1. 掃除機の平均寿命はどれくらい?

掃除機の寿命は、一般的に7~8年が目安といわれている。
内閣府が行った平成30年3月の「消費動向調査」によると、電気掃除機の平均使用年数は8.3年という統計が出ている。買い替えた理由のうち60.3%が故障によるものだったことから、掃除機の寿命はおよそその程度と考えてよさそうだ。
だが掃除機の寿命は、サイクロン式や紙パック式などの種類によっても異なる。以下で種類ごとの寿命を見ていこう。
内閣府が行った平成30年3月の「消費動向調査」によると、電気掃除機の平均使用年数は8.3年という統計が出ている。買い替えた理由のうち60.3%が故障によるものだったことから、掃除機の寿命はおよそその程度と考えてよさそうだ。
だが掃除機の寿命は、サイクロン式や紙パック式などの種類によっても異なる。以下で種類ごとの寿命を見ていこう。
サイクロン
サイクロン式とは、ゴミをダストカップに吸引し、カップを開いてゴミを捨てるタイプの掃除機を指す。このタイプは近年かなり増えてきているので、使用している方も多いだろう。サイクロン式の掃除機は、6~8年が寿命とされている。
紙パック
サイクロン式が現れるまでは主流だった紙パック式の掃除機だが、いまだに根強い人気があるようだ。紙パック式の掃除機は寿命が長く、およそ15年といわれている。ほかの種類と比べると圧倒的に長く使えるはずだ。
コードレス
コードレス式の掃除機はバッテリーを内蔵している。このバッテリーは使用していると容量が減ってくるので、数年ごとに交換しなくてはならない。メーカーにもよるが、3~6年に一度は替えるべきだろう。
ロボット
ルンバに代表されるロボット掃除機も、コードレス掃除機と同様、バッテリーを内蔵している。これらのバッテリーは寿命がかなり短く、1年半~3年程度で交換が必要だ。
2. 寿命を迎えた掃除機の買い替えサイン

掃除機を長年使っていると、「そろそろ買い替えたほうがいいのだろうか?」と心配になることもあるだろう。以下では掃除機の寿命が近づいてきたときのサインを紹介するので、買い替えの目安にしてほしい。
吸引力が弱くなってきた
掃除機に以前のような吸引力が見られなかったり、細かなゴミを吸い残すようになったりしたら、買い替えのサインといえるだろう。
ただし、ダストカップや紙パックにゴミが溜まっていると、吸引力が弱くなることもある。まずはゴミが溜まっていないか確認し、ゴミがないのに吸引力が弱い場合は買い替えを検討しよう。
ただし、ダストカップや紙パックにゴミが溜まっていると、吸引力が弱くなることもある。まずはゴミが溜まっていないか確認し、ゴミがないのに吸引力が弱い場合は買い替えを検討しよう。
止まる、動かない
使っている途中で掃除機が止まったり、急に動かなくなったりするのは、モーターの調子が悪くなった可能性が高い。これも掃除機の寿命が近いサインと覚えておくといいだろう。
本体が熱くなる
掃除機を使っているときに、本体が熱くなるのは危険なサインだ。モーターが過熱して内部に熱がこもり、発火のおそれがある。
フィルターが目詰まりして加熱する場合もあるので、まずはフィルターを掃除し、それでも直らない場合は買い替えを検討したい。
フィルターが目詰まりして加熱する場合もあるので、まずはフィルターを掃除し、それでも直らない場合は買い替えを検討したい。
こげたような臭いがする
掃除機からこげ臭い異臭がする場合は要注意。これもモーターが過熱していると考えられる。発火の可能性もあるのでこれ以上使用せず、できればすぐに掃除機を買い替えたいものだ。
コードの巻き取りが悪い
掃除機のコードがスムーズに巻き取れなくなったら、そろそろ寿命が近いと思っておこう。コードを動かすと掃除機が止まる場合は、コードが断線している可能性もある。
3. 掃除機の寿命を延ばす使い方やコツ

掃除機の寿命は一般的に7~8年だが、上手に使えば10年近く長持ちさせられることもある。ここでは掃除機の寿命を延ばすコツや、使い方の注意点を紹介する。
ゴミを溜めすぎない
掃除機を長く使うためには、中にゴミを溜めすぎないことが大切だ。
ゴミが溜まった状態で掃除機を使い続けると、フィルターが目詰まりし、吸引力が弱くなる。その分モーターに負担がかかるので、ゴミはこまめに捨てるよう心がけよう。
ゴミが溜まった状態で掃除機を使い続けると、フィルターが目詰まりし、吸引力が弱くなる。その分モーターに負担がかかるので、ゴミはこまめに捨てるよう心がけよう。
充電のタイミングに気をつける
コードレスやロボット式の掃除機は、内部にバッテリーがある。掃除機の寿命を延ばすためには、このバッテリーをいかに長く使うかが肝心だ。
掃除機を使用したあとは、使用時間にかかわらず必ず充電しよう。使用後に充電しないとバッテリーが放電してしまい、寿命が短くなる。
このとき、本体が十分に冷めてから充電するのがコツだ。
掃除機を使用したあとは、使用時間にかかわらず必ず充電しよう。使用後に充電しないとバッテリーが放電してしまい、寿命が短くなる。
このとき、本体が十分に冷めてから充電するのがコツだ。
コードを黄色いマークの部分まで引き出す
掃除機のコードを長く引き出すと、奥のほうに黄色いマークがついた部分が見えるはずだ。コードをあまり引き出さないまま使うと、収納しているコードがモーターの熱の影響を受けて劣化するため、できれば黄色いマークが見えるまで引き出そう。
ちなみに、黄色いマークは「これ以上コードを出すと負担がかかって危険」と警告する印。黄色いマークが見えてもコードを引き出し続けるのは逆によくない。
ちなみに、黄色いマークは「これ以上コードを出すと負担がかかって危険」と警告する印。黄色いマークが見えてもコードを引き出し続けるのは逆によくない。
4. 寿命がきた掃除機の処分方法

寿命がきた掃除機を処分するには、いくつか方法がある。
ゴミとして処分する場合は、不燃ゴミ、もしくは粗大ゴミとして自治体へ出そう。どちらのゴミに該当するかは自治体によって異なるので、お住まいの地域で確認してほしい。
ゴミとする以外にも、回収業者に頼んで処分してもらう、新しく掃除機を購入する際に下取りに出すなどの方法もある。
リサイクルショップやフリマアプリに出品することも考えられるが、寿命のきた掃除機なのであまりおすすめはできない。
ゴミとして処分する場合は、不燃ゴミ、もしくは粗大ゴミとして自治体へ出そう。どちらのゴミに該当するかは自治体によって異なるので、お住まいの地域で確認してほしい。
ゴミとする以外にも、回収業者に頼んで処分してもらう、新しく掃除機を購入する際に下取りに出すなどの方法もある。
リサイクルショップやフリマアプリに出品することも考えられるが、寿命のきた掃除機なのであまりおすすめはできない。
結論
掃除機の寿命は一般的に7~8年だが、コツを押さえるとさらに長く使うこともできる。買い替えサインをしっかり見極め、大切に使いたいものだ。とくにコードレスやロボット掃除機は寿命が短いので、上手に使って少しでも長持ちさせよう。