目次
1. ゴムパッキンがカビてしまうのは?

カビは適度な温度と湿度、そしてエサとなる汚れがあれば生育する。ゴムパッキンが使われている場所といえば風呂や窓、キッチンなどが思い浮かぶが、これらはまさにカビの生育に適した環境だ。
風呂は湿気が多く、窓のゴムパッキンには結露による水滴が溜まりやすい。キッチンのゴムパッキンも、水滴が残ったまま放置されることが少なくない。また、意外と忘れがちなのだが、水筒などに使われているゴムパッキンにもカビが生えてしまうことがあるため注意したい。
カビは胞子を飛ばして自分のテリトリーを広げることもあれば、その胞子を人間が吸い込んでアレルギー症状を招くこともある。いろいろな意味で、早めに撃退しておくことが大切だ。
風呂は湿気が多く、窓のゴムパッキンには結露による水滴が溜まりやすい。キッチンのゴムパッキンも、水滴が残ったまま放置されることが少なくない。また、意外と忘れがちなのだが、水筒などに使われているゴムパッキンにもカビが生えてしまうことがあるため注意したい。
カビは胞子を飛ばして自分のテリトリーを広げることもあれば、その胞子を人間が吸い込んでアレルギー症状を招くこともある。いろいろな意味で、早めに撃退しておくことが大切だ。
2. ゴムパッキンに生えたカビの撃退法3選プラス1

ゴムパッキンに生えやすい黒カビは、深く根を張って定着する。同じような場所に繰り返し発生するという場合、表面しか落としきれていない可能性がある。文字通り「根こそぎ」撃退することが肝心だ。ゴムパッキンに発生してしまったカビの撃退法を紹介する。
スタンダードな撃退法「カビ取り剤」
カビの殺菌と漂白という2つの作用をもつのが「次亜塩素酸ナトリウム」だ。カビキラーなどのカビ取り剤の多くに含まれる成分なので覚えておこう。
【撃退法】
ゴムパッキンの水分を取り除き、カビ取り剤を吹きつける。その上にキッチンペーパーを被せ、さらにカビ取り剤をスプレーしてからラップを貼る。薬剤を浸透しやすくするのが目的なので、キッチンペーパーの代わりにティッシュを被せても構わない。30分ほど経ったら剥がし、歯ブラシでこすり洗いをする。最後は水で十分に洗い流せば完了だ。
【撃退法】
ゴムパッキンの水分を取り除き、カビ取り剤を吹きつける。その上にキッチンペーパーを被せ、さらにカビ取り剤をスプレーしてからラップを貼る。薬剤を浸透しやすくするのが目的なので、キッチンペーパーの代わりにティッシュを被せても構わない。30分ほど経ったら剥がし、歯ブラシでこすり洗いをする。最後は水で十分に洗い流せば完了だ。
「漂白剤」と「片栗粉」による撃退法
カビキラーがないときは、同じように次亜塩素酸ナトリウムが使われているキッチンハイターなどの漂白剤と、片栗粉を使うことでカビを落とせる。
【撃退法】
捨ててもいいペーパーディッシュなどに、大さじ2杯の片栗粉と、30ml程度の漂白剤を混ぜてペーストを作る(使い切れる量だけ作る)。綿棒でゴムパッキンのカビにたっぷり塗り込み、30分ほど置いてから水で十分洗い流す。ガンコな黒カビには先ほどのパックが効果的だ。
【撃退法】
捨ててもいいペーパーディッシュなどに、大さじ2杯の片栗粉と、30ml程度の漂白剤を混ぜてペーストを作る(使い切れる量だけ作る)。綿棒でゴムパッキンのカビにたっぷり塗り込み、30分ほど置いてから水で十分洗い流す。ガンコな黒カビには先ほどのパックが効果的だ。
「ジェルタイプのカビ取り剤」も便利
窓のゴムパッキンなど、細い箇所や液垂れすると困る場所もある。その際はジェルタイプのカビ取り剤がおすすめだ。UYEKI「カビトルデス PRO」、SCジョンソンの「ゴムパッキン用カビキラー」などがある。
【撃退法】
ゴムパッキンに残っている水分を拭き取り、ジェルタイプのカビ取り剤をたっぷり塗布する。商品ごとに決められた時間放置し、十分に水拭きする(水が流せる場所は洗い流す)。
【撃退法】
ゴムパッキンに残っている水分を拭き取り、ジェルタイプのカビ取り剤をたっぷり塗布する。商品ごとに決められた時間放置し、十分に水拭きする(水が流せる場所は洗い流す)。
水筒のゴムパッキンは浸け置き
水筒など口にするものに使われているゴムパッキンに発生したカビは、薬剤ではなく重曹と酢を使った浸け置きで落とそう。
【撃退法】
桶に50℃のお湯を500ml注ぎ、重曹と酢をそれぞれ大さじ2杯ずつ入れて溶かす。そこへゴムパッキンを入れて2時間ほど浸け置きし、水で十分すすいで完全に乾燥させよう。汚れが気になるときは、ひと晩浸けておいてもいい。
【撃退法】
桶に50℃のお湯を500ml注ぎ、重曹と酢をそれぞれ大さじ2杯ずつ入れて溶かす。そこへゴムパッキンを入れて2時間ほど浸け置きし、水で十分すすいで完全に乾燥させよう。汚れが気になるときは、ひと晩浸けておいてもいい。
3. ゴムパッキンのカビ取りで覚えておきたいこと

ゴムパッキンに生えたカビを撃退するにあたって、押さえておきたいポイントをお伝えする。
酸素系とは混ぜない
塩素系の漂白剤や洗剤と、酸素系の洗剤などが混ざると人体に有害なガスが発生する。同時に使ったり、連続して使ったりすることは絶対に避けてほしい。
換気をしながら行う
ゴムパッキンのカビ取りに限らず、塩素系を使う場合は念のため、換気をしながら作業しよう。
ゴム手袋を着用する
塩素系漂白剤は皮膚への刺激が強い。肌荒れなどが気になる方は、ゴム手袋の着用をおすすめする。
「一気に」よりも「日々コツコツ」
ゴムパッキンに深く根を張ったカビは、掃除のプロも手を焼くことがある。一気に撃退するというよりも、定期的に掃除をして少しずつ減らしていくつもりで取り組もう。
4. ゴムパッキンにカビが生えるのを防ぐには

冒頭でもお伝えしたように、カビは適度な温度と湿度、エサがあれば簡単に生育する。それはゴムパッキンも同じだ。せっかくキレイにしたゴムパッキンに再びカビが生えてこないように、普段から工夫しておこう。
カビを寄せつけないための工夫
- 週1回シャワーで50℃のお湯を5秒間あて続ける
- 風呂は24時間換気をする
- 水気を拭き取っておく
カビも無敵ではない。ゴムパッキンや周辺に50℃以上の熱いお湯をかけることで、活動が弱まり死んでしまう。換気や水気の除去とあわせて取り入れていこう。
結論
ゴムパッキンに繁殖したカビは、市販のカビ取り剤を使っておおよそ撃退できる。ただ、ゴムパッキンなど素材の奥深くに根を張る黒カビはしつこい。一気に撃退するのではなく、日々少しずつ対処するつもりで取り組むことが大切だ。