1. 礼服をクリーニングに出すべき理由と頻度

礼服は一年のうちそう何度も着る機会はないだろう。だが、着る回数が少ないからこそ、余計にクリーニングに出したほうがいいアイテムでもある。
礼服をクリーニングに出すべき理由
たった一度の着用でも、礼服にはさまざまな汚れが付着する。たとえば皮脂、垢、汗ジミといったヒト由来の汚れ。ほかにも食べかす、飲みこぼし、ホコリ、繊維クズといった外的な汚れもある。
そのままにすると、カビ、虫食い、変色などのトラブルを招く可能性が高い。一度の着用で礼服をクリーニングに出すのはややもったいない気もするが、買い直すことを考えればクリーニングのほうがコストを抑えられる。汚れをそのままにして、長期保管するほうがデメリットだろう。
そのままにすると、カビ、虫食い、変色などのトラブルを招く可能性が高い。一度の着用で礼服をクリーニングに出すのはややもったいない気もするが、買い直すことを考えればクリーニングのほうがコストを抑えられる。汚れをそのままにして、長期保管するほうがデメリットだろう。
理想は毎回クリーニング
礼服は、着るたびにクリーニングに出すことが望ましい。そう頻繁に着る機会がない礼服だからこそ、毎回クリーニングに出してキレイな状態で保管しよう。ただ、近々着る予定があると決まっているときは、その機会を待ち、長期保管に入る前で構わない。その際は、後述するお手入れを欠かさないようにしよう。
2. 礼服のクリーニング料金と日数の目安

礼服をクリーニングに出す場合、料金や日数はどれくらい見ておけばよいのだろうか?料金設定はクリーニング店ごとに異なり、また日数も繁忙期や閑散期などタイミングで変わってくる。そのためここでは一般的な目安を紹介する。
クリーニング料金の目安
礼服の料金は、おおよそ1,500〜3,500円を見ておくといいだろう。一般的な衣類のクリーニング料金よりも高めに設定されているのは、いくつか理由がある。
まず、礼服は他の衣類とは別に単体でクリーニングされるのが基本だ。加えて、防カビ・防虫といった特殊加工が含まれていることも多い。素材自体もデリケートなため、より丁寧な処理が必要なことも、礼服のクリーニング料金が高い理由のひとつである。
まず、礼服は他の衣類とは別に単体でクリーニングされるのが基本だ。加えて、防カビ・防虫といった特殊加工が含まれていることも多い。素材自体もデリケートなため、より丁寧な処理が必要なことも、礼服のクリーニング料金が高い理由のひとつである。
礼服のクリーニングにかかる日数の目安
礼服は個別に丁寧に加工することが多い。そのため、店舗やタイミングにもよるが、おおよそ1週間を見ておこう。もちろん、即日仕上げしてくれるところや、2〜3日など短期間で仕上がるところもある。急いでいるときは、先に仕上がりを聞いておくと安心だろう。
クリーニングに持ち込む際のチェックポイント
- ポケットの中に忘れ物がないか
- 落としてほしい汚れ、シミなどはないか
礼服をクリーニング店に持ち込む際はこれらを確認しておこう。もちろんクリーニング店でもチェックするはずだが、とくに落としたい汚れやシミがあれば、受付の際に伝えておくといい。
3. 礼服はクリーニング後の保管方法やお手入れも大切

クリーニングに出した礼服は、保管方法も大切になる。クリーニングに出さないときのお手入れの仕方とあわせて、最後にお伝えする。
礼服の保管方法
クリーニングから返ってきた礼服は、まずカバーを外して風通しのいい場所に掛けておこう。処理する際の湿気がこもっていると、カビなどの原因になってしまうことがあるためだ。掛ける際は、礼服の型崩れを防ぐため、必ず肩の部分が太めのハンガーを使おう。
取り込んだら、除湿剤や防虫剤と一緒にクローゼットに掛けて保管する。クリーニングから返ってきたときに付いてくるカバーが通気性の悪いものだった場合、不織布のカバーなどに替えておくと安心だ。
また、礼服を長期保管する際は、ときどき風通しがいい場所で陰干ししてあげると湿気対策になる。
取り込んだら、除湿剤や防虫剤と一緒にクローゼットに掛けて保管する。クリーニングから返ってきたときに付いてくるカバーが通気性の悪いものだった場合、不織布のカバーなどに替えておくと安心だ。
また、礼服を長期保管する際は、ときどき風通しがいい場所で陰干ししてあげると湿気対策になる。
礼服のお手入れ方法
すぐにクリーニングに出せない礼服は、着用するたびにブラシをかけておこう。また、そのままクローゼットにしまうのではなく、風通しのいい場所で陰干しして湿気を取り除いておくことも忘れないでほしい。近々礼服を着る予定があるときでも、汚れていればクリーニングに出しておくことをおすすめしたい。
結論
礼服は、基本的には毎回クリーニングに出したほうがいい。連続して着る機会があるときは、今回お伝えしたブラシと陰干しでケアしておこう。冠婚葬祭など人生の大切な場面で着用することが多い礼服は、ぜひ丁寧にケアをしてキレイな状態で保管してほしい。