1. サビとは「腐食」である
サビとは、金属と酸素、水によって起こる「腐食」だ。化学反応によって発生し、金属の表面を覆っていく。
赤や緑、茶色、黒、白など、金属の種類によってサビの色は異なる。鉄から発生する赤サビや、銅に発生する緑サビが代表的だ。鉄やアルミはサビやすく、銀や金はサビにくい性質をもつ。
見た目の悪化はもちろん、車や機械なら故障の原因にもなる。水道管がサビて赤い水が出るケースもあり、多量に飲んでしまうと鉄分の過剰摂取につながる。
赤や緑、茶色、黒、白など、金属の種類によってサビの色は異なる。鉄から発生する赤サビや、銅に発生する緑サビが代表的だ。鉄やアルミはサビやすく、銀や金はサビにくい性質をもつ。
見た目の悪化はもちろん、車や機械なら故障の原因にもなる。水道管がサビて赤い水が出るケースもあり、多量に飲んでしまうと鉄分の過剰摂取につながる。
2. サビができる原因とは
サビがなぜ発生するのか、2つの原因を紹介する。対策にもつながるので、ぜひチェックしてほしい。
水によって発生する
サビが発生するには酸素と水の両方が必要だ。酸素は空気中に存在するため、水に濡れたり、湿気に反応したりが主な原因といえるだろう。
水に濡れたまま放置すると腐食が起こり、金属製品はサビてしまう。湿度が高い場所や季節ほどサビは進行しやすい。
水に濡れたまま放置すると腐食が起こり、金属製品はサビてしまう。湿度が高い場所や季節ほどサビは進行しやすい。
もらいサビに注意
サビがついた金属製品から、サビがうつることを「もらいサビ」という。プラスチックなど、金属製品以外にうつってしまうケースも。サビたままの金属を放置すると、周囲へ広がってしまうのだ。
ステンレスは保護膜を形成するため単体であるとサビにくいが、もらいサビのリスクはある。また、水分や汚れを放置すると保護膜を形成できないので、サビが発生しやすい。
ステンレスは保護膜を形成するため単体であるとサビにくいが、もらいサビのリスクはある。また、水分や汚れを放置すると保護膜を形成できないので、サビが発生しやすい。
3. 重曹や酢を使ったサビの落とし方
使用する金属用品やサビの度合いによって落とし方が違うので、自分の用途に合った方法を選択しよう。ブラシやスポンジ、重症、酢を使った方法を紹介していく。
重曹を使った方法
できてすぐのサビなら、ブラシでこするだけでも簡単に落とせる。自転車などの頑丈な金属はワイヤーブラシで削り、傷つけたくない場合は歯ブラシやスポンジを使おう。
しつこい汚れには、研磨剤として使える重曹が有効だ。少しの水と混ぜてペーストを作ってぬったら、ブラシやスポンジで少しずつこすろう。
しつこい汚れには、研磨剤として使える重曹が有効だ。少しの水と混ぜてペーストを作ってぬったら、ブラシやスポンジで少しずつこすろう。
サビ取り剤を活用しよう
専用のサビ取り剤は、ガンコな汚れにも高い効果を発揮する。ペーストやスプレーなど、いろいろなタイプから選べるのがポイントだ。中にはサビを防ぐ効果がある商品もあるので、上手に活用したい。
青サビには酢を使う
銅についた青サビは重曹ペーストで落とせる。また、酢と塩を混ぜた液体に少しひたしておき、布でこするのもおすすめの落とし方だ。
あまり長く放置しておくと痛むので、青サビが溶けたらすぐに取り出すように。酢のツンとした臭いが気になるなら、中性洗剤で軽く洗おう。
あまり長く放置しておくと痛むので、青サビが溶けたらすぐに取り出すように。酢のツンとした臭いが気になるなら、中性洗剤で軽く洗おう。
4. サビ取りをするときの注意点
取れないサビを力任せにゴシゴシこすってしまうと、キズがついてしまう。キズからサビが広がってしまうリスクも。ステンレスのシンクや、大事な金属用品には、柔らかい素材のスポンジを使おう。
重曹やクレンザーは研磨力が強いので、使いすぎには注意が必要だ。ステンレスをこすりすぎたり、塩素系漂白剤を流さないまま放置したりすると、保護膜をはがれてしまう。
自分でサビ取りをして落ちないなら、専門の業者に頼むのも一つの手だ。サビている範囲が大きいなら、赤サビを広がらない黒サビにする転換剤の使用を検討してもよいだろう。
また、サビ取り剤の種類によっては、強力な成分を含んでいる場合がある。使い方によっては危険なので、説明書をよく読んでから正しい方法で使おう。
重曹やクレンザーは研磨力が強いので、使いすぎには注意が必要だ。ステンレスをこすりすぎたり、塩素系漂白剤を流さないまま放置したりすると、保護膜をはがれてしまう。
自分でサビ取りをして落ちないなら、専門の業者に頼むのも一つの手だ。サビている範囲が大きいなら、赤サビを広がらない黒サビにする転換剤の使用を検討してもよいだろう。
また、サビ取り剤の種類によっては、強力な成分を含んでいる場合がある。使い方によっては危険なので、説明書をよく読んでから正しい方法で使おう。
5. サビの予防方法
サビが発生する前に予防すれば、無理に落とす必要はない。2つのポイントを徹底して、サビから金属を守ろう。
水分を残さない
金属製品から水を遠ざけることで、サビは予防できる。洗ったキッチン用品は早めに拭く、乾燥させてから収納するなど、いろいろな対策ができる。
ステンレス製のシンクに金属を置くともらいサビの原因になるので、ツールスタンドやタオルを有効活用しよう。ヘアピンやカミソリも、水気の多いお風呂や洗面台に放置しないように。水気が残らないように拭いてから、乾燥した場所に収納することが重要だ。
自転車など家の外にあるものは、雨が降っても濡れない場所にうつそう。できないようなら、濡れたらすぐに布で拭くこと。柔らかくて吸水力の高いマイクロファイバータオルを活用してもよいだろう。
ステンレス製のシンクに金属を置くともらいサビの原因になるので、ツールスタンドやタオルを有効活用しよう。ヘアピンやカミソリも、水気の多いお風呂や洗面台に放置しないように。水気が残らないように拭いてから、乾燥した場所に収納することが重要だ。
自転車など家の外にあるものは、雨が降っても濡れない場所にうつそう。できないようなら、濡れたらすぐに布で拭くこと。柔らかくて吸水力の高いマイクロファイバータオルを活用してもよいだろう。
防サビ剤やサビ止め塗装
専用のサビ止め剤を使うと、金属製品を湿気やサビから保護できる。包丁用や自動車用など、さまざまな種類の商品があるので、用途に合ったものを選ぼう。
ただし、サビ止め剤の効果には期限があるので、定期的にぬりなおすように。シャッターやフェンスに使用できる、色付きのサビ止め塗料もある。
ただし、サビ止め剤の効果には期限があるので、定期的にぬりなおすように。シャッターやフェンスに使用できる、色付きのサビ止め塗料もある。
結論
屋内外にかかわらず、サビはいろいろな場所に発生する。見た目が悪く金属製品の劣化もまねくため、キレイに落としたい。時間が経過すると広がってしまうので、重要なのは予防と早めの対処。水気をしっかりと拭き取り、サビが出たらすぐに落とすなど、日頃の予防が重要だ。