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敷布団はコインランドリーで洗える?失敗しない洗い方と注意点を解説

敷布団はコインランドリーで洗える?失敗しない洗い方と注意点を解説

投稿者:ライター 吉田 梨紗(よしだ りさ)

鉛筆アイコン 2021年7月 8日

水洗いができる敷布団なら、コインランドリーで洗濯が可能だ。ご自宅では難しい丸洗いができ、汗や汚れを落とすことで清潔に保てる。この記事では、敷布団を洗濯するメリットと洗い方を紹介しよう。洗濯できる敷布団の見分け方や適切な頻度と併せてまとめた。かかる費用や時間の目安も解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 敷布団をコインランドリーの洗濯機で洗うメリット

コインランドリーで敷布団で洗うメリットを説明する。デメリットと併せて詳しく紹介しよう。

敷布団の丸洗いから乾燥まで短時間でできる

時間や手間をかけることなく布団を清潔にできるのは、コインランドリーの最大のメリットだ。一部の敷布団は自宅で手洗いができるが、手間や時間がかかってしまう。水を含んだ布団は重いため押し洗いするのは大変だが、コインランドリーならスイッチ一つで丸洗いができる。何日もかかる乾燥も乾燥機を使えば短時間で完了し、水気が残る心配がない。

ダニや花粉などのアレルゲンを取り除ける

人間は寝ている間に汗をかくため、敷布団には雑菌が発生しやすい。また、敷布団はダニの死骸や花粉、ホコリなども付着しているので、干したり手洗いしたりするだけでは全てを落とすのは難しいだろう。敷布団を丸洗いすれば汚れやにおいはキレイに落ちる。乾燥機を使って高温で乾かすことで、除菌やダニの駆除にもなるのだ。

ふわふわに仕上がり心地よく眠れる

丸洗いしたあとは業務用の乾燥機でしっかり乾かせる。汗などを吸って湿った敷布団も、中綿に空気が入ることでふんわりと仕上がるのが魅力だ。清潔でふわふわな敷布団なら心地よく眠れるだろう。

天気に左右されない

洗濯した布団は時間をかけて干さなければ乾かない。天気がよい日が続けばよいが、曇りや雨の日だと効率よく乾かせないだろう。乾燥までに時間がかかれば雑菌が繁殖してにおいの原因になる。コインランドリーは乾燥機を使用するため、仕上がりが天気や季節に左右される心配がない。梅雨など雨が続く時期でも手軽に洗濯できるのが魅力だ。

デメリットはある?

クリーニングより安いが、コインランドリーで敷布団を洗うとお金がかかる。さらに敷布団は大きく重さがあるため、車がなければ持ち込みが難しい。ほかには、洗濯から乾燥までにはある程度の時間がかかる、使われていて利用できないケースがあるなども、デメリットとしてあげられだろう。

2. コインランドリーで洗濯できる敷布団かどうかの見分け方

敷布団には、コインランドリーで洗えないタイプがあるので注意してほしい。見分け方を確認しておくことが重要だ。

コインランドリーで洗える敷布団

まずは敷布団の洗濯表示をチェックしよう。「水洗いが可能」のマークがあればコインランドリーで洗濯ができる。バツマークや、手洗いマークの敷布団は洗えないので注意が必要だ。乾燥機の使用が可能かどうかも、洗濯表示で確認しておきたい。

ポリエステルや綿、羊毛とポリエステルの混紡などの敷布団は、洗える可能性が高い。洗濯表示については消費者庁のホームページに詳しく書かれているので、この機会に見ておくとよいだろう(※1・※2)。

コインランドリーで洗わないほうがよい敷布団

洗濯表示で水洗いが不可能な敷布団は洗濯できない。例えばウールや真綿の敷布団は水洗い不可だ。敷布団が傷んだり縮んだりする可能性があるので、自宅やコインランドリーでの洗濯は避けてほしい。

また、ナイロンやエアファイバータイプなど、洗濯ができても乾燥機が使えない敷布団もある。乾燥ができないと、濡れたまま家に持ち帰らなければならない。濡れた布団は運ぶのが大変なので注意しよう。

キルティング加工の敷布団は丸洗い向き

キルティング加工がしてある敷布団は丸洗いに向いている。一方、キルティング加工のないものだと中の綿が偏ってしまい、失敗する可能性があるので注意が必要だ。縫い合わせてあるか先に確認しておこう。

3. 敷布団をコインランドリーで洗う際に失敗しないためのポイント

コインランドリーで敷布団を洗濯するときのポイントをまとめた。失敗を避けるために、あらかじめ洗い方の注意点をチェックしておこう。

洗濯表示を確認する

敷布団を洗濯するまえに必ず洗濯表示を確認する。洗濯表示で伝えられないことを記載する付記用語があれば、読んで洗い方を確認しておくことが重要だ。

タンブル乾燥がOKかどうかも忘れずにチェックする

正方形の中に円があるマークが、タンブル乾燥に関するマークだ。旧表示なら「付記用語」として文字で記載してある。マークにバツ印がついていたり、タンブル乾燥禁止と書かれていたりすれば乾燥機は使えない。

乾燥まで終わらせたいなら、水洗いと併せて確認しておこう。ただし、タンブル乾燥に関する洗濯表示は義務ではなく、載っていないこともある。不安なときはメーカーのHPで洗い方を確認しておくと安心だ。

敷布団の重さと洗濯機の洗濯・乾燥容量を確認する

コインランドリーにある洗濯機の容量を超えてしまうと、敷布団は洗濯できない。必ず布団専用の洗濯機か大容量の洗濯機を使おう。実際に入れてみて、しっかりと余裕がある洗濯機を選ぶのが失敗しないコツだ。シングルの敷布団なら15kg以上、ダブルなら25kg以上を目安にしよう。

なお、この場合の容量とは敷布団が乾いている状態での重さになる。洗濯機と乾燥機が別々なら、それぞれの容量を確認してほしい。洗濯乾燥機なら洗濯容量と乾燥容量で小さい方を基準にする。一般的には乾燥容量のほうが小さいため、そちらを参考にすると失敗しにくい。

必要に応じて保護カバーを用意する

大型ネットなどの保護カバーを使用すれば中綿のズレを防げる。打ち直しや綿100%などの一部の敷布団には、必要に応じて用意しよう。保護カバーが用意されている店舗もあるが、なければ自分で購入して持っていくのがおすすめだ。

4. 敷布団のコインランドリーでの洗い方

基本的な手順を覚えれば、コインランドリーで敷布団を洗うのは簡単だ。それでは基本的な洗い方を紹介しよう。

敷布団の洗い方

1.敷布団をクルクルと小さく丸める
2.3~5箇所にわけて紐でしばる(必要なら保護カバーに入れる)
3.洗濯機に敷布団を入れ、オシャレ着用洗剤を入れる

洗剤が用意してあるコインランドリーは多いが、念のためにオシャレ着洗い用の洗剤を持っていくと安心だ。コインランドリーによって手順に多少差があるので、先に洗い方を確認しておくと安心だろう。洗濯表示に「ネット使用」と記載がある場合は、紐で結ぶ代わりに畳んでから大型ネットなどの保護カバーに入れるのが正しい洗い方だ。

5. 敷布団をコインランドリーで乾燥させる方法と注意点

洗濯乾燥機は一度入れたらあとは終わるまで待てばよい。ここでは洗濯機と乾燥機が別々のケースについて、解説する。

敷布団の乾燥方法

1.洗濯が終わったら紐をといて乾燥機に移す
2.乾燥したのを確認して取り出す
3.乾いていなければ追加で乾燥させる

乾燥機を使う際の注意点

コインランドリーで敷布団を丸洗いするときに重要なのが乾燥だ。洗濯機と同様に、サイズが小さな乾燥機では十分な効果を得られず、キレイに乾かない。また、乾燥機にかけた敷布団は一時的に熱くなるので、乾いたと錯覚しがちだ。生乾きはカビの原因になるので中まで確実に乾燥させたい。

乾燥機に入れて40~60分経過したところで、敷布団の様子をチェックしよう。一時停止ができる乾燥機なら、工程の半分あたりで裏返すと、まんべんなく乾かせる。取り出したときに湿っている場合は、乾くまで乾燥を繰り返すようにしよう。加熱をしすぎると敷布団が傷むので、10分ずつ追加して確認しながら乾燥機にかけるのがポイントだ。

6. 敷布団をコインランドリーで洗うときの料金と時間の目安

店舗によって料金設定が異なるほか、洗濯機や乾燥機の容量でも異なるが、基本的な目安を確認しておきたい。料金とかかる時間を併せて紹介しよう。

敷布団を洗う場合の料金の目安

敷布団の重さによって料金は異なるが、洗濯乾燥機なら1,000~1,800円くらいが目安だ。容量が大きい洗濯機を使用すると、その分料金は高くなる。洗濯機と乾燥機が別々の場合、洗いが500~600円、乾燥が500~1,000円ほどになるだろう。

敷布団を洗う場合の洗濯・乾燥時間の目安

洗濯と乾燥を合わせて50分~120分ほどかかる。洗いに60分、乾燥に60分と考えればわかりやすい。ただし、これはあくまで洗濯乾燥機に入れている時間だ。洗濯機から乾燥機に移したり追加で乾燥させたりすることも考えて、十分な空き時間を確保しておいてほしい。

7. 敷布団をコインランドリーで洗う頻度

コインランドリーで定期的に洗うことで、敷布団は清潔に保てる。適切な頻度を紹介するのでぜひ参考してほしい。

6カ月〜1年に1回を目安にしよう

敷布団に付いたにおいや汗などの汚れは、日頃の手入れだけでは対処できない。また、ホコリやダニの死骸・フンはアレルギーの原因になる。キレイに保ちたいのであれば、コインランドリーで定期的に洗濯するのが理想だ。

厚生労働省では、旅館や公衆浴場の敷布団について6ヶ月に1回の丸洗いを推奨している(※3)。一般家庭でも同じような頻度での洗い方なら、清潔な状態を保てるだろう。

夏用の敷布団と冬用の敷布団を別に使用しているなら、それぞれ1年に1回コインランドリーで丸洗いするのがおすすめだ。また、シーツをこまめに洗濯したり、掃除機をかけたりと、日頃から敷布団を清潔に保つ努力は続けたい。

8. 敷布団をコインランドリーで洗うときにあると便利なアイテム

敷布団をコインランドリーで洗うとき、あると便利なアイテムをまとめた。必要に応じて用意しておくとよいだろう。

エムール「糸くずつかネ~ット 大物寝具用」

大物寝具用の洗濯ネットだ。中わた量1kgの寝具に対応している。付属している紐を結ぶとドーナッツのような形状になるため、洗濯機にも入れやすい。

ダイヤ「ふくらむ洗濯ネット特大70」

洗濯容量に合わせてふくらむため、さまざまなサイズの洗濯物に対応できる。使用後は両サイドの持ち手を引っ張れば、コンパクトにたたむことが可能だ。

レック「CX洗えるふとん用ネット」

L字型ファスナーを採用しており、敷布団を出し入れしやすい。ロック式ファスナーで、洗濯中に開く心配がないのも魅力だ。取っ手付きなので持ち運びがしやすく、洗濯機への出し入れも簡単にできる。

9. 敷布団をコインランドリーで丸洗いして清潔に保とう

自宅で敷布団を洗濯するのは難しい。しかし、コインランドリーには容量が大きい業務用の洗濯乾燥機があるので、手間のかからない洗い方が可能だ。自宅で干すと時間がかかる乾燥も短時間で終わる。

汚れやアレルゲンをキレイに落とすことができ、ふんわりと仕上がるだろう。ただし、中には洗濯ができない敷布団もある。水洗いやタンブル乾燥ができるのか、洗濯表示で確認しておくことが重要だ。

結論

コインランドリーなら、汚れた敷布団をキレイに洗濯できる。まずは準備として洗濯表示と敷布団の重さを確認しよう。洗濯機の、洗濯と乾燥それぞれの容量をチェックしておくことも重要だ。基本的な洗い方と乾燥方法を覚えておけばスムーズに作業できる。料金やかかる時間、適切な頻度も紹介したので、ぜひ参考にしてほしい。
(参考文献)
※1出典:消費者庁「洗濯表示(平成28年11月30日まで)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash.html

※2出典:消費者庁「洗濯表示(平成28年12月1日以降)」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html

※3出典:厚生労働省「公衆浴場における衛生等管理要領等の改正について」
https://www.mhlw.go.jp/topics/2001/0111/tp1106-1.html
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  • 公開日:

    2020年2月15日

  • 更新日:

    2021年7月 8日

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