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乾燥機で縮む衣類の素材とは?対策や元に戻す裏ワザまで徹底解説!

乾燥機で縮む衣類の素材とは?対策や元に戻す裏ワザまで徹底解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年1月26日

乾燥機を使ったところ衣類が縮んでしまったという経験はないだろうか?そもそもなぜ縮むのか、防ぐ方法はあるのかなどを解説とともに、縮みやすい素材かどうかの見分け方についても詳しくお伝えする。縮んでしまった衣類を元に戻す裏ワザも紹介しているので、あわせて参考にしてほしい。

  

1. 乾燥機にかけると衣類が縮む理由

素材にもよるが、乾燥機をかけて縮む衣類は意外に多い。そもそもなぜ縮んでしまうのか、その理由を知っておこう。

熱で繊維が収縮する

乾燥機は60〜80℃などの熱風を当て、洗濯物を回転させながら効率よく乾かすものだ。素材によってはこのときの熱が原因で繊維が収縮、つまり縮んでしまうことがある。外干しや部屋干しなどで縮まないのは、これほどの高温にさらされないからである。

繊維が押しつぶされる

洗濯物は乾燥機の庫内で激しく回転し続ける。これにより、少しずつ繊維の組織が押しつぶされて縮んでしまう。いわゆる「目が詰まった」状態だ。

2. 乾燥機で縮むおそれがある服の見分け方

乾燥機にかけたときに縮むおそれがある素材を、事前に見分ける方法はあるのだろうか?

洗濯表示や注意書きで判断できる場合がある

黒の四角の中に黒丸、さらにその中に黒ポチが1つまたは2つ描かれている洗濯表示であれば、タンブル乾燥OK、つまり乾燥機にかけられる。黒ポチ1つなら温度は60℃、2つなら80℃が上限となる。ただしバツが付いていれば乾燥機はNGという意味だ。あるいは欄外などに「タンブラー乾燥はお避けください」などと記載してあれば、乾燥機には入れないほうがよい素材と思っておこう。

ただし洗濯表示では分からないことも

判断できる「場合がある」としたのには2つの理由がある。1つは、乾燥に関するマークの掲載は必須ではないことだ。つまり本来乾燥機にかけると縮みやすいものの、洗濯表示にはそれが書かれていないケースがあるということである。もう1つは洗濯表示には新旧があり、旧のものはそもそも乾燥機にまつわるマークそのものが存在しない。こうしたことからも「縮みやすい素材」をある程度把握しておくことが大切だ。

なお洗濯表示については消費者庁のサイトに詳しく書かれているので、ぜひ目を通しておくことをおすすめする(※1・※2)。

3. 乾燥機で縮むおそれがある素材とは

洗濯表示だけで判断できないことも想定し、乾燥機で縮みやすい素材を把握しておこう。

天然素材やレーヨン

綿や麻、ウールや絹などの天然素材は乾燥機で縮みやすい。とくにニットは編み目が大きいため、急速に乾燥させると隙間が詰まり縮むことが多い。天然素材を使ったニットは乾燥機にかけてはいけないと思っておこう。絹に似せて作られたレーヨンも同様だ。絹に近い手触りで光沢がありオシャレ着やジャケットなどに使われることが多い素材だが、乾燥機では縮む確率が高い。基本的に「天然素材やオシャレ着は縮みやすい」と覚えておこう。

ナイロンやポリウレタン

化学繊維であるナイロンやポリウレタンも乾燥機で縮む傾向がある。ウィンドブレーカーやスキーウェアなどに使われるナイロンは熱に弱いためだ。また合皮製品や伸縮性の高い衣類に使われやすいポリウレタンも、熱に弱い性質がある。同じように乾燥機で縮みやすいと思っておこう。

目が粗い・薄い・刺繍があるといった衣類も危険

素材だけでなく、ニットのところでお伝えしたように生地の目が粗い衣類、透けるような薄いシャツ、刺繍やプリントなどが施されている衣類なども縮むおそれがあるため気をつけよう。とくにプリントは熱に弱いため、そもそも熱風を当てること自体控えたほうがよい。

4. 乾燥機にかけても縮みにくい素材とは

逆に、乾燥機にかけても縮みにくい素材もある。「100%安心」とはいいきれないが、次のような素材の衣類は縮みにくいと思っておこう。

ポリエステルやアクリル

ポリエステルは熱や摩擦に強く、乾燥機に入れても縮む心配が少ない。アクリルも同様に縮みにくいが、乾燥機にかけると静電気が起こりやすくなる点だけは覚えておこう。

消耗品や人目に触れないものならOK?

自己判断にはなってしまうが、靴下や下着、タオルやシーツなど消耗品あるいは人目に触れることがほとんどなく、多少縮んでも気にならないものは乾燥機にかけてもよいだろう。

5. 乾燥機で縮むのを防ぐ方法はある?

乾燥機で縮むのを完璧に防ぐのは難しいが、リスクを少しでも低減するためのコツはある。

洗濯物を仕分けする

洗濯前に、乾燥機にかけても問題ないものと乾燥機にかけないものを仕分けし、それぞれ別で洗濯する。乾きやすい素材と乾燥に時間がかかる素材を分けておくとさらに効率的だ。

乾燥時間を短くする

これはぜひおすすめしたいやり方だ。最後まで乾燥機で乾かすのではなく、最初の20〜30分程度で取り出して外干しや部屋干しで乾かす。乾燥機から取り出したときはいわゆる生乾きの状態だが、熱を持っているため普通に干すよりも乾きやすい。そのうえ熱風にさらされる時間も、庫内に叩きつけられる時間も少なく済むため素材が縮みにくいというわけだ。

乾燥が終わったらすぐに取り出す

乾燥機にかけて乾かした衣類は、冷める途中にも伸縮して縮む。いつまでも乾燥機に入れっぱなしにせず、速やかに取り出して形を整えよう。

6. 乾燥機で縮んだ衣類を元に戻す方法は?

大切な衣類を乾燥機にかけてしまい縮んでしまった場合、元に戻す方法はあるのだろうか?完璧に、とまではいかなくても、ある程度復活させられる可能性はある。

もう一度濡らし、形を整えて乾かす

アイロンのスチームもしくは霧吹きなどを使って十分湿らせたのち、引っ張るなどして形を整えながら乾かすというのが基本的なやり方だ。あるいはもう一度洗濯して形を整えてから干すといった方法でもよい。

ニットにはトリートメントが効果的

乾燥機で縮んだ衣類がウールなどのニットであれば、トリートメントを使って元に戻せる場合がある。この場合「ジメチコン」と呼ばれる成分が含まれているトリートメントを選ぶのがポイントだ。洗面器などにたっぷりのぬるま湯を入れ、トリートメントをワンプッシュして溶かす。量が多すぎるとニットがベタつくので気をつけよう。ニットを浸し全体に液が浸透したら取り出し、手で軽く押すようにして絞る。あとは形を整えて乾かすだけだ。ハンガーなどに干すと伸びるおそれがあるため平干しをしよう。

7. 縮むと困るものは浴室乾燥機がおすすめ

大切な衣類は自然乾燥がベターだが、少しでも早く乾いてほしいときもあるだろう。その場合、乾燥機を使うよりも時間はかかるが「浴室乾燥機」で乾かすとよい。浴室乾燥機の風はそこまで高温にならないし、衣類が叩きつけられることもないため素材が縮むリスクはほとんどない。電気代が気になるときは、サーキュレーターや扇風機などを当てて部屋干しで乾かすといった方法もおすすめだ。

結論

乾燥機にかけると縮むおそれのある衣類などは自然乾燥や浴室乾燥機がよい。「大切な衣類が縮んで着られなくなった」という状況を避けるためにも、洗濯表示は必ず確認しよう。短時間で洗濯物を乾かせる便利な乾燥機だが、少なからず繊維へのダメージがある。少しでも不安があるときは自然乾燥や浴室乾燥機に任せることをおすすめする。

(参考文献)

  • 公開日:

    2020年2月19日

  • 更新日:

    2021年1月26日

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