1. トイレつまりに使える洗剤とは?

トイレつまりには2種類の原因がある。つまるものをうっかり流してしまった場合には、原因となるものを取り除くことが最優先。トイレットペーパーや糞便がつまった場合には、家にある食器用洗剤でも効果が期待できる。
トイレがつまる原因とは
トイレがつまる原因にはふたつある。「水流の弱さ」と「異物」だ。流すときの水流が弱くなると排泄物が流れきれずに便器の奥や排水管に残ってしまう。それが蓄積してしまうことによってトイレつまりの原因になる。タンク内の水量が少なくなってしまうことで水流が弱くなってしまう。故障もあるが、節水による意図的な水量のコントロールをしている場合もある。
もうひとつの原因である「異物」は、「紙つまり」が8割を占めている。そのなかでも「介護・生理用品」による紙つまりが多い。生理用ナプキンや介護用のおむつなど、流せると勘違いして流してしまうケースや、トイレットペーパーを大量に流してしまうとトイレつまりの原因になる。
もうひとつの原因である「異物」は、「紙つまり」が8割を占めている。そのなかでも「介護・生理用品」による紙つまりが多い。生理用ナプキンや介護用のおむつなど、流せると勘違いして流してしまうケースや、トイレットペーパーを大量に流してしまうとトイレつまりの原因になる。
家にある食器洗剤でトイレつまりを改善
トイレがつまって汚物が逆流すると誰でもパニックになってしまう。しかし、ここで慌てずどこの家にもある食器用洗剤を応急処置で使ってみよう。
使う目安としては100mlなので、いつもの食器洗いよりもかなりの洗剤量を使うことになる。45℃程度のお湯と一緒にトイレに流し込めば、洗剤が活性化されてより効果が期待できる。
使う目安としては100mlなので、いつもの食器洗いよりもかなりの洗剤量を使うことになる。45℃程度のお湯と一緒にトイレに流し込めば、洗剤が活性化されてより効果が期待できる。
重曹&クエン酸でトイレつまりを改善
環境のことを考えて、掃除に重曹やクエン酸を使っているという方も多いだろう。もし家に重曹とクエン酸があれば、トイレのつまり解消にもひと役買ってくれる。重曹とクエン酸を混ぜることで発泡作用が生まれ、トイレのつまりを改善する。
2. 洗剤を使ったトイレつまりの直し方

洗剤を使ったトイレのつまりの直し方を具体的にご紹介しよう。注意したいポイントもあるので、しっかり理解しておこう。
食器用液体洗剤によるトイレつまりの解消
トイレつまりを直すために必要なものは食器用洗剤を100mlと45℃程度のお湯を便器の半分くらい、そして便器の水位を下げるための汚水を汲み出すためのバケツだけと至ってシンプルだ。
方法も単純で、45℃程度のお湯に食器用洗剤100mlを溶いたものを便器に注ぐだけだが、このとき既に便器につまった汚水があふれそうになっているなら、バケツに汲み出し、通常の水の量まで戻してから食器用洗剤とお湯を入れるようにしよう。
方法も単純で、45℃程度のお湯に食器用洗剤100mlを溶いたものを便器に注ぐだけだが、このとき既に便器につまった汚水があふれそうになっているなら、バケツに汲み出し、通常の水の量まで戻してから食器用洗剤とお湯を入れるようにしよう。
重曹&クエン酸によるトイレつまり解消
エコな洗剤としてたびたび登場するのが重曹とクエン酸だ。他の掃除で重曹とクエン酸を保管している家庭もあるだろう。
必要な道具としては
必要な道具としては
- 重曹:カップ50ml
- クエン酸:100ml
- お湯:45℃ 便器の半分くらいの量
これらを便器に入れると重曹とクエン酸の反応により泡立ち始める。この発泡作用によってトイレの汚れを落とすための洗剤効果を発揮する。
3. 洗剤を使わずにトイレつまりを直すには

間違えて何か落としてしまった。そのようなときは、洗剤だけでは対応できないかもしれない。専用の器具を使うことで、つまりの元となっている異物を取り出すか、排水口に押し流す手段を取ることになる。
すっぽん(ラバーカップ)でトイレのつまりを取り除く方法
すっぽんは、トイレつまりの原因となっている異物を吸い上げるために使うアイテムだ。洗剤を使うよりもトイレのつまりを手っ取り早く戻してくれる。
使い方としては、便器の排水口にできるだけ密着させてすっぽんを押し付ける。トイレがつまって汚水があふれそうになっていたら、通常くらいまで汚水を汲み出しておく。
力を入れてそれ以上押し込めなくなったところで、思い切り引っ張る。吸引力で異物が排水口から戻される仕組みだ。この作業を何度か繰り返して水がスムーズに流れたらトイレつまりは解消される。
使い方としては、便器の排水口にできるだけ密着させてすっぽんを押し付ける。トイレがつまって汚水があふれそうになっていたら、通常くらいまで汚水を汲み出しておく。
力を入れてそれ以上押し込めなくなったところで、思い切り引っ張る。吸引力で異物が排水口から戻される仕組みだ。この作業を何度か繰り返して水がスムーズに流れたらトイレつまりは解消される。
真空式パイプクリーナーでトイレのつまりを取り除く方法
すっぽんを使うには便器にある程度の水が溜まった状態が必要となる。水が溜まっていないときには、真空式パイプクリーナーが力を発揮する。こちらのアイテムも洗剤に比べるとより確実に異物を取り除いてつまりを改善してくれる。
使い方としては、真空状態にするために、排水口との間に隙間ができないように本体を押し付ける。レバーを上げ下げすることで、吸引力が高まっていく。吸引力がMAXになったところで、本体ごと引き上げる。一度で改善されない場合は、何度か試してみよう。
使い方としては、真空状態にするために、排水口との間に隙間ができないように本体を押し付ける。レバーを上げ下げすることで、吸引力が高まっていく。吸引力がMAXになったところで、本体ごと引き上げる。一度で改善されない場合は、何度か試してみよう。
4. 洗剤でも直らないトイレつまりは業者へ依頼しよう

洗剤を使っても、専用器具を使ってもトイレのつまりが解消されないときは、専門の業者に任せてしまったほうがいい。無理をすると便器そのものを壊してしまいかねない。
トイレのつまりを業者に依頼するときの相場
トイレのつまりに関する修理依頼は、およその相場をつかんでおいたほうが安心だ。料金の相場は「基本料金」「作業費」「出張料」で計算される。このほか早朝・深夜料金が加算されることもある。
基本料金は4,000~5,000円程度。軽度のトイレのつまり修理であれば、作業費は1,000~7,000円程度が相場だ。時間的に余裕がある場合には、3社以上から見積もりを取って比較検討してみるといい。
基本料金は4,000~5,000円程度。軽度のトイレのつまり修理であれば、作業費は1,000~7,000円程度が相場だ。時間的に余裕がある場合には、3社以上から見積もりを取って比較検討してみるといい。
ホームページをチェックする
業者の実績や技術力も依頼するときの判断材料にしたい。ホームページを開設している業者をチェックしてみよう。設立年数や施工事例などを見てみたり、水道局の指定工事店の許可を受けているかなども重要ポイントだ。
結論
トイレつまりが起こると、一瞬パニックになってしまう。しかし、ここは冷静になって台所に急行。食器用洗剤を使って様子を見てみよう。過去にトイレつまりで苦労をしたという方なら、専用器具を用意しておけば安心だ。すっぽんや真空式パイプクリーナーは、ホームセンターで1,000円程度で購入することができる。