1. 座布団の洗濯はタグをチェックしてから!

座布団には、食べこぼしや飲みこぼし、ホコリ、抜け毛、皮脂、垢などあらゆる汚れが付着している。放っておけば、それらをエサにダニやカビが発生することもある。座布団を洗濯しない理由はないだろう。
洗濯できる座布団とできない座布団
座布団の洗濯タグに「洗濯機」「洗濯桶」「手洗イ」「手」などがあれば、ご家庭で洗濯できる座布団なので、後述するいずれかの方法で洗濯しよう。一方「×」が付いていればご家庭では洗濯できない。クリーニング店に持ち込むなどしよう。
素材を把握することも大切
もちろん洗濯タグを優先してほしいのだが、たとえばカバーや中身が「綿、ポリエステル100%だったら洗濯OK」「シルクなどデリケートな素材だったら洗濯NG」といったように、素材で見分けることもできる。
2. 座布団の洗濯方法を2パターン紹介!

洗濯OKの座布団は、中身によって洗い方が異なる。ポリエステルなら洗濯機を使ったお手入れがおすすめだ。一方、綿なら手洗いによるお手入れがいいだろう。綿を洗濯機で洗ってしまうと、デコボコになったり塊になってしまったりするため注意してほしい。
洗濯機を使った座布団の洗い方
座布団はネットに入れたほうが型崩れなどを防げる。縦型の洗濯機は、2枚の座布団を洗う際は左右対称になるように入れよう。1枚のみのときは、バスタオルやクッションなどを対面に入れるといい。洗濯槽内のバランスを保ち、途中で止まってしまわないようにするためのコツだ。それさえ気をつければ、あとはいつものように洗剤を入れて通常コースで回すだけでいい。
手洗いによる座布団の洗い方
浴槽に、座布団が完全に浸かる程度にぬるま湯をはり、洗濯洗剤を溶かしておく。このとき使う洗剤はオシャレ着用などの中性洗剤がおすすめだ。座布団を浸したら、上から均一に踏み洗いをして、汚れを押し出すように洗う。すすぎは、お湯を入れ替えながら泡立たなくなるまで数回繰り返そう。
座布団にカビが付着しているときは
洗濯OKの座布団なら、酸素系漂白剤を使ってカビ退治できる。漂白剤を溶かしたぬるま湯にしばらく浸けておき、カビが取れたら上記の方法で洗濯しよう。
洗濯NGの座布団は、重曹スプレーを使ってカビ退治にチャレンジしてほしい。スプレー容器に、水500mlに対して大さじ2杯程度の重曹を溶かし、カビに吹き付ける。数分待ってから、ブラシなどで擦り洗いをして落とす、というやり方だ。
洗濯NGの座布団は、重曹スプレーを使ってカビ退治にチャレンジしてほしい。スプレー容器に、水500mlに対して大さじ2杯程度の重曹を溶かし、カビに吹き付ける。数分待ってから、ブラシなどで擦り洗いをして落とす、というやり方だ。
3. 洗濯した座布団は脱水や乾かし方も大切!

せっかく汚れをキレイにしたりカビを落としたりしても、乾燥に失敗すれば生乾き臭やカビの再発といったトラブルを招きかねない。座布団の洗濯方法と一緒に、脱水方法や乾かし方のコツもしっかり覚えておこう。
脱水のコツ
洗濯機を使って洗った座布団は、洗濯機で脱水できているので問題ない。手洗いをした座布団はバスタオルに包み、洗濯機で30秒ほど脱水しよう。その際、洗濯槽内のバランスが崩れないよう、2枚の座布団を対称に入れる、クッションやバスタオルなどを入れるといった工夫も忘れないようにしたい。
乾かし方のコツ
座布団は風通しのいい場所で乾かすのが基本だ。ただし、縦に吊り干しすると中身が一方に偏ってしまうため、平干しをおすすめしたい。平干しハンガーをお持ちでない方は、ピンチハンガーの上面に置くなどして乾かそう。途中で裏返すと両面を効率よく乾燥させられる。
時間がかかるかもしれないが、中身が完全に乾くまでじっくり干すのがポイントだ。おおよそ乾いたら、手に取って中に空気を含ませながら形を整えよう。
時間がかかるかもしれないが、中身が完全に乾くまでじっくり干すのがポイントだ。おおよそ乾いたら、手に取って中に空気を含ませながら形を整えよう。
結論
座布団には思いのほか汚れが溜まっている。カビやダニの上に座っているかもしれない、と考えると気持ちがよいものではないだろう。乾燥に時間がかかるなど手間ではあるが、定期的に洗濯をしてキレイな座布団に心地よく座ろう。