2021年5月18日1. 掃除の前に魚焼きグリルの汚れの正体を知ろう。
焼き魚を作る時に便利な魚焼きグリル。しかし使った後の掃除のことを考えると、使用を躊躇してしまったり、あるけれど使っていないという人も多い。簡単にきれいにできたら、魚焼きグリルはもっと活躍するはず。まずはイヤな汚れの正体を知ろう。
油汚れ
魚焼きグリルのよいところは、魚の余分な油を落しながら焼けること。その代わり、落ちた油が網や受け皿、庫内についてしまう。時間が経つと油が固まり、落ちづらい頑固な汚れとなるのだ。
こげつき
焼き魚はこんがりとした焦げができるくらいが美味しい。当然、網などには焼いた際のこげが残ってしまう。これも普段のお手入れを怠ると何層にもこびりついてしまい、落とすのに苦労する。
2. 魚焼きグリルの掃除方法
さっそく魚焼きグリルの掃除方法を見ていこう。魚焼きグリルの掃除には、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダや重曹が活躍する。「網」「受け皿」「本体」の３つのパーツに分けて紹介する。
用意するもの
- セスキ炭酸ソーダ
- スプレー容器
- 重曹
- キッチンスポンジ
- メラミンスポンジ
- 歯ブラシ
- キッチンペーパー
- ゴム手袋
- 布巾
セスキ炭酸ソーダスプレーを作る
スプレー容器にセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯程度と水500mlを入れてよく混ぜ、セスキ炭酸ソーダスプレーを作っておく。
網の掃除手順
- シンクにお湯をはる。
- 網をお湯の中に浸けて、全体に重曹を大さじ2杯程振りかけ、10分程置く。
- スポンジや歯ブラシでこすり、汚れを落とす。こげつきはメラミンスポンジを使うとよく落ちる。
- お湯ですすぎ、よく乾かす。
受け皿の掃除手順
- 受け皿を取り出し、セスキ炭酸スプレーを全体にかける。
- スポンジでこすり、ヌメヌメした油汚れを落としていく。気になる人はゴム手袋をするとよい。
- お湯ですすぎ、よく乾かす。
本体の掃除手順
- 魚焼きグリルの庫内の汚れている場所にセスキ炭酸ソーダスプレーを吹きかける。
- スプレーした箇所にキッチンペーパーを貼り付け、そのまま30分～1時間程置く。
- キッチンペーパーをはがし、布巾などで水拭きする。手が届かない場所は、割りばしなどにセスキ炭酸ソーダを吹きかけた布を巻きつけ、拭くとよい。
- 外側の操作パネルにもセスキ炭酸スプレーをかけ、布巾なので水拭きをする。
その他の方法
その他、汚れて中が見えなくなったグリルのドアは、水１に対して重曹2〜3の割合で混ぜた重曹ペーストを塗ってラップで覆い、中性洗剤で洗い流すときれいになる。またごげつきには、「オキシクリーン」も効果的だ。
3. 魚焼きグリルを掃除してきれいに保つために
1回使うだけでも汚れてしまう魚焼きグリル。その都度洗うのは確かにちょっと面倒くさい。が、これを怠ると汚れがどんどん溜まり、掃除がさらに大変になり、結果魚焼きグリルを使わなくなるというループにハマってしまうことも。使うたびに網と受け皿は外して洗うこと。これが大切だ。
魚焼きグリルをきれいに保つワザもいくつか紹介しよう。
魚焼きグリルをきれいに保つワザもいくつか紹介しよう。
予熱してから焼く
焼く前に網を予熱しておこう。これだけで食材がくっつきにくくなる。
網にお酢やサラダ油を塗る
ハケやキッチンペーパーでお酢か油を網に塗っておくと、こげつきを防ぎ、ひっくり返すのも楽になる。
片栗粉を入れる
水300mlに対して片栗粉大さじ4杯を溶かしたものを受け皿に入れ、その状態で食材を焼く。焼きあがったら魚を取り出し、庫内が冷めるまで置いておくと、網から落ちた油ともども片栗粉が固まり、手できれいにはがすことができる。受け皿はきれいなままだ。
結論
魚を焼くだけでなく、野菜を焼いたり、フライをカラッと温め直したり、オーブン代わりにグラタンやピザを焼いたり、と実はいろいろな料理に使える魚焼きグリル。掃除が面倒だからといって、使わないのはもったいない。きれいに掃除して、もっと活躍させてみよう。
