目次
1. キーボードの掃除の必要性

「キーボードには、拭き掃除をしたトイレの便座の5倍もの菌がいる」という情報を見聞きした方もいるのではないだろうか?その根拠や人体への影響などは定かではないため、ここでは噂話程度に留めるが、それにしてもキーボードには思ったより汚れが付着していると考えていいだろう。
キーボードの汚れとは
手垢、皮脂、汗といった汚れのほか、食べかす、繊維クズ、ホコリ、フケ、髪の毛など、ざっと挙げただけでも実に多くの汚れが付着していることが分かる。確かに、これらをエサにする微生物が存在していても、おかしくはないのかもしれない。
トイレに入った後や帰宅した後に手を洗わずにキーボードに触れたときなども、さまざまな菌やウイルスなどが付着すると考えられる。
トイレに入った後や帰宅した後に手を洗わずにキーボードに触れたときなども、さまざまな菌やウイルスなどが付着すると考えられる。
掃除をしないとどうなる?
キーボードを掃除せずにいると、菌が指などに再付着し、知らぬ間に体内に取り込まれてしまうかもしれない。食べかすなどが詰まり、操作性が低下する可能性もある。やはりキーボード掃除はしたほうがいいだろう。
2. 忙しい方にもおすすめ!超簡単なキーボードの掃除の仕方

まずは簡単にできるキーボードの掃除の仕方から見ていこう。忙しくて分解までできない方や、キートップが外せない種類のキーボード、MacBook Proなどノートブックのキーボードにおすすめの掃除方法だ。
キーボードの簡単な掃除方法
市販のエアーダスターで大きなホコリやキーの隙間のホコリを飛ばし、精製水を含ませたキレイな布でサッと拭き掃除するだけでいい。左から右、右から左といったように一方向にのみ、やさしく拭きあげるのがポイントだ。十分に汚れが落ちないときは、綿棒で軽く擦り落とそう。
3. ガンコな汚れを一掃!より入念なキーボードの掃除の仕方

次に、キートップが外せる種類のキーボードに限られるが、より入念な掃除方法を2つ紹介する。いずれにも共通する大切なことは「最初にキーボードの配列を写真に収めておく」ことだ。後から調べられないことはないが、スマホに残しておくと見ながら作業できるので効率がいい。
キーボードの入念な掃除方法
- キートップを外す
- メラミンスポンジでキートップの表面や側面をやさしく擦る
- キートップの裏面はエアーダスターで汚れを飛ばす
- キートップをティッシュなどで乾拭きする(キートップはここまで)
- キーボード本体の汚れをエアーダスターで飛ばす
- 精製水を含ませた布でキーボード本体を拭く
- 細かい汚れは綿棒で取り除く
- キートップを元に戻す
以上が、キートップが外せる種類のキーボードを丁寧に掃除する方法だ。地道に一つひとつのパーツをキレイにしていくことになるので、気長に取り組もう。
汚れがひどいキーボードの入念な掃除方法
- 桶に水を溜め、中性洗剤を適量溶かしておく
- キートップを外す
- キートップを洗濯ネットに入れ、もみ洗いをする
- 流水でよくすすぐ
- しっかり乾燥させる
- キーボード本体の汚れをエアーダスターで飛ばす
- 精製水を含ませた布でキーボード本体を拭く
- 細かい汚れは綿棒で取り除く
- キートップにエアーダスターをかけ、水分を完全に飛ばしてから元に戻す
キートップを洗ってしまうという掃除方法だ。キートップは、文字が削れないようにやさしくもみ洗いしよう。また、水滴が少しでも残ってしまうとキーボードの故障につながる。丸一日などたっぷり時間をかけて完全に乾かそう。
4. キーボード掃除で気をつけたいポイント

最後に、キーボード掃除の際に気をつけたいポイントをお伝えする。キーボードを丁寧に扱うといった基本的なことはもちろんだが、それ以外にも次のような点に注意しよう。
アルコール除菌シートは極力使わない
拭き掃除の際、アルコール除菌シートは避けたほうがいいだろう。アルコールがキートップの劣化を早める可能性があるためだ。
布はやわらかいものを
硬い素材のほうが汚れを落とせそうだが、肝心のキーボードが傷ついてしまうかもしれない。キートップに引っかかって不用意に外してしまうおそれもあるため、やわらかい布を使って掃除しよう。
メラミンスポンジで擦りすぎない
メラミンスポンジは研磨スポンジでもある。ゴシゴシ擦りすぎるとキートップを傷つけたり、文字を剥がしたりしてしまうかもしれない。あくまでやさしく擦るようにしよう。
換気をよくして作業する
エアーダスターを使うと、ホコリが一気に舞い上がる。吸い込んでしまわないように、マスクをしたり換気したりして掃除に取りかかろう。
結論
今回はキーボードから取り外したキートップを水洗いする方法も紹介したが、基本的にはエアーダスターと精製水を使い、メラミンスポンジや綿棒で掃除する方法をおすすめしたい。キーボードは掃除も大切だが、デリケートなので丁寧に扱うことも忘れないようにしよう。