1. 布団干しは時間が肝心だった!その理由とは?

布団干しの目的は乾燥。人間は、睡眠中に200ml(コップ1杯)程度の汗をかくといわれている。その汗の多くは布団に吸収され、湿気がこもることとなる。放置すればジメジメして気持ち悪いだけでなく、ダニやカビが棲み着く原因にもなる。
布団干しの効果
布団干しによって湿気を飛ばすことができれば、心地よいふわふわ感を取り戻せる。汗の臭いも消え、快適な眠りにつけるようになるだろう。もちろん、ダニの繁殖やカビの発生を抑えることにもつながる。
布団干しに時間が大切な理由
布団干しの効果を最大限に得るには、時間が重要になる。干している時間が短ければ十分に乾燥できないし、逆に時間が長すぎるとホコリが付いたり、生地が変色したり傷んだりする。それに、長い時間干していると布団が湿気を吸収し始め、布団干しをした意味がなくなってしまう。時間は、布団干しにおいて重要な要素なのである。
2. 理想の布団干しの時間と干し方のコツ

布団干しにおける理想の時間は、布団の素材によって微妙に変わってくる。それに、布団干しに適した季節ごとの時間帯もあるので、あわせて覚えておこう。
布団干しに適した時間帯
- 夏:10〜12時
- 冬:10〜14時
- 春/秋:10〜15時
その日の晴れ具合にもよるが、おおよそこれくらいの時間帯で布団干しをしよう。早朝や夕方以降は湿度が高くなることが多いため、布団干しにはあまり適さない。また、夏は日差しが強すぎるので、長く干していると素材を傷めてしまうおそれがあると覚えておこう。次に、上記の時間帯のうち、どれくらい布団干しをすればいいか素材別にお伝えする。
素材別の布団干しの時間
- 綿:夏2時間/冬4時間
- 合成繊維:夏1時間半/冬3時間
- 羽毛:夏30分/冬1時間
- 羊毛:夏1時間/冬2時間
単純に、夏の布団干しの時間は冬の半分と覚えておこう。素材については、お使いの布団のタグでチェックしてほしい。
上手な布団干しのコツ
- 途中で裏返し両面を乾燥させる
- カバー、シーツは外さない
- 取り込む際に強く叩かない
- 取り込んだら掃除機をかける
- 天気がいい日はできるだけ干す
布団干しの時間とあわせて、コツも押さえておこう。普段、肌が触れる面を少し長めに干し、途中で裏返すと両面を効率よく乾燥させられる。また、紫外線によるダメージを防ぐため、カバーやシーツは外さないでおこう。
よくやりがちなのが、取り込む際にバンバンと叩く行為だが、布団や中の繊維が傷んでしまうため、表面を払う程度にしておこう。また、最後に掃除機がけをすると、布団の表面のホコリやダニの死骸、フンなどを取り除ける。
よくやりがちなのが、取り込む際にバンバンと叩く行為だが、布団や中の繊維が傷んでしまうため、表面を払う程度にしておこう。また、最後に掃除機がけをすると、布団の表面のホコリやダニの死骸、フンなどを取り除ける。
3. 時間がないときの布団干しに便利なアイテム

布団干しは、時間に余裕があるときにするのが理想だが、場合によっては、時間がない中で布団干しをしなければならないこともあるだろう。そんなときは、黒の布団干し袋を使うのがおすすめだ。
黒の布団干し袋の効果
ご存知の通り、黒は日光を吸収しやすい色だ。その分早く高温になるので、時間の短縮につながる。そのうえ、夏場など強い日差しがあって袋の中が50℃を超えたときは、ダニを殺す効果も得られる。花粉やホコリ、日焼け防止などにも役立つので、布団干しにぜひ取り入れたいアイテムだ。
結論
布団干しに時間が重要な理由を解説してきた。これまで気にしてこなかった方は、ぜひこの機会に布団干しの時間を覚えていただき、これからの布団干しに生かしてほしい。ふわふわの布団で良質な睡眠がとれるように願っている。