1. ガラスクリーナーで汚れた窓をクリアに

窓は、内側と外側で性質の異なるさまざまな汚れが付着する。時間が経つほど落ちにくくガンコな汚れになるため、こまめなお手入れが肝心だ。だが、そう頻繁に窓掃除の時間を取れない方も多いだろう。そこでおすすめなのがガラスクリーナーである。
ガラスクリーナーの主成分は界面活性剤
ガラスクリーナーには「界面活性剤」が多く含まれている(使われていない商品もある)。界面活性剤とは、たとえば水と油のように通常混ざり合わないものを混ぜ合わせることで、汚れを落としやすくする成分のことだ。台所用中性洗剤などにもよく使われている。
汚れはガラスクリーナーで一掃できる
窓の外側に付着する汚れは排気ガスや砂ぼこり、花粉、虫など。雨に濡れるなどして汚れ同士が結びつき、固まってしまうこともある。一方、内側は手垢やホコリ、キッチンの近くなら油汚れも付着する。
水拭きで落とせる汚れがほとんどだが、ガラスクリーナーを使うと素早く一気に落とすことができる。
水拭きで落とせる汚れがほとんどだが、ガラスクリーナーを使うと素早く一気に落とすことができる。
2. ガラスクリーナーで掃除する方法

ガラスクリーナーを使って掃除をする際の手順を見ていこう。細かい部分は商品によって異なるが、おおよそ次の手順で問題なく掃除できる。
ガラスクリーナーを使った掃除の手順
- ガラスクリーナーを窓に吹きつける
- 乾いた雑巾で拭き取る
たったこれだけで窓がキレイになるのだから効率がいい。ガラスクリーナー以外の洗剤を使ったときは、その洗剤を洗い流すといった手間がかかるが、ガラスクリーナーを使えばそうしたワンステップを省くことができる。
拭いた跡が心配ならスクイージーを
雑巾で拭くと、どうしても拭いた跡が残ってしまうことがある。せっかくガラスクリーナーを使って窓をキレイにするなら、スクイージーを使ってかき落とす方法がおすすめだ。スクイージーとは窓用の小さなワイパーで、通販やホームセンターなどで手軽に手に入る。
両面ガラスクリーナーもおすすめ
磁石つきのガラスクリーナーが2つセットになったものもある。1つを窓の外側から、もう1つを内側から当てると強力にくっつく仕組みだ。片方のガラスクリーナーを動かせば反対側も動いてくれるので、両面同時に掃除でき、時短につながる。
3. 普段の掃除はガラスクリーナーなしでOK

毎回ガラスクリーナーを使っていると、確かに掃除は楽だがコスパがよろしくない。普段はガラスクリーナーを使わずに次の方法でお手入れしよう。
ガラスクリーナーを使わない掃除方法
古新聞を数枚用意し、クシャッと丸める。そのうちひとつを水に濡らして窓を拭き、乾いている新聞紙で拭き取る。ガラスクリーナーほどではないが、新聞紙に使われているインクが油汚れなどを取り除いてくれるので、これだけでも十分キレイになる。
ほかに、水を含ませたメラミンスポンジで擦る方法もあるが、金属部分やコーティング加工された窓などは傷ついてしまうことがあるため注意しよう。
ほかに、水を含ませたメラミンスポンジで擦る方法もあるが、金属部分やコーティング加工された窓などは傷ついてしまうことがあるため注意しよう。
4. ガラスクリーナーを選ぶコツとおすすめ3選

最後にガラスクリーナーの選ぶときのポイントや、おすすめ3選を紹介する。
ガラスクリーナーを選ぶコツ
ガラスクリーナーには、スプレータイプや泡タイプ、シートタイプなどがある。基本的にお好みで構わないが、スプレーや泡なら液垂れしにくいものを選ぼう。また、汚れがガンコで落ちないときは、車窓用のガラスクリーナーや、業務用のガラスクリーナーという選択もある。
ガラスクリーナーおすすめ3選
SCジョンソン「激泡ガラスクリーナー」
泡タイプのガラスクリーナー。拭きムラが出にくく、手垢や花粉といった汚れをしっかり落としてくれる。使ったあとは透明の保護膜が残り、汚れがつきにくくなるのも嬉しい。
花王「ガラスマジックリン」
スプレータイプのガラスクリーナーだが、密着泡なので液垂れしにくく、拭きスジが残りにくいのも特徴。窓以外に、浴室や洗面台の鏡などにも使える。
レック「激落ちウェットシート 窓用」
超極細の繊維が汚れをしっかり落としてくれる。窓の内側などのちょっとした汚れにピッタリなガラスクリーナーだ。速乾性で跡が残りにくい。
結論
窓に汚れが溜まったらガラスクリーナーで一掃し、普段は新聞紙などでこまめにお手入れをしておけば、いつもピカピカな窓をキープできるだろう。水拭きで済ませることが多い方は、ぜひ一度ガラスクリーナーを使って窓を磨いてみてほしい。