1. 布団たたきは本当に効果があるの?

ホコリやダニを布団から出すために叩いてもあまり意味がない。布団たたきを使うと白いゴミが舞い上がるためキレイになったと錯覚しがちだが、中の繊維が飛び散っているだけだ。
表面についているホコリは少し落ちるが、奥には残ったままになる。また、生きているダニは衝撃を受けると裏側に移動してしまうので、布団たたきだと追い出すことは不可能だ。
布団たたきで強く叩いてしまうと、布団についたダニの死骸やフンが砕けて小さくなる。通常の状態よりも飛び散りやすくなるため、就寝するときに口や鼻から吸い込んでしまう。ダニアレルギーのリスクが高まるので、健康面にも悪影響を与えかねない。
表面についているホコリは少し落ちるが、奥には残ったままになる。また、生きているダニは衝撃を受けると裏側に移動してしまうので、布団たたきだと追い出すことは不可能だ。
布団たたきで強く叩いてしまうと、布団についたダニの死骸やフンが砕けて小さくなる。通常の状態よりも飛び散りやすくなるため、就寝するときに口や鼻から吸い込んでしまう。ダニアレルギーのリスクが高まるので、健康面にも悪影響を与えかねない。
2. 布団たたきで叩くのは間違いだった

布団たたきの使い方を間違えると、さまざまなトラブルにつながる。2つの注意点について、詳しく解説しておこう。
強く叩くのは逆効果
布団たたきを使って布団を叩くと傷んでしまう。中綿が固まって機能性が低下してしまうので、寝心地が悪くなるのだ。干すたびに叩いてしまうと、布団の寿命を縮めることにもつながる。
特にデリケートなウールの布団や羽毛布団は、質感や品質を大きく損ねてしまう。叩くのはまったくの逆効果なので、布団たたきの使い方には注意が必要だ
特にデリケートなウールの布団や羽毛布団は、質感や品質を大きく損ねてしまう。叩くのはまったくの逆効果なので、布団たたきの使い方には注意が必要だ
ご近所トラブルに発展
布団たたきを使うと、バンバンという大きな音がする。安眠妨害になったり、赤ちゃんを泣かせてしまったり、知らないうちに迷惑をかけているケースは多いのだ。
また、布団たたきで散ったホコリやゴミが、隣の家に飛んでいくリスクもある。ご近所トラブルに発展することも多いため、音をたてて叩くのは避けよう。
また、布団たたきで散ったホコリやゴミが、隣の家に飛んでいくリスクもある。ご近所トラブルに発展することも多いため、音をたてて叩くのは避けよう。
3. 布団たたきは正しく使おう

布団たたきは正しい方法で使えば一定の効果が実感できる。布団を傷めない使い方と清潔に保つ方法を、あわせて紹介しよう。
使い方をチェック
布団たたきを使って布団の表面を滑らせ、全体を優しく払っていこう。強く叩かなくても、表面に付着したホコリや汚れは十分に落とせる。
干した布団を取りこむときが、布団たたきを使う正しいタイミングだ。外気に晒された布団にはホコリや花粉が付着するので、よく落としてから家に入れる。布団たたきが手元にない場合は、手で軽く払うだけでも良い。
中にはホコリや花粉が落としやすいように工夫された布団たたきも販売されている。ブラシが付属しているタイプなら、効率よく布団をキレイにできるだろう。
干した布団を取りこむときが、布団たたきを使う正しいタイミングだ。外気に晒された布団にはホコリや花粉が付着するので、よく落としてから家に入れる。布団たたきが手元にない場合は、手で軽く払うだけでも良い。
中にはホコリや花粉が落としやすいように工夫された布団たたきも販売されている。ブラシが付属しているタイプなら、効率よく布団をキレイにできるだろう。
清潔に保つ方法とは
布団のダニやホコリの対策としては、布団たたきだけだと不十分だ。皮脂や汗、フケはダニのエサになるので、清潔に保てるように手入れを徹底しよう。
シーツや枕カバーは小まめに洗い、晴れた日には1時間ほど裏と表を天日干しにする。洗濯ができるタイプの布団なら、定期的にコインランドリーで丸洗いするのがおすすめだ。
シーツや枕カバーは小まめに洗い、晴れた日には1時間ほど裏と表を天日干しにする。洗濯ができるタイプの布団なら、定期的にコインランドリーで丸洗いするのがおすすめだ。
4. 布団たたきで落ちないダニは掃除機で吸い込む

布団たたきではダニ対策はできない。布団を清潔にたもつために、ダニに効果的な掃除機のかけ方と、注意点についてチェックしておこう。
掃除機のかけ方
布団たたきを使ったあとに掃除機をかける習慣をつけよう。適当にかけると効果が薄いので、正しい手順を確認することが大事だ。
- 布団を手で軽く叩く
- 掃除機のヘッドをゆっくり滑らせる
- 裏返してから同じようにかける
軽くかけただけではダニが残ってしまうので、時間をかけてじっくり行うことが重要だ。力を入れると生地が傷むので、5~10分くらいかけて丁寧に終わらせよう。
布団専用のクリーナーなら、ホコリやダニを効率よく取り除ける。布団たたきが使えない雨が多い時期でも手入れができるので、ぜひ活用してほしい。
布団専用のクリーナーなら、ホコリやダニを効率よく取り除ける。布団たたきが使えない雨が多い時期でも手入れができるので、ぜひ活用してほしい。
ゴミは取り出そう
掃除機の中にはホコリなどのダニのエサが豊富なので、放置するとダニが繁殖してしまう。排気からダニを放出することになるため、溜まったゴミは定期的に交換しよう。
掃除機のノズルは汚れているため、布団が汚れてしまう可能性がある。布団に使うまえに軽くゴミを取り、除菌シートなどで拭いておくと安心だ。
また、布団専用のノズルがあれば、効率よくダニやホコリを吸い出せる。掃除用と同じノズルを使うよりも衛生的なのでおすすめだ。
掃除機のノズルは汚れているため、布団が汚れてしまう可能性がある。布団に使うまえに軽くゴミを取り、除菌シートなどで拭いておくと安心だ。
また、布団専用のノズルがあれば、効率よくダニやホコリを吸い出せる。掃除用と同じノズルを使うよりも衛生的なのでおすすめだ。
結論
布団たたきは正しい方法で使わないと残念な結果になる。力を入れて叩くといろいろなトラブルにつながるので、優しく撫でるようにホコリを払おう。また、ダニ対策には掃除機がけが必須だ。それぞれを上手く活用して布団を清潔に保とう。