1. 部屋干しは外干しとどう違う?

晴れた日であれば洗濯物は外干ししたほうがいい、と考える方も多いだろう。
外干しでは実際、日光や風のおかげで洗濯物がカラッと乾きやすい。そのうえ日光には殺菌効果もある。洗濯物が早く乾くことで生乾きのイヤなにおいも抑えられるなど、外干しには多くのメリットがある。
しかし外干しは、雨が降る日や風の強い日、寒い冬のシーズンには不向きだ。さらには洗濯物に花粉やPM2.5などが付着する可能性もある。
外干しでは実際、日光や風のおかげで洗濯物がカラッと乾きやすい。そのうえ日光には殺菌効果もある。洗濯物が早く乾くことで生乾きのイヤなにおいも抑えられるなど、外干しには多くのメリットがある。
しかし外干しは、雨が降る日や風の強い日、寒い冬のシーズンには不向きだ。さらには洗濯物に花粉やPM2.5などが付着する可能性もある。
部屋干しにもメリットがある
その点、部屋干しには天候や時期を気にしなくていいというメリットがある。室内で干せるので雨の日も強風の日も関係ないうえ、花粉などの付着も防げる。
しかし室内には風が少ないため、部屋干しした洗濯物は外よりも乾きにくくなりがちだ。部屋干しで洗濯物を早く乾かすコツは、換気したり除湿器や扇風機を使ったりして、風を上手に取り入れるといい。
しかし室内には風が少ないため、部屋干しした洗濯物は外よりも乾きにくくなりがちだ。部屋干しで洗濯物を早く乾かすコツは、換気したり除湿器や扇風機を使ったりして、風を上手に取り入れるといい。
2. 部屋干しの干し方のコツ!

部屋干しで洗濯物を早く乾かすには、以下のようなコツがある。洗濯物を干す場所から乾かしやすい干し方まで、4つのコツを紹介しよう。
「囲み干し」や「アーチ干し」を取り入れる
濡れた洗濯物どうしが重なっていると、非常に乾きにくい。そのため、重なる面積を最小限にして干すのが理想だ。
洗濯ばさみがいくつも付いた角ハンガーを使う場合は、内側に短い衣類、外側に長い衣類を干す「アーチ干し」をするといい。衣類が横から見てアーチのように下がることで、下に空気の通り道ができ、効率よく乾かすことができるためだ。
また、バスタオルなどの大きな洗濯物を早く乾かすには、横長にして角ハンガーのまわりをグルリと囲むように干す「囲み干し」が効果的だ。
洗濯ばさみがいくつも付いた角ハンガーを使う場合は、内側に短い衣類、外側に長い衣類を干す「アーチ干し」をするといい。衣類が横から見てアーチのように下がることで、下に空気の通り道ができ、効率よく乾かすことができるためだ。
また、バスタオルなどの大きな洗濯物を早く乾かすには、横長にして角ハンガーのまわりをグルリと囲むように干す「囲み干し」が効果的だ。
洗濯物どうしの間隔をあけて干す
部屋干しでは、洗濯物の間に風が通りやすくするため、洗濯物どうしは間隔をあけて干すといい。
洗濯物の量がそれほど多くないときは、角ハンガーのピンチ(洗濯ばさみ)の間隔をあけて干すと、風に当たる面積が増えて乾きやすくなる。
タオルや衣類をハンガーに吊るして干す場合も、ハンガーどうしの間隔は「こぶし1個分」を目安にあけるのがコツだ。
洗濯物の量がそれほど多くないときは、角ハンガーのピンチ(洗濯ばさみ)の間隔をあけて干すと、風に当たる面積が増えて乾きやすくなる。
タオルや衣類をハンガーに吊るして干す場合も、ハンガーどうしの間隔は「こぶし1個分」を目安にあけるのがコツだ。
風通しと日当たりがいい場所に干す
部屋干しする場所を選ぶコツは、風通しがよく日が当たりやすい場所を探すこと。
日の当たりやすい場所といえば窓際が思いつくが、カーテンレールに吊るすのはあまり好ましくない。風の動きが少ないうえ、洗濯物とカーテンが触れ合って乾きが遅くなったり、カーテンの汚れが洗濯物に付いてしまう場合もあるためだ。
日の当たりやすい場所といえば窓際が思いつくが、カーテンレールに吊るすのはあまり好ましくない。風の動きが少ないうえ、洗濯物とカーテンが触れ合って乾きが遅くなったり、カーテンの汚れが洗濯物に付いてしまう場合もあるためだ。
部屋の真ん中や鴨居に干す
室内で空気が動きやすいのは、部屋の真ん中あたりだ。物干しは部屋の中央付近に置くのが好ましい。もしくは、部屋と部屋との間にある「鴨居(かもい)」に干すのもいいだろう。
3. 部屋干しで風を作るコツは?

部屋干しの洗濯物を早く乾かすコツは、風をうまく活用することだ。
洗濯物を干していると、重力によって水分が下にたまってくる。そのため、洗濯物は上のほうから乾きやすい。
そこで乾きにくい下のほうから風を送り込むことで、水分が飛びやすくなり、部屋干しでも乾かす時間を短くできる。
風を作るには、扇風機や除湿器を使おう。物干しの下に扇風機や除湿器を置き、洗濯物に風を当てる。除湿器は空気中の湿気も取ってくれるので、乾きがさらに早くなる。
室内の高いところに干す場合や、エアコンの近くに物干しを置ける場合は、エアコンの「除湿モード」を活用しよう。コツは、部屋干しの30分ほど前から除湿モードで運転しておくことだ。
以上のコツを押さえ、部屋干しの場合は積極的に風を作り出してみよう。
洗濯物を干していると、重力によって水分が下にたまってくる。そのため、洗濯物は上のほうから乾きやすい。
そこで乾きにくい下のほうから風を送り込むことで、水分が飛びやすくなり、部屋干しでも乾かす時間を短くできる。
風を作るには、扇風機や除湿器を使おう。物干しの下に扇風機や除湿器を置き、洗濯物に風を当てる。除湿器は空気中の湿気も取ってくれるので、乾きがさらに早くなる。
室内の高いところに干す場合や、エアコンの近くに物干しを置ける場合は、エアコンの「除湿モード」を活用しよう。コツは、部屋干しの30分ほど前から除湿モードで運転しておくことだ。
以上のコツを押さえ、部屋干しの場合は積極的に風を作り出してみよう。
4. 匂わせない部屋干しのコツ

部屋干しすると不快な生乾き臭がするときがある。原因は洗濯物に付着した雑菌だ。雑菌は湿気がある場所を好むため、長時間湿っている洗濯物は格好の繁殖場所となってしまう。
雑菌を繁殖させないためには、洗濯物をとにかく早く乾かすことが大切だ。ほかにもさまざまなコツがあるので、ぜひ試してみてほしい。
雑菌を繁殖させないためには、洗濯物をとにかく早く乾かすことが大切だ。ほかにもさまざまなコツがあるので、ぜひ試してみてほしい。
とにかく早く乾かす
洗濯物に雑菌が増えてしまう前に短時間で乾かすのは、生乾き臭を抑える方法においてもっとも有効だ。
部屋干しでは、干し時間の目安は5時間ともいわれる。これまで紹介してきたように、干す場所や乾かしやすい干し方などのコツを押さえ、できるだけ短時間で乾燥させよう。
部屋干しでは、干し時間の目安は5時間ともいわれる。これまで紹介してきたように、干す場所や乾かしやすい干し方などのコツを押さえ、できるだけ短時間で乾燥させよう。
洗濯機の内部をキレイに保つ
洗濯物の干し方にこだわっても、洗濯機の内部が雑菌だらけであれば意味がない。洗濯槽用の洗剤を使い、雑菌が繁殖しないよう定期的に掃除しよう。洗濯機の使用後に、ふたを開けて中を乾かすのもコツだ。
洗濯後はすぐに干す
洗濯が終わったら、洗濯物は放置せずすぐに干そう。濡れた状態で放っておくと雑菌が増えやすく、イヤなにおいの原因となる。
すぐに干せない場合は、洗濯物が水に浸かった状態で一時停止ボタンを押しておくといい。
すぐに干せない場合は、洗濯物が水に浸かった状態で一時停止ボタンを押しておくといい。
洗剤は「部屋干し用」を使う
簡単にできるコツとして、部屋干しには「部屋干し用洗剤」をおすすめしたい。部屋干し用の洗剤は殺菌効果が高く、生乾き臭を出にくくしてくれる。ふだん使いに1つは置いておくといいだろう。
結論
不快な生乾き臭が発生しやすい部屋干しだが、ご紹介したコツを押さえることでイヤなにおいを減らし、洗濯物を短時間で乾かすことができるはずだ。天気の悪い日や梅雨の時期、冬など、外干しができないときにはぜひ試してみてほしい。