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部屋のほこり掃除をなぜ溜まる?原因を知って効果的な掃除、予防を!

部屋のほこり掃除をなぜ溜まる?原因を知って効果的な掃除、予防を!

投稿者:ライター 前澤洋介(まえざわようすけ)

鉛筆アイコン 2021年8月 5日

掃除をしても溜まってしまうほこりに悩まされる方は多い。ほこりを取るには正しい順番や効果的な掃除方法があり、部屋の中でほこりの溜まりやすい場所を知っておくと便利だ。また、ほこりの原因やほこりを溜めない予防方法もご紹介する。

  

1. 部屋がほこりっぽくなる原因

生活しているといつの間にか部屋の中にほこりが溜まっていくが、ほこりの原因は意外と知られていない。ほこりへの対策を立てるため、原因を知っておくとよい。

繊維から出るくず

部屋のほこりの一番の原因は繊維から出るくずだ。カーペット・ラグ・布団・毛布のほか、衣類やクッションの綿なども原因になっている。布だけでなくティッシュや新聞などから出る紙の繊維のくずも原因の一つだ。静電気で壁などに付く場合もある。

砂ぼこり

窓やドアのすき間から部屋の中に入ってくる砂ぼこりもほこりの原因だ。繊維から出るくずにくっついてわたぼこりになる。

皮膚のかけら

新陳代謝によってはがれおちた皮膚のかけら・ふけなどもほこりの原因となる。これらはカーペットやクッション、ベッドなどでダニのエサにもなるので注意が必要だ。

ダニの死骸

ダニの死骸もほこりの原因の一つだ。ハウスダストによるアレルギーの原因にもなる。布団を上げ下げしたり、干しているときに叩いたりすることで巻き上がる。

花粉

花粉もほこりに含まれることが多い。杉やイネ、ブタクサなどは花粉症を引き起こすことで知られるが、他の花からも花粉が飛んでくることがある。

髪の毛や動物の毛

人の髪の毛や体毛・動物の毛などが抜け、ほこりが付いてわたぼこりになる。毛自体がほこりになるわけではないが、毛には細かいちりや砂ぼこりがついてまとまりやすい。猫は毛が抜けやすいことで有名だが、人の髪の毛も1日100本程度は抜けているため、部屋の中で簡単に見つけることができる。

2. 部屋の中でほこりの溜まりやすい場所

ほこりは部屋の中で意外なところにも溜まり、火災の危険にもつながる。また、床の掃除だけでは部屋のほこりの半分程度しか取れないため、気が付きにくいところでも意識して掃除することが大切だ。

家具の裏・上・側面・下

部屋の掃除をするときには床だけでなく家具にも注目するべきだ。テレビ台など低い家具の上は気が付きやすいが、タンスなど背の高い家具の上には思っているよりほこりが溜まっている。家具の側面にもほこりが付いており、払っておく必要がある。家具の裏側や下側は見落としがちだが、ほこりが大量に溜まっているので掃除機のノズルをつっこんで掃除するとよい。

コンセントやケーブル周り

ほこりは細かいため静電気で貼り付く性質がある。そのためコンセントや各種ケーブルはほこりの溜まりやすい部分だ。特にコンセント周辺のほこりが湿気を吸うと漏電・発火につながるトラッキング現象を起こすので定期的に掃除する必要がある。

部屋のすみ

ほこりは掃除の際に見落としがちな部屋のすみの方に溜まっていることが多い。ほこりは風や人の動きによって巻き上がり、壁沿いに落ちてくる。すみの方は念入りに掃除するとよい。

カーペットやラグ

ほこりは、何も敷いていないところよりカーペットやラグの上に溜まりやすい。特に毛足の長い敷物はほこりが絡まりやすくなるので、粘着テープのコロコロを掃除機の前に使用するなど工夫して掃除するとよい。

壁のほこりも注意

気が付かないうちに壁にもほこりが貼り付いているため、壁に手や体をつくと汚れる場合がある。ホコリアレルギーの方は知らないうちに壁のほこりが体に付いたり吸い込んだりしないように注意してほしい。

3. 部屋のほこりの効果的な掃除方法

部屋のほこりは掃除機を使うだけでは不十分な場合が多い。また掃除機では取り切れないこともあるため、工夫して掃除することが大切だ。効率よくほこりを取る方法をご紹介する。

換気しながら掃除をすること

掃除をするときには換気をしながら掃除をするのがベストだ。空気の流れを作っておけば、舞い上がったほこりが部屋から出ていく。

ハンディモップを使う

壁や家具の側面、掃除機を使えない家具の上などはハンディモップを使うとよい。壁や側面にほこりは静電気で貼り付いているので、静電気を取り除けるホコリキャッチャーも効果的だ。

掃除機の前にフロアワイパーをかける

掃除機の排気がほこりを巻き上げるため、事前にフロアワイパーでほこりを拭き取っておくとよい。フロアワイパーは細い繊維や髪の毛なども絡め取ってくれる上、壁際のすみまで掃除でき便利だ。ウェットタイプとドライタイプがあるが、掃除機と併用する場合はドライタイプがおすすめだ。

上から下に向かって掃除する

巻き上げたほこりはなかなか落ちてこない。ほこりを巻き上げないように、上から下に向かって掃除をするのがポイントだ。部屋の中で一番高い家具の上や壁から始めて、床は一番最後に掃除する。

水拭きで仕上げる

掃除の最後は床を水拭きして、残ったほこりを全て取ってキレイにするとよい。

掃除をするベストなタイミングは朝と帰宅後

部屋の中のほこりを取るベストなタイミングは朝一番か、または帰宅直後である。どちらも直前まで人が動いていなかったためほこりが巻き上がっておらず、理想的なタイミングだといえる。

4. 部屋にほこりを溜めない効果的な予防策

日頃からほこりの出ないような工夫をしながら生活するのも重要なポイントだ。簡単な内容ばかりなので、ぜひ実践してみてはどうだろうか。

布製品を減らす

ほこりの主な原因である繊維くずを出さないようにするため、部屋の中の布製品を減らすのが効果的だ。ソファやクッションをレザー製に替える、ラグやカーペットを使わない、カーテンをブラインドに替えるといった方法がある。また床をコルクマットにするとほこりを巻き上げにくくおすすめだ。

布団を叩かない

布団を干しているときに叩くのも避けた方がよい。布団を叩いてもほこりやダニの死骸などを十分に取ることができないばかりか、ただ部屋の中にほこりを巻き上げるだけになってしまう。布団用掃除機を使うのがベストだ。

家具の上に物を置かない

家具の上に物を置かないようにすると、拭き掃除がしやすい。特に高い家具の上には箱などのあまり取り出さないものを置きがちだが、押入れやクローゼットに収納して家具の上からどかしておくとよい。

換気や空気清浄機を使う

日頃から窓を開けて換気をしたり空気清浄機を使ったりしてほこりを外に逃がすとよい。ただし空気清浄機はあくまで補助的な役割だと認識し、日頃からこまめに掃除をすることを心がけるのが大切だ。

家具を掃除しやすい配置にする

家具を掃除しやすい配置にすることや、動かしやすい家具を選ぶことも重要だ。コンセント周りは家具を置かず、すぐに掃除できるようにしておくとよい。ほこり対策で部屋の模様替えを考えてもよいだろう。

ほこり予防グッズを使う

ほこり予防スプレーなどの予防グッズを使うのも効果的だ。また洗濯用の柔軟剤を少し混ぜた水で部屋の雑巾がけをすると比較的ほこりが溜まりにくい。

結論

部屋のほこりは数日で溜まってしまうため、こまめに掃除をするとよい。掃除の仕方や順番に注意しながら行うと、驚くほどキレイになるのでぜひ実践してみてはどうだろうか。日頃からほこりが出ないような部屋作りや習慣作りをすることも重要なポイントだ。
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  • 公開日:

    2020年2月21日

  • 更新日:

    2021年8月 5日

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