このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
漂白剤の種類と効果。目的に合わせた失敗しない使い方とは

漂白剤の種類と効果。目的に合わせた失敗しない使い方とは

投稿者:ライター 松岡由佳里(まつおかゆかり)

2020年2月28日

普通の洗剤では落としきれない汚れやシミを何とかしたい。そのようなときに活躍してくれるのが漂白剤だ。しかし、強力なだけに漂白剤の種類や使い方を間違えると、取り返しがつかない結果になることも。扱い方が難しそうな漂白剤だが、目的に合わせた種類や効果を理解できれば、これほど強力な助っ人はいない。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 漂白剤の種類と効果

ひとくちに「漂白剤」といっても、効果や目的によって種類が違ってくる。漂白剤の種類は大きく分けて「塩素系」と「酸素系」だが、それぞれの違いを理解することが漂白剤を使いこなす第一歩になるだろう。

最強クラスの漂白力を持つ「塩素系漂白剤」とは

塩素系漂白剤の主な成分は「次亜塩素酸塩」だ。身近なところでは茶渋などを取る「キッチンハイター」などが知られている。

塩素系漂白剤の最大の特徴は、強力なアルカリ成分で衣類についたシミなどの落ちにくい汚れを落とすというものだ。普通の洗濯洗剤は、洗浄力によって色素を浮かび上がらせることで洗濯ものをキレイにする。一方、塩素系漂白剤は色素そのものを分解してしまう。汚れだけでなく、殺菌作用も強い。よく使われるのが、キッチン周りの除菌やお風呂のカビ対策に有効だ。

一方で塩素系漂白剤は、使い方によってはデメリットになることもある。色柄物の衣類に塩素系漂白剤を使ってしまうと、衣類自体の色までも漂白してしまう。また、繊維そのものを傷めてしまう可能性もあるため、色柄物の洗濯には注意が必要だ。

塩素系漂白剤の使用は、漂白できるものに制限があることを知っておくことが大切だ。

幅広く漂白に使われる「酸素系漂白剤」とは

酸素系漂白剤には「粉末タイプ」と「液体タイプ」の2種類ある。粉末タイプの主成分は過炭酸ナトリウム、液体タイプの主成分は過酸化水素水だ。それぞれ主成分が違うため、洗浄力に差が出る。身近なところでは、洗濯洗剤と一緒に使える「ワイドハイター」などがある。塩素系漂白剤とは違って、漂白パワーはそれほど強くないが、色柄物の漂白に使えるという点が最大の特徴だ。

粉末タイプは、漂白力が液体タイプよりも強いのが特徴。お湯に溶かしてから浸け込み洗いをすることで、頑固なシミにも効果が出やすい。

液体タイプは、使い勝手がいいことが特徴。水に溶けやすく、気になるシミに直接塗り込むことで効果を得やすくする。毎日の洗濯に使えば、衣類のくすみを取って色柄物もくっきりと洗い上げることができる。

2. 漂白剤の使い方【水回り】

漂白剤は、キッチンをはじめ、トイレやお風呂などの水回りの衛生に欠かせない。雑菌が繁殖しやすい水回りでの使い方をご紹介しよう。

キッチン周りの漂白・殺菌を目的とするなら塩素系漂白剤

塩素系漂白剤は、漂白パワーと殺菌パワーが強いため、雑菌が繁殖しやすいキッチンの水周りに最適だ。調理器具は使い終わった時点で、漂白すると、食中毒などの危険を回避することができる。

とくにまな板や布巾は塩素系漂白剤で漂白することで、雑菌をせん滅できる。まな板は大きいので、布巾でくるむ。そして、一方の端を漂白剤を溶かした洗い桶に浸けておく。すると布巾が漂白液を吸い上げてまんべんなくまな板を漂白してくれる。まな板と同時に布巾も漂白できるので一石二鳥だ。

洗濯槽の掃除は、発泡性のある粉末タイプの酸素系漂白剤で

衣類をキレイにしてくれる洗濯機だが、洗濯機自体の汚れにも注意を払いたい。とくに洗濯槽はカビが発生しやすく、衣類に嫌な臭いがついてしまう。

洗濯機には「縦型」と「ドラム式」がある。縦型の場合は、洗濯槽に60℃くらいのお湯をためて粉末タイプの酸素系漂白剤を投入する。粉末タイプの漂白剤のほうが発泡作用があり、カビやせっけんカスなどがはがれやすくなる。10Lあたり酸素系漂白剤50gを目安に入れて3分ほど洗濯機を回しそのまま3時間、できればひと晩放置しておく。汚れが浮き上がってきたところで、衣類を入れず通常運転して終了となる。

ドラム式の場合は洗濯槽が傾いている構造ため、漂白剤を全体にいきわたらせることがポイント。ときどきドラムを回してやるといいだろう。洗浄モードのついたドラム式の場合、説明書を参考に従って槽洗浄を行ってほしい。

3. 漂白剤の使い方【衣類】

家庭で、最も漂白剤の出番が多いシーンが衣類のシミ抜きだろう。使いやすいのは色柄物に使える酸素系漂白剤。それでも落ちないシミは塩素系を使ってみよう。

必ず洗濯表示を確認してから

キレイにしたい衣類の洗濯表示タグを確認しよう。洗い桶マークに×印がついているものはクリーニングに出すしかない。さらに、漂白を表す△マークに×印がついているものもNG だ。心配な場合は、目立たないところに薄めた漂白剤を塗布して様子を見てみよう。

水ではなくお湯を使う

衣類を漂白する場合でも、水ではなくお湯を使うと効果的だ。衣類を傷めないように40℃くらいのぬるま湯を使うといいだろう。漂白剤は、たくさん入れればいいというものではない。記載されている分量を守ることが大切だ。また、浸け込む時間も長ければいいというものではない。30分くらい、多くて2時間くらいにとどめておかないと、繊維が傷んでしまう。

4. 漂白剤を使うときの注意点

漂白剤は、使い方さえ間違わなければとても便利なアイテムだ。とくに取り扱いに関しては、命の危険もあるので、十分注意をしてもらいたい。

塩素系漂白剤と酸性洗剤は混ぜると危険

塩素系漂白剤には、必ず「混ぜるな危険」という表示がされている。うっかり塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜてしまうと、猛毒である「塩素ガス」を発生させてしまう危険性があるからだ。塩素系漂白剤の使用時には、必ず使う洗剤が酸性かどうかを知る必要がある。

また、洗剤だけではない。食酢やアルコール、大量の生ごみなどに塩素系漂白剤が混ざってしまうと、同じように塩素ガスを発生する危険性があることは覚えておこう。

必ず手袋をして

とくに塩素系漂白剤は刺激が強く、手につくと手のタンパク質を溶かしてしまい、そのことが原因でかぶれたり、手荒れを起こす危険性がある。必ずゴム手袋をして作業をすることが大切だ。

また、お風呂やトイレなどの狭い空間では、できるだけ窓を開けるか、換気扇を回して作業することだ。漂白剤の刺激で目が痛くなったり、気分が悪くなったりするのを防いでくれる。

結論

漂白剤は種類の使い分け、主な成分、使えるものと使えないものなどの理解が必要なだけで、正しい使い方をすれば決して扱いの難しいアイテムではない。漂白剤があれば、シミ抜きだけでなく除菌、カビ取りなど、幅広く利用することができる。ぜひ、漂白剤を使いこなして快適な住環境を維持してもらいたい。

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ
    >