁に洗濯するものではないため不慣れな方もいるだろう。高価なマフラーなどとくに、洗濯に失敗すれば後悔するかもしれない。ムリはせず、クリーニングに出すことも検討しよう。

(参考文献)

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  • 公開日:

    2020年1月11日

  • 更新日:

    2021年1月15日

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